Orchid Mantis

ランカマキリ Orchid Praying Mantis インドネシア産


メスの羽化その1
メスの最後の脱皮です。成虫まで6ヶ月とオスの羽化より2ヶ月遅れての羽化です。
終礼幼虫のより遥かに大きくなり、2倍に近いサイズアップとなります。その分、危険も大きくなり緊張の走るひと時です。

こちらから羽化の連続写真へ飛びます。
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メスの羽化その2
殻から抜け出た成虫は頭を上に戻し、シワシワの羽に体液を流し込み広げていきます。
サイズが大きいため野生では今までの脱皮よりも数段危険な時間帯です。羽化が始まったのが深夜で羽が伸びきるまで2時間強、現地でも深夜にこっそりと行われるのでしょうか。

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メス成虫 体長8.5cm程

上と同個体。幼虫の頃のピンクやグリーンは薄くなり、腹も通常のカマキリ類と同じく水平になりサイズの問題もあり擬態効果は著しく下がります。
だが見方によっては畳んだ羽がつぼみのように見えたり胸の茶色が枯れかかってきたところに見えるのは私だけでしょうか?


メス成虫のアップ

「綺麗な薔薇にはトゲがある」とはよく言ったものです。
前脚部分の刺は例え可憐で美しいハナカマキリでも獰猛な.捕食生物だということを実感させるには十分です。

コレが人間と同じサイズだったら、、、考えるだけで恐ろしいです(笑)


軽い羽化不全を起こしたメス成虫

羽化の際に湿度がすくない場合、羽を伸ばすのが上手くいかず画像のように体液が滞り水泡を作り羽が上手く畳めなくなります。
命にはかかわらない不全ですが少し見ていて痛々しいですし交尾の際にオスが上手く交尾できないという可能性があります。
対策としては羽化が近づいてきたら湿度を上げる工夫をすると羽化不全を防止できます。


オスメス成虫の体長比較

御覧のとおりの「ノミの夫婦」状態。ランカマキリはカマキリ類の中でも雌雄の体長差は激しい部類に入ります。
カマキリといえば有名な「オス食い」も当然のごとく発生しますので交尾の際はコツやテクニックを使わなければ安全に成功はしません。

交尾への道その1

メスはある程度餌を与え(腹7〜8分目)
オス=餌という概念を焼失させます。
それでもなお敵とみなし、噛み付かれる可能性も有りますので後ろより接近させるように誘導します。
コレが又大変で乗り気ではないオスは捕食されるのではという恐怖心から飛んで逃げて慣れない内は大変なことになります。  

交尾への道その2

なんとかメスの背中までたどり着き、第一関門は突破です。背中の上でオスは前脚で小刻みにメスの背中をたたき(ドラミング)メスにアピールし交尾を促します。
メスしだいで交尾に及びますがやる気が無かったりオスがへたくそだったりと(笑)3分で始まる場合もありますし一晩中オスが背中をたたき続けてもダメな場合もあります。
写真のメスは羽の羽化不全のため交尾させやすいように後ろで羽を束ねています。


交尾への道その3

メスが捕食している隙にオスを背中に誘導して事に及ぶというテクニックも有ります。
但しメスは食欲に、そして食後の身づくろいに夢中でなかなか同意を得られずオスはそして見守っている飼育者もやきもきして待ちくたびれてしまう結果にも陥りやすい方法です。

交尾後のメス成虫

交尾後のメスは産卵のため前にも増して食欲が旺盛になり与えれば与えるだけ食べるようになります。

しかし過食は状態の悪化を引き起こし不妊や最悪の場合、突然死などになりかねません。
食事量を制限しつつ産卵に備えるのは人間とまったく同じです。


オスの老衰死

雌雄で体格に大きな差のあるランカマキリ、メスが6ヶ月以上と長寿なのに対してオスは長生きで3ヶ月ほどと極端に差が有ります。

体格の差、故に成虫になる時期も同じ大きさの幼虫であれば2ヶ月の開きとなります。これは同腹、同サイズの幼虫ではブリード期間は僅か一ヶ月ということになり、ここがハナカマキリの繁殖を難しくしているところのひとつだと思います。


メス成虫の産卵

通常、交尾より10日から2週間で産卵となります。オオカマキリ等の卵塊のような玉型で大量の卵ではなく卵を並列に並べ伸ばしていく方法で卵塊を作り、個数も少なく個体によって様様ですが30〜70個ほど産卵します。

産卵後、親は卵塊のそばを離れず、数日の間、捕食者から卵をガードします。

以下、つづく!!