
ととりあえずやっつけ仕事で作ったページなので近々ちゃんと写真入れて作ります。

通常、喧嘩(殺戮!?)を避けるために♂と♀は個別に飼育しますが、いよいよお見合いです。♂も♀も羽化して1年経ったものを使うのが安全です。お見合いするとすぐに合体しちゃうという・・若いモンは話が早いですな。2,3日同居させれば十分でしょう。心配なら1週間くらい同棲生活させてあげてください。ウチの場合は種親ペアは前年の冬から同棲させて2人力を合わせて?厳しい冬を越させて春も一緒にいるので、特にこの作業はありません。
さて、産卵セットを作ります。♂は出産に立ち会う必要はありません。むしろ邪魔になるので別の飼育ケースに移してください。セットの仕方は千差万別ですが、ウチではシンプルに半日加水し半日陰干しした産卵木をマットの上に1本置くだけです。産卵は超重労働ですから栄養満点なエサをたくさん入れてあげましょう。10日ほどで産卵木を取り出し、必要であれば2本目投入。


なんと言ってもこれが楽しみなんです。1gにも満たなかった小さな幼虫たちが何gまで成長しているか。幼虫の居所までスプーンでほじくり返していきます。体重を測ったら記録し、新しい菌糸瓶へ。新しい瓶は中央にグリグリッと穴を開けて、そこに幼虫の頭を突っ込めば勝手に潜っていきます。このとき♂20g、♀10g程度まで成長しているはずです。

産卵セットから取り出した産卵木は乾燥しないように保存しておき、40日前後で産卵木から幼虫を取り出します。幼虫を傷つけないようにマイナスドライバーなどで少しずつ丁寧に木を割っていきます。オオクワには硬めの産卵木が良いと言われますが、あまり硬いと、この割り出し作業が難儀します。取り出した幼虫は2,3日マット(うちはクルビマット)で様子を見て、元気なようであれば菌糸瓶へ投入。実のところ、ウチでは30日で割り出して卵のまま保管し、孵化次第、ど初令のまま菌糸瓶へ投入してます。4月にペアリングをし、5月に菌糸瓶に投入すれば、羽化するまでの期間が長く取れて、より成長が望めますが、夏場の温度管理をしていないウチのような場合は、9月、10月に羽化する個体が出てしまうため、やや遅めにしています。

1年かけて飼育してきた幼虫たちがいよいよ蛹になります。特に何か手を加えることはありません。むしろ触らないで下さい。とてもデリケートな次期ですので、ただただ見守ってあげましょう。

ウチの環境では羽化が7月中旬からになるので、もう1度菌糸瓶交換が必要になります。冬の間は菌糸があまり傷まないうえに、たいして食べていないので交換するのはもったいないのですが、さすがに10月に交換した瓶を羽化まで9ヶ月近く引っ張るのは無理があるので、安全に羽化させるためにもここで最後の交換をしておきます。春になって交換すると、交換のショックで蛹化してしまう恐れがあるので冬の間に交換します。なぜ蛹化しちゃ困るかって?瓶交換すると幼虫の体重は必ず減ります。交換直後に蛹化されては体重が減ったところで蛹になるわけで。サイズを大きくしたければそれは避けたいですからね。夏場は詰めた後、1週間もすれば使えるようになりますが、気温の低い冬場は完成まで時間がかかります。詰めた後、20日間は置いておきます。
幼虫を飼育するための菌糸瓶を作ります。完成した菌糸瓶も売っていますが、高いし詰め方が甘いしで良いことないので自分で作ります。菌糸ブロックを購入し、周りの白い部分は取り除いてバラバラに崩します。これを瓶に詰めていきます。1本目の瓶は初令の幼虫でも食べやすいように緩めに詰める場合が多いですが、ウチでは長持ちさせるために1本目から硬く詰めます。1週間もすれば真っ白な菌糸瓶の完成です。
蛹になってから約1ヶ月で成虫に。たいてい♀は無事に羽化しますが♂は羽化不全で☆になってしまうのがいるかもしれません。明らかな不全がある場合には、羽化しても短命な場合が多いです。80mm超を期待できる30g台の幼虫は羽化不全の可能性が非常に高くなりますが、ウチではそんなの出ないので関係ないです・・。羽化したての成虫は非常に弱いので、1ヶ月ほど放置した後に取り出して下さい。と言いつつ我慢できずに3日目とかで掘り出しちゃったりしてますが・・。
最後の菌糸瓶交換です。ウチのなんちゃって温室でも、現状維持か1,2gの伸びは見込めます。5g近く増えている幼虫も稀にいます。♀はほぼ現状維持ですね。♂25g、♀12gくらいあれば上出来でしょうか。ただし羽化まで5ヶ月残っているので、まだ伸びる可能性はあります。20gの幼虫が76mm超で羽化したりしますから。
必ずしも必要なわけではありませんが、冬の間にも少しでも成長してもらう(体重を減らさない)ために温室へ移動します。温室といっても自作品で熱源はパネルヒーター1枚だけ。サーモスタットを用いて完璧な温度管理をしている人と比べると実にしょぼいです。真冬には余裕で10℃以下になってます。それでも常温よりは多少はマシ。
