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元禄2年、俳人松尾芭蕉は江戸から徒歩でわが町一関を訪れた。 磐井橋のたもとに奥の細道最北の宿をとり、奥州平泉藤原文化の史跡を見て回った。 芭蕉は、平泉に着くと高舘に立ち、夏草の露と消えた藤原氏三代の跡を眺め、 いつまでも涙したという。 「夏草や 兵どもが夢の跡」と詠んでいる。 これは悲運の義経に対する感傷だけだったのだろうか? 荒れ果てた夏草の中に、この地を去りがたい義経たちの亡霊と 語り合っていたのかも知れない。 2009年5月12日で芭蕉が訪れてから320年となる。 二夜投宿した奥の細道最北の宿は「二夜庵跡」として石碑が残るのみだが、 当時から変わらぬせせらぎに耳をすませば、当時を忍ぶこともできよう。 現在は新幹線で、東京から2時間ちょっと。奥の細道と言われた岩手も近くなりました。 平泉観光はもとより、岩手観光の起点、是非一関を訪ねてみて下さい。