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(第12ページ)

「チャーッパ・・・このことは二人だけの秘密だぞ・・・・
あの薬籠と紐をテーイから奪い返してくれ・・・
そして息子のアンパディーに渡してくれ・・・
チャーッパ・・、俺とお前の運命は・・・・
ローカナルカーブ寺院の女神によって定められているのだ・・・・。
女神のまいた種・・・・女神の収穫・・・・。」

チャーッパンの感情は新月のようにうせて消え、
勇気ある愛すべき男を前に歯を食いしばって聞いていた。

カタッタナードゥの男たちが壇上にかけ寄せ、
コーマッパンは 「愛する弟よ・・・裏切られたか・・・。」 
パイヤンピッリチャンドゥ師は 「おお、我が友よ・・・。」とつぶやいて、
二人とも次々に気絶してしまった。
オテーナンは懸命に皆が悲しまないように、渾身の力振り絞って、手を上げた。
その場にいた皆は驚き、包帯で額を締め直し、バニヤン樹の木陰に運んで寝かせた。

コーマッパンとチャンドゥは気を取り戻し、
プッラヴァンの男はココ椰子の水を持ってきて、
チャーッパンのひざを枕にするオテーナンのもとにやって来た。

死に行く者への別れの水盃を、チャンドゥ師が受け取り、
コーマッパン、チャーッパンもそれにならい、オテーナンの口に水を注ぐ。

オテーナン 「に、兄さん・・。クンキとアンパディーの・・・後を頼むよ・・・・。」
そして、話せなくなってから、しばらくして呼吸が速くなった。

オテーナンは口をまた開く。
「俺の・・チャーッパン・・・俺の代わりに・・・見守ってくれ・・・水・・み・・・。」
コーマッパンは水を与える。

「息子に・・・俺の・・ウルミを・・教えてやってくれ・・  
俺を・・だました・・・男・・・プッラヴァンが・・・全て・・仇をうってくれた。
もう・・これ以上・・・報復は・・・いらない・・約束・・・・・・。」

コーマッパンをはじめ、全員同意した。

チャーッパンはその男の人生を尊敬して、英雄に対して頭を下げた。

オテーナンは両目を閉じた。

一人の英雄は旅立ちの許可を得た。

カタッタナードゥの新しい世代に一握りの種を撒いて。

            ○ ○ (終)