ヘッダーイメージ 本文へジャンプ
研究内容

 生物多様性の仕組,意味,進化,保全に広く関心をもって研究している.とくに興味をもっているのは,島にすむ生物の生態と進化,托卵習性の進化,日本列島 の生物相の起源と発達,動物の知的な行動の発達過程,希少種や渡り鳥の生態と保全,野生動物と人間生活との軋轢の発生機構,温暖化が生物多様性に与える影響などである.いろいろな生物に関心をもってい るが,主な研究対象は鳥類である.

 ホトトギスのひなを育てるウグイス

 
新潟市におけるコムクドリの産卵開始日の年変化(3月1日=1).28年間で15.8日早くなっている。
Koike et al. (2006)
。                                       

 最近の15年ほどは,人工衛星を利用して渡り鳥を追跡し,渡り経路や渡りの経時移動パターンを明らかにする研究に励んでいる.この研究は同時に,滞在個体数や滞在日数 から各中継地の相対的重要性を評価したり,衛星画像や地理情報システムなどを利用して生息地の環境解析を行なったり,繁殖地や中継地,越冬地の保全上の問 題点を明らかにすることにも焦点をあてている.対象地域は,日本以外ではロシア,中国,インド,南米のガラパゴス諸島など,対象種は,マナヅル,タンチョ ウ,クロヅル,コウノトリ,サシバ,ハチクマ、ガラパゴスアホウドリなどである.

 衛星追跡の仕組.イラスト:重原美智子            

 
ハチクマの秋の渡り衛星追跡結果。



 宮城県伊豆沼からのオナガガモの渡り.USGS Alaska Science Centerとの共同研究.   

 また,カラスと人間生活との軋轢発生の仕組,マガンによる農業被害の発生機構,サシバの環境利用と採食生態,コアジサシの新繁殖地創成と保全・管理、ツバメの環境利用と繁殖生態などについての研究にも取り組んでいる.研究手法としては,通常の野外観察以外に,いろいろな先端科学技術を取り入れている.

 ゴミ捨て場に集まるハシブトガラス

 これらの研究の多くは,研究室の学生や教員、国内外の研究者との共同研究として行なっている. これまでの主な共同研究団体は以下のとおり。
 
 国立環境研究所、日本野鳥の会、山階鳥類研究所、我孫子市鳥の博物館、静岡大学、信州大学、朝鮮大学校、Boston University(米国)、 University of Connecticut (米国)、 University of Michigan(米国)、Wake Forest University (米国)、USGS Alaska Science Center(米国)、梨花女子大学(韓国)、国際ツル財団(米国)、ヒンガンスキー自然保護区(ロシア)、ダウルスキー自然保護区(ロシア)

国際会議後の釧路湿原でのひととき。ロシア、韓国、北朝鮮、中国、米国、日本の関係者が参加。

                            TOPへ
フッターイメージ