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2011年活動報告

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立花クリニック院長・島田憲明先生による 『災害時の透析医療』講演会内容

平成23年3月6日に江東区総合区民センターにおいて、大地震の際の透析患者の心得、薬や食事の管理および避難方法という内容で、島田先生に講演を行っていただきました。まさに大震災が起こる5日前という日に、この講演会は行われました

 

(以下は講演の内容です。なお、講演はスライドを使って行われました)

スライドに映っているのは新潟で2004年に起こった震度7の新潟中越地震のニュースの画像です。人間は震度4以上の地震の際には何もできないと言われています。新幹線が脱線しています。

これは、小地谷総合病院の先生に頂いたスライドですが、病室が危険ということでホールで患者さんが治療を受けています。まるで病院は野戦病院の様であったと言っていました。担架で、シーツで、おぶって患者を全員無事に避難させたと。

(画面変わって)

これは、2007年能登半島で起こった地震の映像です。

それから、2008年には岩手・宮城内陸地震が起きました。

この様に日本は非常に地震が多い、約2000本の活断層があるそうです。地震というのは1904年からの約90年間では、地震1回を点1つで表すと日本が隠れてしまうくらいの地震が起きています。日本での地震は深いところでの地震はあまり無く、多くは浅いところでの直下型の地震となっています。

(プレート図を示して)太平洋プレートがあり、フィリピン海プレートがあり、ユーラシアプレートを毎年10㎝ずつ押しており、歪んだときに地震が起きるんだそうです。東京近辺ではどうなっているかと言いますと、東京湾北部断層がとても危険なところです。

関東大震災の前には前兆ともいえる地震が起きており、震災後も余震が起きています。その後、約90年東京では大きな地震が起きていないのですが。(関東大震災時の写真を映し出す)

もし、東京で大地震が起こったら。しかも、東京直下型が起こったらどうなるか。今、想定されているのは、先ほど言いました東京湾北部あたりで起こる地震でマグニチュード7.3だとすると、江東区は震度6強ですね。非常に危険ですね。都心西部、新宿あたりで地震が起きた場合には、江東区は震度6弱くらいでしょうか。都心東部、我々がいる場所で地震が起きた場合には、最悪、震度7が観測されるのではないかと推定されています。たとえば、東京湾北部地震でマグニチュード7.3が起きた場合には液状化で建物が全壊するところを赤く染めています。江東区・墨田区あたりは、揺れがひどく、地面の液状化が起こる可能性も高いのです。

東京のような大都会で地震が起きた場合の参考として、1995年の阪神・淡路大震災があります。マグニチュード7.3、震度7。死者が6400人、重軽傷者が4万人です。この様に、都会での大地震は大きな災害を起こします。
東京でどのくらいの家が全壊するかといいますと赤く塗られているところでは多く、隅田川沿いは危険であると言えます。家の燃え方がひどいのは内陸部。それから、家が密集しているところでは、消火活動が困難であるといわれています。

阪神・淡路大震災の教訓としては、

①「逃げる防災から戦う防災へ」

     皆が逃げてしまったら、誰が火を消すのか?

     家の下敷きになった人を助けられない。近所のお年寄りを助け出せない。

 ②避難所の収容能力はせいぜい1015

     88%は自分の家や車の中、公園、グランド等で避難生活を送らなければならない。

とすると、自分の家をシェルターする。しっかり耐震にしておく。あるいは食料等を備蓄しておくことが必要であるということが防災システム研究所から出されています。

 では、災害時の透析の医療はどうなるのでしょうか。

地震直後、小地谷総合病院の様子ですが、ベッドがグチャグチャになり、蛍光灯が落ちてきています。透析の機械は倒れてはいないようですが、とても移動していますね。

スタッフのいるところは、この様にグチャグチャになっています。この様な状況になってしまったら透析は出来ませんよね。ここでは、無理である。

 3年ほど前に東京東部の江東区・墨田区・江戸川区の透析クリニックでアンケート調査をしました。

     電気と水道が確保されていれば通常通りの透析が可能か?
なんとかなるだろうと答えたのが24%、一部なら可能だと思うというのが55%、合わせて約80%ができると答えています。

     ダイアライザー、回路、透析液、薬剤などのストックは何日分確保されているか?
1
2日分が24%34日分が55%、約80%3日程度ということになります。中には1週間以上分を備蓄しているという施設も8%ありました。

     もうひとつの大きな問題がスタッフが来れるかという問題です。

透析医は50%が1人は来ることが出来るだろう、という答えで、看護師は遠くから通われている人が多いため、多くの人が公共交通機関がストップしていれば来れないと答えています。

     患者さんとの連絡手段は?

50%以上が家の電話や携帯電話と答えており、災害時伝言ダイヤルを周知しているというのが34%でした。最近の通常の電話は電気がないと使えないというものが多いですし、携帯も一斉にかけるとかからなくなってしまいます。連絡手段をどうとるかという点も大きな問題です。

     自分の施設で透析が出来なくなったとき、患者さんを他施設に移送する場合、スタッフが付き添えるかという点については、看護師か技師が付き添えると答えたのが42%、医者が行くことになりそうだというのが2%、誰かが付き添えるというのが12%55%はスタッフが付き添えると回答しています。

     災害のときスリッパで非難するのはとても危険なため、透析時にスリッパに履き替えずにやっている施設はどのくらいか。

63%の施設がスリッパに履き替えて透析室に入っていると答えています。靴のまま透析室に入るが11%。靴も持って入るが2%でした。従来、スリッパに履き替えるというところが、多いのですが、避難をするということを考えると、是非スニーカーなり履きやすく多少走っても脱げないという靴を履くなり、または持って入るというようにすべきとマニュアルには書いてあります。

     透析室は何階にあるか?

1階というのは6%2階が34%3階が52%です。災害時はエレベータが使えません。階段を使います。歩ける患者さんならよいのですが、歩けない患者さんの場合は、スタッフが背負うが24%、ストレッチャーが10%、担架が21%、その他にはシーツなどを使うなどがあります。


では、災害時の透析はどうなるか?

災害時の透析は通常の透析と比べて大きく変わります。

災害時には通常の施設の半数以下しか透析が実施できません。江東区には現在10施設くらい透析施設がありますかね。とすると、透析できるのは5箇所以下ということになってしまいます。

透析ができる施設では多くの患者さんが透析を受けるため、短時間透析で34サイクル、あるいは昼夜兼行で透析を実施するということになります。

透析ができる施設でも透析用水やダイアライザー、薬品などの確保が困難となり、ストック分が無くなれば透析できなくなってしまう。

透析可能施設でも医師やスタッフが十分に確保できない可能性がある。

それから、自宅や避難所近辺に透析のできる施設が無いという可能性も考えられます。遠くまで行かなければならないということになります

災害時に想定される透析条件で透析を実施した場合透析効率が悪くなるかをチェックしてみました。

ダイアライザーはⅠ型、これは透析効率は悪いが、水質が多少悪くても安全であると言われています。水道が使えなくなった場合は自衛隊等が給水車で水を持ってくるわけですから、いつもの水質で透析ができないということが考えられます。しかし、現在ではこのⅠ型はほとんど使っていないというのが現状です。透析効率の良い4型や5型というものを使っています。

次に想定として、透析液流量は300ml、透析時間は3時間、血流量200mlで行った場合、透析効率は23.5%低下します。3時間透析なのでドライウェイトまで徐水できない。毒素の除去量が減るのでカリウムやリンが十分に除去できない。スタッフがボランティアで来ている場合は、透析に慣れてない場合があるので、穿刺がうまく出来ない場合があるので、患者自身がシャントをよくしておく必要があります。また、内服薬は処方が受けられない場合がありますので、1週間分くらいは余分に手元に持っておいた方がよいと思います。

そのようなことを踏まえて、透析患者用の「災害対策マニュアル」というのを東京都区部災害時透析医療ネットワークで作りました。私もワーキンググループの一員として参加しました。

自宅が被災を免れた場合については、まず①自分が通っている透析施設に連絡をする。②透析施設と連絡がつかない場合は保健所に連絡します。③保健所とも連絡がつかないは透析の出来る災害時拠点病院に連絡するという順序になっています。

次に自宅が被災したとき。①指定された避難所に避難します。②避難所の係員、看護師、医師に自分が透析患者であることを伝えます。③自分の通っている透析施設の状況を確認します。連絡がつかない場合は避難所の係員の指示に従うという順になっています。

この地域の災害拠点病院は墨東病院です。どこの医院でも透析を受けてもらえなかった場合は墨東病院に連絡すればなんとかしてもらえます。

透析中に災害にあった場合に備えて透析室内からの避難経路を確認しておく必要があります。

地震の場合、天井からの落下物に備えて布団をかぶり、ベッド柵をつかみましょう。

緊急離脱のときは、外に出て身の安全を確認したあとで抜針部の消毒とシャントの確認をする。帰宅するときは、スタッフと今後の連絡につき話をしておく。

 災害時要援護者透析カードを必ず書き込んで持っておきましょう。これが無い人とある人では、病院の対応の早さが違います。持っていない人は後回しにされてしまいます。コピーをとって、お財布や、緊急持出し袋等に入れておきましょう。

 東京に透析する場所が無い場合を想定して、練習船に透析患者を乗せ千葉県や神奈川県に移動するという支援船構想がありますが、その練習線に乗る前に小さな船で東京湾の沖に出る必要がありますが、その際、川で透析患者を乗せるわけですが、川には水門があり、その水門は電気で動くわけです。地震の際に停電になるということも十分に考えられ、その様な点から難しいということも言われていますし、大地震ですから、川などには色々な物が流れてきたり、橋が崩れて川を塞いでしまいという状況も考えられます。

 洪水の場合を想定すると、歩ける深さは元気な男性なら約70cm、女性で約50cmと言われています。

次に帰宅困難者の心得10か条というものがあります。これは、遠くに勤められている人の場合なのですが、①家に帰る地図を作っておく。②歩いて帰る訓練をする。③事前に家族で集合場所などを話し合っておく・・・と10か条あります。また、緊急時には無料になる自動販売機もあります。透析患者は水分制限があるので、常にどの程度水分を取ることができるかを考えておく必要があります。

ハイパーレスキュー隊や自衛隊も震災時には活動します。自衛隊には5トン水タンク車、屋外炊具車(ご飯を炊く車)、除染車等もあるそうです。

東京に地震がくる確立はとても高いです。常にその時に備えて準備しておきましょう。

以上です。

 



2010年
10月24日 
講演会「透析患者の骨とリン・カルシウムのお話」【1】

講師:井太家 美晶(いたや よしあき)先生


 
今号から2回にわたって10月24日に行われた井太家先生の講演会の内容を紹介いたします。多くの方に参加して頂きました

 

「土屋クリニック(亀戸)で透析治療をしております井太家(いたや)と申します。本日は、リン・カルシウムのお話ということで、食事とか身近なところを中心にお話をさせていただきます。腎臓が障害を受けると色々な働きが阻害されますが、その中で、カルシウム、リンのバランスが崩れていく、それとビタミンDの活性化の障害が起きてリンとカルシウムのアンバランスが生じてくるということが本日のお話となります。

従来は、腎不全には急性と慢性があって、漠然と腎不全とはGFR(糸球体濾過量)が50%以下になった状態を言うことが多かったのです。50%以上は「○○疾患による腎機能障害」と言われていました。段階的には第1期が50%以上で、第4期が透析患者さんということになります。ところが、最近になって“慢性腎臓病(CKD)”という概念が出てきました。早い段階から腎臓障害をつかもうということで、従来の腎機能障害、慢性腎不全に替わって使われるようになりました。タンパク尿などの腎臓の障害を示す検査所見があるか、また腎機能が低下した状態を総称してこのようにCKDと呼ぶ様になりました。どうして、その様に呼ぶようになったのかと申しますと、それは、腎機能の障害が心臓血管障害の重要な危険因子ということが分かってきたからであります。早期の段階で治療を開始しましょうということです。更に、慢性腎臓病にカルシウムなどのミネラルの異常は骨だけではなく血管を含む全身の石灰化を生じて長期的に生命予後に影響を及ぼすことが分かってきました。この重要性が認識されて透析患者だけでなく、CKD全ての段階の患者に対してCKD-MBD(慢性腎臓病に伴う骨ミネラル代謝異常)という広い概念で捕らえましょうということが言われるようになってきたわけです。

カルシウムは体内のミネラルの2分の1を占め、99%が骨にあります。それ以外には、細胞の代謝の調節という重要な働きをしています。

一方リンは体内のミネラルの4分の1を占めています。その80~85%は骨に在ります。その他、エネルギー及び糖代謝に関与したり、DNA、RNAの成分として関与しています。

このようにリンとカルシウムの多くは骨にあります。ということは、骨の障害が起こればリンとカルシウムのバランスが影響を受けるということになります。体内のカルシウム、リンの調節として、副甲状腺ホルモン(PTH)は血中のカルシウムを上昇させ、リン濃度を下げている。そして、腎臓はカルシウムを吸収し、リンを排泄あるいは一部再吸収し、またビタミンDの活性化を行っています。

副甲状腺は甲状腺の裏側にあり、一般的には左右2つずつある米粒大の臓器で、血液中のリンとカルシウムの濃度を正常に保つ働きを持っています。透析患者の場合、副甲状腺の機能が2次的に亢進する、二次性副甲状腺機能亢進症という合併症が出てくるわけですが、こうなるとPTHが過剰に分泌されるという症状が現れてきます。

次にビタミンDについて説明します。食物中からのものと一部紫外線によって作られるものがありますが、これが肝臓にきて25水酸化ビタミンDとなります。活性化されるひとつ手前のものです。アルファロールという薬がこれです。そして、腎臓で活性化されて、活性型の25水酸化ビタミンDとなります。腎臓が障害を受ければうまく活性化されないということになります。

次に骨の話をします。骨はいくつかの分類の仕方がありますが、構造から分類すると皮質骨と海綿骨になります。表面側が皮質骨です。そして、カルシウムやリンが沢山含まれている内側の部分が海綿骨です。ビタミンDやPTHが働くのはこの海綿骨の部分に働いてリンやカルシウムの調整をしております。一方、骨の構成成分で分類すると無機質成分として、リンとカルシウムからなる化合物がハイドロキアパタイトで、有機成分がコラーゲンとなります。この2つで分類されることもあります。

次に、骨の代謝はどうなるかというと、骨は始終、壊されては造られるということを繰り返しています。まず、破骨細胞が古い骨を壊していきます。そして、しばらくすると、骨芽細胞が新しい骨を造っていきます。これが繰り返されて、骨の健康が維持されているのです。だいたい、1年間で20%の骨が入れ替わると言われています。ここで、骨のリモデリングと概念が出てきますが、これは何かというと、骨が壊されて新しい骨が造られるサイクルをいいます。これが、大体3~6ヶ月かかるわけですが、それが正常に行われることによってしっかりとした骨が造られるわけです。ところが、腎臓障害が生じてくると、先ほど言ったカルシウム、リン、ビタミンD、PTHのバランスが崩れてしまうために、このサイクルがうまくいかなくなって、骨が弱くなっていくわけです。それにはいくつかのタイプがあります。従来の腎臓病からくる骨の病状の分類は腎性骨異栄養症(ROD)の分類として、①骨が壊れるのが盛んになってしまう高回転骨病変。③逆に骨が壊れるのがうまく行かなくて、古い骨がどんどん残ってしまう低回転骨病変。そして、その間の②混合性骨病変。それ以外に④アルミニウム骨症とか⑤アミロイド骨症⑥異所性石灰化という分類がされていました。

ところが、最近は分類が変わってきて、①線維性骨炎型、これが、二次性副甲状腺機能亢進症に見られる代表的なパターンです。破骨細胞がどんどん骨を壊していき、骨芽細胞の骨形成が追いつかなくなっていき、骨が薄くなっていくというパターンです。②骨軟化症、これは骨の回転がうまく行かず、低回転になる場合です。反応が悪い場合。③混ざっている混在型。④最近話題になっている無形成骨型。なかなか骨が新しくならなくて、反応しないパターンとして問題になっています。①に対しては新しい薬が出てきて、それが効きすぎて、④がでてくるという、なかなか抑えることができないという問題が生じています。私たちの治療の対象となるのは①です。

骨の代謝の診断を行うために、骨形成マーカーとして、骨型アルカリフォスファターゼ(BAP)、これはALPと相関するためALP値でもよいのです。ALPというものは皆さんも血液検査で見られていると思いますが、骨の回転が進むと、このALPがかなり高くなってきます。だから、このALPが正常値よりも高い方は二次性副甲状腺亢進症がかなり進んできているとお考えいただくことができると思います。但し、ALPというのは、骨だけではなく、肝臓の病気でも出てきます。胆嚢の病気ででてきますので、骨の問題なのか肝臓の問題なのかは医師に聞いてチェックした方が良いと思います。

 

(この続きは次号に掲載します)



2009.11月15日(日) 第二回 料理教室

第2回料理教室が11月15日に江東区総合区民センター7階において、講師に調理師の宮本正一さん(透析歴26年)を迎えて行われました。
 里芋まんじゅうの野菜あんかけをメインメニューにして、おいしい料理をみんなで作り、みんなでいただきました。

レシピは下記の通りです。参考にしてください。

料理教室(1115)のレシピ】

1) 里芋まんじゅうの野菜あんかけ

里芋は泥など流水できれいに洗い落としておく。

洗った里芋は、天地を切り落とし蒸し器で30分位蒸し、竹串などで刺して

ス~ッと串が通ったら燕し上がりです。

温かいうちに手早く皮を剥き、細かくつぶす。

つぶした芋は等分に分けて、手の平でまんじゅうの形に整える。

小麦粉を全体にまぶし、余分な粉は払い落とす。

180℃の油できつね色になるまでカラット揚げる。

油を切り1個づつ器に盛り付け、熱々の野菜あんをかける。

天盛りにきざみ柚をちらして出来上がりです。

2)あんかけ用野菜の材料
 イ、きざみ野菜…人参、ピーマン、エノキ茸、白菜の茎部分、しめじなど
 ロ、合わせ調味料

出し汁・大さじ5

みりん・・大さじ1

しょうゆ・大さじ1

ハ、とき片栗粉・適量

 

3)その他副菜として大根のうす漬

 

4)主食のご飯は愛媛の新米

 

みんなと一緒に食べる食事はとっても美味しかったです。

写真前列の真ん中が宮本先生です。
私たち透析患者は、食物に気を使います。
少ない量でもおいしく楽しく頂くことが大切と思います。

来年も新しいメニューをお願いしたいです。


10月25日(日) 講演会「透析のはなし」

講師:
石黒 望医師(南砂腎クリニック院長)

石黒先生が当日使われたテキスト(PDF)です。

ココをクリックしてください

 今回の講演会には、一般の人が多く参加されました。
その点から、今回の石黒先生の講演に対して、高い関心が寄せられたと言えるでしょう。
 そして、透析歴が浅い人も、長い人にも、とてもためになり、分かり易い内容でした。

 


 
 腎臓の細かい役割は意外と知られておらず、水分、塩分、ミネラルの調整の他、造血ホルモンを出したり、血圧のコントロールをしたりビタミンDを活性化したりと働き者です。

 

 週3回4時間の透析でも正常な人の15~20%の代替治療にしかなりませんが、定期的に透析することで体調が良く、元気に生活ができます。
 透析患者の高血圧は、ほとんどが水分、塩分の過剰が原因で、塩分を取りすぎると水分が溜まってしまうので、注意が必要です。

 腎臓が悪くなると体内のミネラルの調節ができなくなり、副甲状腺からホルモンがたくさん出て骨を溶かしてしまうので、骨折しやすくなります。

 脳梗塞や心筋梗塞にもなりやすいので、食事+透析+薬のバランスが大切です。

 


 運動も継続は力なりで、筋肉は第2の心臓と言われていて、血液を溜め込むことができます。足の筋肉が付くと血液を心臓に戻す循環も良くなり、お勧めの運動は手軽にできるウォーキングです。
 日本の透析は世界一流です。いきいきとした透析ライフを過ごすには、すべて病院にお任せではなく、患者自身が治療に参加し、前向きな気持ちで過ごすことが大切です。
(講演内容の文章提供:橋本実千代)

  


                     

 講演終了後には、参加者からの多くの質問に、石黒先生から丁寧に答えて頂きました。
 (写真提供:高地)

講演会終了後に、交流会を行いました。
 主催:江東区腎友会



10月18日(日) 江東区民祭り  写真:高地
メインステージでは、音楽隊や楽器演奏が行われ、
多くの観衆が家族連れで楽しんでいました。
また、ちびっ子の運動会も行われした。


今年は、今までにないほどの人出で、
会場は人、人、また人で、大変な賑わいでした。

食べ物屋さんのテントは人の行列でいっぱいで
なかなか、食べ物を買うことができないほどでした。
江難連で署名活動を行いました。
腎友会のメンバーも一緒に署名活動をし、
多くの人に署名していただくことができました。

用意したティッシュ500個が全て無くなるほどでした。
テント2箇所を使って、関心を抱いた小さな子にも、積極的に署名していただきました。
テント内には、病気の仕組みを絵に書いて
張ったものと

木村さんからお借りした絵を飾ることができました

みなさんへのお願い

このページでは、他の団体や学会等が行った講演会や勉強会に出席された方に、
その内容などもご報告して頂くようお願い致しております。


                        メールはkoutouku.jinyukai@gmail.com まで

多くの情報を多くの人が共有することを目標としております。
よろしくお願い致します。


9月13日(日)  
向島百花園散策をおこないました。
報告者:高地 正義

 腎友会・都内散策「向島百花園」に行ってきました。
 秋晴れの中萩の、トンネルを通り抜け園内を、散策後近くの東屋で早めの昼食をとり、
談笑して時間を過ごし、帰途につきました。

                        



7月19日(日)  
「料理教室」をおこないました。
報告者:写真・・高知 正義 文章・・井上 信義
透析歴26年の、会員の宮本調理師を、講師にお招きして、料理教室をおこないました
料理内容は下記の通りです。

1、お米を炊飯 


2、豆腐のかば焼  以下手順

 ①豆腐一丁は軽く重しをして、30分くらい水切りをしておく。
 ②すり鉢に①の豆腐を手でほぐしながら入れる。
   当たり棒で滑らかになるまで良く擂り、おろした山芋と砂糖を少々(小さじ1杯位)入れ   さらによく混ぜ合わせる。

 ③のり1枚はタテに切り2等分する。②をノリの上に厚さ1センチ位に、全体に塗り広げる  箸などで真ん中に軽く筋を入れる。
 ④揚げ油を180度くらいに熱した中へノリの方を下にして、こんがりときつね色になる
  まで揚げる。
 ⑤フライパンに合わせ調味料を入れ、煮立てた中へ④を入れて、両面裏返ししながら
  タレをからめて出来上がり。
 ⑥お皿にノリの方を下にして盛り付ける。
  お好みで粉山椒などを振りかけてもよい。
  または、ご飯の上に乗せて、うな丼風にしてもよい。
※材料 (2人前の場合)
豆腐1丁、ノリ1枚、下ろし山芋大匙1、砂糖小さじ1
合わせ調味料・・だし汁3、醤油1、みりん1、砂糖少々

3、食養金平牛蒡  以下手順
 ①牛蒡はたわしなどで軽くこすり、泥などを洗い流しておく。
 ②牛蒡根の細い方から、ななめ薄切りにして、それを細い千切りにする。
  (牛蒡は水に晒さない)
 ③鍋にごま油を熱し、②をいれ全体にごま油が回る様に炒める。
   火を中火弱にして酒を全体にふりかける。
   蓋をして水分がなくなるまで蒸し煮する。
   牛蒡に火が通ったら、醤油を全体にかけ回し、箸で軽く混ぜ合わせて出来上がり。
   ポイントは、あまりかき回して『ねばり』を出さないようにすることが美味しく出来る方法
   です。サラット仕上げること。
                      ※材料・・牛蒡、  調味料・・醤油、酒、ごま油
                      
                     
4、おしんこ

                     
あとは、みんなで楽しくいただきました


7月5日(日)・12日(日)
「ホームページ作成・学習会」を実施しました。
報告者:三浦保司
参加者は江東区腎友会から土橋氏、木村氏、志岐氏、江難連の賛助会員の大塚氏
江東シニアネットクラブの船田氏と横川氏、及び三浦の計7名で行いました。

       
    7月12日(日)は参加者が少なく、個別指導になりました 


           下は7月5日(日)の模様です
    
みんな集中して、自分のホームページを作成してます。
一番手前の男性は志岐さん、その隣が横川さんです。
白い服の人は土橋さんで、色々と教えてあげています。
プロジェクターを使って、ホームページの作り方を説明しています。
写真向かって一番右側が大塚さん、真ん中が船田さん。
一番左奥が木村さんです。
後ろに立って、作成を教えているのが土橋さんです。

※翌日(7月6日)、早速、大塚さんからこのとき作ったホームページを
公開したことの連絡を受けました。
是非、皆さん見て下さい。
大塚さんのホームページへは下記をクリックすれば行けます。
lhttp://www.asahi-net.or.jp/~jb7m-ootk/index.html
時間があっという間に過ぎてしまうほど、皆さん、集中してパソコンに向かってます。
海外旅行時の写真などを使ってホームページにはたくさんの写真でいっぱいです。
ニコニコしながらパソコンで自分のホームページを作成している木村さん。
自分の作品を自分のホームページで紹介するとのことです。
後ろからマウスを取って、ホームページ作成を手伝っているのが、わたし三浦です。
その後ろから様子を伺っている、メガネをかけている人が土橋さんです。
みんなで何とかホームページを作ろうと一生懸命です

今回のホームページ作成では、作成時にマイドキュメントの中に「homepage」の
フォルダを作って、その中にホームページビルダーで作ったファイルを保存するのですが、
その保存フォルダ指定を誤ったために、のちのち困ってしまった、という人が多くいました。
それで、「ああ、こういう点が間違いやすいんだな」という勉強ができました。
なお、学習会は、とても和気あいあいの雰囲気で、是非、これからも続く学習会で
あって欲しいという思いがしました。

6月16日(火)
○ 難病交流会・・・保健師を囲んで。
報告者:井上 信義
 江難連は、6月16日、江東区文化センターで、「難病交流会・・・保健師を囲んで」を行いました。
 この日、保健師として城東保健相談所から佐藤様、岩瀬様のご参加をいただきました。
お礼申し上げます。
 参加者は、各自の近況報告を行いました。その後、佐藤保健師から用意していただいた資料により
保健相談所の行っている種々の難病対策や新型インフルエンザ対策について詳しくお話をしていただき
ました。

 また、参加者の近況報告の中から、膠原病友の会の会員さんからの障害者手帳の取得のために
申請手続きや介護保険で、要支援Ⅰの認定を受けたが、どのように介護を受けたらよいのか、
介護Ⅰで介護を受けていたが、ケアマネージャの進め方に不信感があるなどの問題について、保健師
の的確かつ懇切な助言を得て理解を深めることができました。

   

   

6月6日(土)
「江東区・社会教育団体交流会」に参加して

交流会には、江東区腎友会からは土橋氏、平塚氏、三浦氏の3名が参加しました。

報告者:土橋 祐
当日の交流会のカリキュラムは下記の通りです。

平成21年 社会教育関係団体交流会次第

13:00開会

1.あいさつ      江東区文化観光課課長挨拶

           本年度より 江東区は 文化観光課が 担当部課となった。

2.展示物・資料・自主企画講座説明

13:15団体出演&作品発表

・発表項目:①団体活動紹介②自主企画講座報告

・発表団体:平成20年度自主企画講座実施団体(50音順)

1.NPO関東シニアライフアドバイザー協会江東部会

「安心できるシニアライフ」

2.おはなしパレット「楽しもうおはなし会」

3.江東きりえの会「楽しいきりえ入門講座」

4.江東子どもの権利プロジェクド「格差社会を乗り越える力をつける」

5.日本食文化研究会「今だから手作りの良さを楽しもう」

 

各団体の活動を報告したが 特に江難連と係わり合いのある 発表はなかった。 

 

14:15全体の質疑応答

14:30休憩

14:40交流会

  参加者が 5-6人位のグループに別れ 交流会を持った。

  江東区難病団体連絡会の紹介を行う。(三浦さんは別グループで 江東区腎友会の紹介を行った。)

全参加は35団体 特に 視覚障害者向けに音訳と朗読をしているグループあり。 今後 「つうしん」の音訳等に協力の可能性あり。

  但し テープによるデータの供給のみで パソコンデータとしては 不可とのこと。

  

  患者会として 趣味の教室等開催時に 先生の派遣を依頼できないか 今後検討の余地あり。 

  今後も 区内の各団体と係わり合い 手助けいただけたりすべきと思う。 

 

15:10交流内容発表とまとめ

15:35文化観光課からの事務連絡

15:40閉会-会場かたづけ

16:10終了



参加した3名はそれぞれ別なグループに入って交流の場に参加しました。
土橋氏は、みんなの前で、自分たち(江難連)の活動がどの様なものなのか
を発表しました。 
平塚氏も、多くの人と交流し、交流の場の写真も撮りました。
 
三浦氏も江東区腎友会がどういう活動してるかを説明しました。 

下記は当日発表した団体の紹介です(PDFです)
dantaisyoukai.pdf へのリンク

下記は参加団体一覧です(PDFです)
sankadanntaiitiran.pdf へのリンク



5月17日(日)
「折り紙教室」の開催

 ----折り紙教室に参加して---- 和久 ヨシ子
  折り紙教室に参加して下さった皆様ご苦労様でした。
 有り難うございました。みんなで楽しく過ごしました。
 新しく参加された方も一つの物を仕上げて帰られました。
  馬場先生には、お疲れさまでした。ほんとうにご苦労様でした。
 また、私事ですが、足が悪いため雨だからと、車で迎えにきて下さった
 平塚さん、ありがとうございました。
 皆さんとお逢い出来る日を・・・・・・・ 

 
  ----折り紙教室で、熱心に取り組む参加者の方々----

             


  ----参加者の完成作品----
  




4月12日(日)
西大島クリニック院長 関塚 桂子 先生による                         
「長生きできる透析治療」の講演会                               
 透析患者の死亡原因の第一は心不全。その対策としては塩分を制限し血液中の水分を増やさないこと。体内の水分を増やしてしまうと心胸比が増えてしまい心不全の危険が大きくなるので塩分を制限し、余計な水分を体内に蓄えないことの重要性を指摘されました。
現在、流行っているアミノ酸入りドリンクは喉の渇きを満たすものではないので、常に渇きを生じ水分摂取過多を起こすので注意が必要とのこと。
 第二位は感染症、第三位は脳血管障害。脳血管障害対策としては脳ドックで事前の予防が大切。
講演会参加者に透析患者にとってよいヨガを教える関塚先生
透析患者は運動不足になりがち。簡単な運動でも毎日続ければ体にとってはとてもよい運動になりますと、具体的な運動を教えていただきました。
講演会終了後は参加者から多くの質問を受けました。
関塚先生には一つ一つに、分かり易くお答えいただきました。
その中で、L-カルニチンなどのサプリメントなどをとることも
透析患者にとってはよい場合もある、との指摘も受けました。

なお、講演会後の総会に於いて、会員より下記のような指摘を受けました。
 「講演会中に役員同士で会話がなされ、関塚先生および講演会を聞いている者にとって
 とても迷惑だった。今後この様なことが無い様に十分注意していただきたい」と。
 ここにおいて、役員一同お詫びいたします。今後この様なことの無いよう十分注意いたします。



       記念講演会・総会に参加していただいた方から感想が寄せられました


  412日、「長いきできる透析治療」の講演を、区民センターに聞きに行きました。当日は好天に恵まれ、
大勢の方が見え、会場は満席になりました。
130、関塚先生のお話しが始まり、スクリーンを見ながら、わ
かりやすい説明に、皆さん納得していた様子です。

 途中ストレッチ体操や、椅子に座り足の筋肉を鍛える運動などをし、最後に質疑に入りました。86才で元気
に透析している方の質問、最長何年ぐらい透析している人がいるか、又目の不自由な方が、その様に言われて
も私にはわかりませんとの質問には、先生は丁寧に又わかりやすく説明していました。その後総会に入り終わ
ったら
4時近くになっていました。皆さんご苦労様でした。
平塚 秀夫

                                  

   新しく改装された総合区民センターにおいて関塚先生の貴重な講演を拝聴させていただきました。
透析患者が最も気をつけなくてはならないのは言うまでもなく水分と塩分の過剰摂取ですが、これらを
多く取りすぎる事により、水分を多く含んだ血液が血管一杯になって流れ、血管に負担がかかってしま
う事これが高血圧や動脈硬化につながり、さらに心臓にも負担がかかるため、心不全を引き起こしかね
ないというからくりを図を用いてわかりやすく解説して下さいました。

 
   アミノ酸の入ったスポーツドリンクなどの飲み物は、余計にのどが渇いてしまうので、気をつけなけ
  ればいけないということも教えていただきました。また健康な人がビタミンDを摂るために、干ししい
  たけなどを摂取したり、日に当たるといいということはよくいわれますが、悲しいことに腎臓が働いて
  いない人には意味がないことらしく、薬でビタミンDを摂るというお話もありました。

  また普段から体を動かすようにすることが大事で、椅子に腰をかけて膝を曲げたまま上に持ち上げる
  運動を
2030回毎日続けて筋力をつけるのがお勧めとの事でした。

 
   腎臓が悪いとリンパの流れも悪くなるので、鎖骨のくぼみを
3秒ほど優しく押したり、膝の内側と裏側
  を同時にマッサージしたり、くるぶしの周りや内側、足の裏をマッサージや軽く指圧をすると良いそう
  です。また自律神経を整える太陽礼拝というヨガのポーズもご紹介下さいました。ヨガは呼吸法など覚
  えるまでは少々難しいので、区内のスポーツセンターや東陽町の健康センター、障害者センターなどで
  定期的に教室を開催しているのでそれらに参加されるのも良いかと思います。(私は家ではなかなかで
  きないので
3年ほど教室に参加をしております。週に1回ですが少しでも筋肉をつけたいと思っています)

 
   そのほかカリウムを減らす献立の工夫などの詳しい資料をいただき、大変充実した講演でした。お忙
  しい中ご講演くださった関塚先生、企画をしてくださった役員の皆様方、貴重なお時間をいただきまし
  て有難うございました。 
  橋本 実千代


   新緑の候となりました。2009年度総会も無事終わり、毎年来てくださる方の顔を見ると嬉しい
 ですね。私も透析がない日は30分歩いています。道すがら桜も終わり今はつつじ、色々な花を見なが
 ら楽しいですね。

   これからもいろいろな行事に参加して理解を深めたいと思います。
  佐野 ヨシ子


    関塚桂子医師(西大島腎クリニック院長)のお話しはとても良かったです。

     塩分、水には十分に気をつけなければと考えさせられました。

  それに体操のやり方など参考にしたいと思い、早速始めました。
     T・I


  ? ご質問のあった点につき、報告します。
  
  20071231日現在の資料よると
   ・ 最年長透析導入年齢 : 100歳(女性)

   ・ 最長透析歴 : 39年8ヵ月





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