’09.2.1放送「クレンジングの仕方@」
吹田)吉木先生は、日々、診察されていて、
患者さんの顔を見るとその方の肌のお手入れ法の癖がわかることがあるそうですね?
吉木先生)
「よくあるのが、こすりすぎによるもやもやとシミのあるタイプの方。
また、たたく癖のある人は赤ら顔になりやすいです。
また拭き取りタイプのクレンジングをしている人は、顔全体が乾燥していたり、
湿疹のようなものが出来ていたりします。
基本的に「こする」「たたく」「ふき取る」はすべて肌を傷めます。
吹田)スキンケアの中で肌トラブルを最も起こしやすいのはクレンジングなんだそうですね?
吉木先生)
私が見ている患者さんの中でも実はクレンジングによるトラブルが圧倒的に多いです。
大半の女性がクレンジングが強すぎるのです。
だからクレンジングを変えるだけで肌の状態がよくなる方がいるぐらいです。
吹田)「まずクレンジング剤を選ぶ時、どんなことに気をつければよいですか?」
吉木先生)
クリームタイプがお勧めです。
油分が多いオイルクレンジングは界面活性剤を多く含むので肌への負担が大きい。
逆に油分が少ないリキッドやジェルタイプは、強い界面活性剤を使用しているものが多い。
総合的に見てバランスがよいのはクリームタイプです。
だが、いずれにしても洗い流すタイプがお勧め。
ふき取るタイプは肌を傷めます。
吹田)「マスカラや口紅は専用リムーバーで落とした方が良いのですか?」
吉木先生)
普通のクレンジングより洗浄力が強いので肌への刺激になり、
毎日使えば炎症につながり、しみやしわの原因になります。
代わりに薬用のオリーブオイルを使うことをお勧めします。
’09.2月8日放送 第2回「クレンジングと洗顔 A」
吹田)「クレンジングでメイクは残さずしっかり落とした方がよいのですか?」
吉木先生)
しっかりクレンジングはかえって肌を傷めるので、ずぼらクレンジングをお勧めします。
メイクは6割落ちればOKです。
アイラインやマスカラが多少残っていても肌に浸透することはありません。
「しっかり」より「ゆるゆる」の方が肌は傷まないのです。
吹田)ゆるゆる? ずぼらクレンジングでいいのですか?
吉木先生)
クレンジングは強い洗浄成分を含むので肌と触れる時間が長いほど肌を傷めます。
顔全体でトータル40秒ほどで終えるのが目安です。
すすぎも素早く。豪快な洗い方の「おやじ洗顔」をイメージして下さい。
吹田)「クレンジングの後は、洗顔ですが、洗顔料はどのようなものがよいのでしょうか?」
固形石鹸がお勧めです。
洗浄力に優れ、肌に負担が少ないからです。
皮脂が多い皮膚の強い部分Tゾーンから洗い始めて下さい。
吹田)「やはり洗い上がりは、しっとりするものが良いのですか?」
吉木先生)
肌に油膜が残るので化粧水が浸透しにくくなりますのでお勧めしません。
吹田)「肌にやさしい弱酸性のものがいいといわれますが・・・?」
吉木先生)
洗顔料が弱酸性でも、中性の水道水で流した直後の肌は中性なので
弱酸性の洗顔料で洗っても意味はありません。
第3回 2月15日放送「しみ予防・対策」
吹田)ちょうどこれから紫外線が気になる季節になり、シミを防ぐのに、
日焼け止めを使う人も多いと思いますが
紫外線防止効果を示すSPF PAの数値が高いものほど効果が高いと考えた方がよいのですか?」
吉木先生)
SPF20のものと50のものはそれほど効果は変わりません。
15以上のものはこれも殆ど変わりません。
選ぶ場合はSPFにあまりこだわらず、肌への優しさを考慮において選ぶべきでしょう。
吹田)「肌に優しい日焼け止めとはどのようなものですか?」
吉木先生)
紫外線吸収剤ではなく、紫外線を跳ね返す散乱剤を使った製品がお勧めです。
「吸収剤フリー」「ノンケミカル」と表示されています。
ウォータープルーフは肌に負担になるので避けた方がよいでしょう。
ただ「ノンケミカル」でも毎日顔に塗っていいというものではないので、
お勧めはパウダーファンデーションや白粉です。これらの肌色の粉には紫外線を防ぐ効果があります。
特にSPF表示がないものでもきちんと塗ればSPF20ぐらいの効果が出るものが多いので
日々の外出が2時間以下であればこのぐらいで十分でしょう。
吹田)「しみの予防に美白化粧品も沢山出ています。選ぶ時に迷いますが何か目安はありますか?」
吉木先生)
成分が分かりづらい場合は「医薬部外品」を選ぶ方法があります。
美白用の医薬部外品であれば必ず美白成分が入っています。
また、ビタミンC誘導体配合化粧水などもお勧めです。
吹田)「美白化粧品でしみはとれるのでしょうか?」
吉木先生)
残念ですがシミの大半を占める老人性色素班はとれません。
美白化粧品はあくまでメラニンの生成を妨げるもので、消しゴムではありません。
ただ頬骨のあたりにできる肝班やニキビ跡にできるシミなどには、
週に1回のピーリングをお勧めします。
ピーリングで代謝をよくすれば角質と一緒にメラニンを捨て肌を若返らせることが出来ます。
第4回 2月22日放送 「しわ予防と対策」
吹田)「年齢を重ねてくると、どうしても、しわが気になりますが、
しわを防ぐにはやはりまず肌の乾燥を防ぐことが大事なのでしょうか?」
吉木先生)
しわの原因の主たるものは乾燥ではありません。皮膚のコラーゲンが傷むことにあります。
しわ=乾燥と考えがちですが、保湿をしてもしわは伸びません。
コラーゲンが年をとると共に減り、傷んでくるため、これがしわになります。
吹田)「そうすると、飲むコラーゲンやアミノ酸を摂ることが有効になるのでしょうか?」
吉木先生)
飲んだものがそのままお肌のコラーゲンになるわけではないので
残念ながら飲んでもお肌のコラーゲンは増えません。
原料がいくらあっても、年をとると工場が働かない、
つまり、コラーゲンを生み出す細胞自体が老化するので効果は期待できないでしょう。
吹田)「ではどうすればよいのでしょうか?」
吉木先生)
コラーゲンを増やすスキンケアの方法があります。
@ ビタミンC誘導体の化粧水を朝晩使う。
ビタミンCはコラーゲンを増やす働きをします。
美容皮膚科やホームエステでのビタミンCのイオン導入もいいでしょう。
A レチノール配合のクリームを使う。
レチノールもコラーゲンを増やす働きをします。
B 週に1度、洗い流すタイプのピーリングを行う。
ピーリングを続けていると真皮のコラーゲンを増やす作用があります。
吹田)最後に女性リスナーの方にメッセージをお願いします。
吉木先生)
美肌を守る為には規則正しい生活、睡眠と食事と運動が大事です。
これが美容の三本柱です。生活は顔に現れますので気をつけて下さいね。
Cheer for Ladies
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