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カラリパヤット伝統の治療法 マルマチキッツァ
   [ Kalari Chikitsa or Marmma Chikilsa]

マルマ(Marmma)ツボを意味し、ChikitsaまたはChikilsaとは治療を意味します。
またマルマとはわが国には仏教を通じて「断末魔の叫び」のなかの「末魔」(中国語表記)としても伝えられており、古代インドの言葉で、この部位に矢、剣、殴打による刺し傷、切り傷、打撲によりその患者の予後を判断し治療しました。
インド伝統医学アーユルヴェーダAyur vedaの理論で、体中を走りめぐる無数の経路及び脈管(スロータスSrotas 及びナーディNadi)の重要点上に相当する体表部を急所、ツボとして、その阻害、切断による体への被害を抑える事を目的とします。
また、戦闘による負傷でなくとも生活や事故、体質、加齢による症状にも勿論適用されております。

この療法はわが国の鍼灸指圧のような「この病気にはこのツボ」といった遠隔的用法は少なく、脈管の異常、及び整形外科的見地から、組織の修復のための手技。及びアーユルヴェーダの三大体液説(風、水土、火)の薬学、身体観を主眼としています。

ケーララ州は熱帯雨林気候で独特な薬草の宝庫です。
家伝の薬はいくつかありますが、「カシャーヤム Kshayam」と呼ばれる薬草を細かくし乾燥させた薬は漢方薬のように量の4倍の水で4分の1になるまで煮立たせるという同じ方法をとり、骨や関節の回復を早める薬です。
一般には症状にあわせた薬油によるオイルマッサージ、負傷部位に包帯による固定。が行なわれていますが、カラリ治療法の中でも非常に有効で独特な効果を表す物が「キリ Kizhi」と呼ばれる治療法です。
薬を包んだ布の玉を作り、熱した薬油に適量浸け、それを用いてマッサージ、温熱療法を施します。
また独特な足による足圧オイルマッサージは強弱を調節し、足を手のように使うようにして行なわれます。
カラリパヤット家は主に稽古の指導の月謝よりはこのように町医者、治療家として生計を立て、
地域の住民から慕われています。