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種子島ガイド
平成18(2006)年現在
目次
■種子島
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地図
:位置地図、全島地図
▶
概要
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交通
■名所史跡
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浦田(うらだ)神社
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あっぽーらんど
(西京ダム公園)
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種子島総合開発センター
(鉄砲館)
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本源寺・栖林(せいりん)神社
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雄龍・雌龍(おたつ・めたつ)の岩
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犬城(いんじょう)海岸・馬立(またて)の岩屋
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男淵・女淵(おぶち・めぶち)の滝
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日本一の大ソテツ
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古市家住宅
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千座の(ちくらの)岩屋
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広田遺跡
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南種子町郷土館
(宇宙が丘公園)
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宝満神社・宝満の池・赤米館
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前之浜海浜公園・七色坂観望所
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門倉岬
■キャンプ場
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宇宙が丘公園キャンプ場
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熊野自然レクリエーション村
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浦田キャンプ場
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天女ヶ倉(あまめがくら)キャンプ場
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住吉キャンプ場
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南種子町自然の家
(キャンプ場)
▶
その他
■温泉
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河内温泉センター
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温泉保養センター
▶
平山温泉(浜田温泉)
▶
大和(だいわ)温泉センター
▶
わかさ温泉センター
■ロケット関連
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種子島宇宙センター・宇宙科学技術館
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ロケット打上基地の条件
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ロケット打上見学場所
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ロケット打上見学情報
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増田宇宙通信所
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H-2Aロケット
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情報収集衛星
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ロケット全打上実績
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■種子島
地図
位置地図
全島地図
1.島間港
2.宇宙ヶ丘公園
3.宇宙センター
4.宝満神社・宝満の池・赤米館
5.前之浜海浜公園
6.門倉岬
7.河内温泉センター
8.南種子町自然の家
9.平山温泉・広田遺跡
10.千座の岩屋(ちくらのいわや)
11.熊野自然レクリエーション村
12.温泉保養センター
13.古市家住宅
14.大ソテツ
15.増田宇宙通信所
16.男淵・女淵(おぶち・めぶち)の滝
17.馬立(またて)の岩屋
18.雄龍・雌龍の岩
19.住吉キャンプ場
20.西之表港
21.本源寺・栖林(せいりん)神社
22.種子島総合開発センター
23.わかさ温泉センター
24.天女ヶ倉(あまめがくら)キャンプ場
25.浦田キャンプ場
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概要
種子島は、日本書紀・677(天武6)年2月に「多禰島(たねのしま)人を饗応した」や679(天武8)年8月「多禰島(たねのしま)は京を去ること五千余里筑紫の南の海中にあり、稲は年2度収穫し海産物が多い」と多禰島(たねのしま)との記載で歴史上に登場し、太古の昔から農業・水産業に適した所で、現代に於いても、食料自給率は100%を超えている島である。
種子島の北端の浦田神社には、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと=山幸彦)の子で、神武天皇の父である農業の神様・鵜葺屋葺不合命(うがやふきあえずのみこと)がここで初めて稲の種を蒔いた、御種子蒔石(おたねまきいし)が、南端にある宝満神社には、祭神の玉依姫(たまよりひめ=神武天皇の母)が土地の人々に赤米の作り方を教えたとのそれぞれの言い伝えがあることから、日本の米作りは種子島から大隅半島を経て北上したと伝えられている。
種子島には、今から約3万年前の旧石器時代から人が住み着き、弥生時代の広田遺跡からは山の字の刻まれた貝製品が、上能野(よきの)の貝塚から、鉄製の釣針が発見されたことから、約1700~2300年前には、文字を知る人や砂鉄から鉄を作る技術を持った人々が住んでいたと思われる。
種子島の初代島主は鎌倉時代初期の1201(建仁元年)年に幕府(北条氏)から統治を命ぜられた種子島信基(平清盛の曽孫)で、鎌倉幕府消滅後も在地領主(国人)として島を支配。
14代島主・種子島時尭(ときたか)の時世の室町時代末期の1543年(天文12年)には、種子島の南端・門倉岬に漂着した南蛮船(中国船=ジャンク)に乗っていたポルトガル人から火縄銃2丁を2千両で購入する歴史の教科書で云う鉄砲伝来があった。この鉄砲(火縄銃)を元に、鍛冶屋の八板金兵衛清定が国産初の種子島銃を製作。その製造技術を種子島に交易で来ていた紀州根来の津田監物、堺の商人橘屋又三郎に教えたことから日本全土に広がり戦国武将達の合戦の主役となっていった。
19代島主・種子島久基(ひさもと)は、1698(元禄11)年に台風災害が続く種子島の将来を憂い、当時甘くて日照りに強く収穫が多い夢の作物と噂されていたサツマイモの苗を琉球から輸入、日本で初めて栽培に成功した。そのお陰で1732(享保17)年に起こった西国の大飢饉をしのぐことができた。その噂を聞いた江戸幕府は、1735(享保20)年に大岡越前守の部下であった青木昆陽にサツマイモの栽培を命じ全国に広まって行った。
300年後の今日、マスクメロン以上の甘さを誇る安納芋、種子島紫芋は種子島の基幹作物に成長している。
また、種子島を統治する薩摩藩の11代藩主(島津氏28代当主)・島津斉彬(なりあきら)が1854(嘉永7年)年、日本初の洋式軍艦・昇平丸を幕府に献上した。その際につけていた藩の船章(船の舳先に付ける旗)である「日の丸」を、1870(明治3)年1月27日に明治政府が正式に日本の国旗と制定したが、もともとは、種子島家の船章であった日の丸を、島津斉彬(なりあきら)の叔母である御隣の方(松寿院)が種子島氏23代・久道に嫁いだ際気に入り、薩摩藩の船章に取り入れた経緯から、種子島は日本国旗・日の丸のルーツと云える。
種子島は、ロケット打ち上げに有利な緯度が低い場所にあり国有地が多い島ということから1966(昭和41)年に南種子町竹崎地区が選ばれ、竹崎射場が建設され、1968(昭和43)年に小型ロケット1号機が打ち上げられた。1970(昭和45)には大崎射場も建設されると同時に、種子島宇宙センターなど宇宙関連施設が多く建てられ、日本最大の宇宙開発の基地となっている。
最近ではサーフィンのメッカとして多くのサーファーが移住し、マリンスポーツ等も盛んに行われている。
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交通
◇高速船
鹿児島港⇔種子島(西之表港)所要時間:1時間30分
①鹿児島商船・トッピー(片道¥4700)HP:http://www.toppy.jp/
②コスモライン・ロケット(片道¥4700)HP:http://www.cosmoline.jp/
※一部屋久島または指宿経由便。
◇フェリー
鹿児島港⇔種子島(西之表港)所要時間:3時間30分
①フェリー・はいびすかす(片道¥3000)
②プリンセスわかさ(片道¥3300)
種子島(島間港)⇔屋久島(宮之浦港)所要時間:1時間5分
③フェリー太陽(片道¥1400)
◇航空
①鹿児島空港⇔種子島空港便
日本エアコミューター(JAC):所要時間:35分 運賃:¥12600
※鹿児島中央駅から鹿児島空港間の直行バス:所要時間40~60分 運賃:¥1200
②伊丹空港⇔種子島空港便
日本エアコミューター(JAC):所要時間:1時間30分 運賃:¥32600
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■名所史跡
◇
浦田(うらだ)神社
場所:西之表市浦田(種子島の北端の浦田漁港近く)
備考:祭神は、彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと=山幸彦)の子で、神武天皇の父である農業の神様・鵜葺屋葺不合命(うがやふきあえずのみこと)。神社の右奥には、鵜葺屋葺不合命がこの石の上から稲の種子をまいたと伝えられている「お種子まきの石(450×250cmの平たい石)」があり、我が国の稲作発祥の地とも云われて、西之表市の指定文化財になっている。拝殿の奥の森にある夫婦岩が御神体である。なお、島の南端には、鵜葺屋葺不合命の妻・玉依姫が祀られる宝満神社がある。
浦田神社
浦田神社・拝殿
お種子まきの石
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◇
あっぽーらんど
(西京ダム公園)
場所:西之表市西之表(西之表港の北東にある種子島で唯一のダムである、西京(さいきょう)ダムの公園)
利用時間:8時30分~22時
電話:多目的交流館事務所(0997-24-3611)
備考:西京ダム一帯が公園として整備されており、広い公園内には屋根付き競技場(テニス)、多目的グラウンド(サッカー2面、ソフトボール4面)や合宿用の宿泊施設の他に、展望用大型帆船・だむだむ号をはじめ複合遊具施設がある。名称の「あっぽー」は、種子島の方言で「遊ぼう」という意味。
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◇
種子島総合開発センター
(鉄砲館)
場所:西之表市(西之表フェリーターミナル徒歩10分)
開館時間:8時30分~17時
入場料:¥420
休館日:毎月25日(7、8月は無休)
備考:南蛮船をイメージした外観の資料館で、火縄銃や古式銃を中心に、種子島全域の歴史民族資料が収蔵・展示されている。
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◇
本源寺
(ほんげんじ)・◇栖林(せいりん)神社
【本源寺】
場所:西之表市(西之表フェリーターミナル徒歩7~8分)
備考:種子島家の菩提寺で、1469年(文明元年)創建。それまで律宗だった種子島家は、同寺を創建した11代・種子島時氏(ときうじ)の代に法華宗に帰依した。京都の本願寺、尼崎の本興寺の末寺で法華宗の寺である。
【栖林神社】
場所:西之表市(本源寺の隣)
備考:1863(文久3)年、松寿院(23代・種子島久道の正室)が日本初のサツマイモの栽培に成功した19代・種子島久基(ひさもと)の遺徳をしのんで建立した。栖林神社の呼称は、久基の晩年の号「栖林」に由来する。毎年1月11日には、一年の平安・無病息災を祈念し大的始式(鹿児島県指定文化財)が行われる。大的始式は、1501(文亀元)年、12代・種子島忠時が弓の指南役として武田筑後守光長を招き、京の宮中行事・御的始式を島で行ったのが起源と云われ、6人の射手が各6本(合計36本)の矢で、直径175cmの大的を射る。35本まで矢が的中するとき「満つれば欠くる」の戒めにより最後の1本は故意に外される。
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◇
雄龍・雌龍(おたつ・めたつ)の岩
場所:中種子町納官浜津脇、国道58号の海沿い(星原小下バス停徒歩1分)
備考:隣り合って並ぶ2つの巨岩で、左手の大きな岩が雄龍、右手のやや小さな岩が雌龍。天の神から人の住める美しい島を造るように云われた雄龍王は、雌龍姫と協カし種子島を造った。天の神は2人に人間の種子を与え人間が生まれた。やがて年老いた2人は大きな岩になり、種子島の繁栄を見守っていると言い伝えのある信仰対象の岩。
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◇
犬城海岸
(いんじょうかいがん)・馬立(またて)の岩屋
場所:中種子町増田(県道75号・種子島ゴルフクラブ沿いの細くて急な坂道を約1.5km下った先)
備考:犬城海岸は太平洋に面した自然の奇岩・巨岩や洞窟が続く種子島屈指の景勝地で、この北端にある洞窟が馬立(またて)の岩屋である。
岩屋の中には小さい祠があって10代・種子島幡時(はたとき)を祀っている。幡時は、若いときからこの岩屋で修験道の修行を行っていたが、1462(寛政3)年8月17日、洞窟の岩屋に入ったまま消息を絶ち、幡時が乗っていた愛馬が洞窟の前で主人の帰りを待って立っていたことからこの名前が付いたと云われている。また、幡時の菅笠が種子島の南端にある宝満の池に浮かんでいたことから,馬立の岩屋と宝満の池は通じているという伝説が残っている。
犬城海岸
馬立の岩屋
馬立の岩屋入口
馬立の岩屋・祠
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◇
男淵・女淵(おぶち・めぶち)の滝
場所:中種子町増田字秋佐野(中種子町から種子島空港へ向かう県道76号に案内板あり。東屋のある駐車場から滝に行く遊歩道が通っている)
備考:高い山のない種子島では珍しい二段になっている滝で渇水期でも滝水があり、上段を男淵(おぶち、幅4m、高さ4m)、下段を女淵(めぶち、幅5m、高さ5m)と云う。名前の由来は、身分違いの恋愛を反対された男女がここに投げたと云う恋愛悲話によるものと云われている。
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◇
日本一の大ソテツ
場所:中種子町坂井本村(中種子町中心部から国道58号を約7km南下した左手。坂井バス停、徒歩2分)
備考:坂井神社の境内にそびえ立つ雌株のソテツ。推定樹齢は700年以上。高さ約10m、根回りは2m、ソテツとしては日本一の大きさとされる。幹から何本もの枝が分かれて、枝の重さで木が折れないように、鉄の柱が添えられている。
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◇
古市家住宅
(国指定重要文化財)
場所:中種子町坂井(坂井の大ソテツがある坂井神社の南側の歴史の里坂井公園内)
備考:種子島最古の住宅で、坂井村で庄屋や横目といった重要な役職を勤めた郷士(ごうし)だった古市源助が1846(弘化3)年に建て、建造当時の原形をほぼとどめていることから、1994(平成6)年、国の重要文化財に指定さたが、シロアリや、雨漏りによる被害が進行して、維持管理が難しくなった為、2001(平成13)年から解体修理工事を始め、平成14年に創建当時の姿に復元された。
なお、歴史の里坂井公園には、トイレ、東屋、駐車場あり
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◇
千座(ちくらの)の岩屋
場所:南種子町平山浜田(種子島宇宙センターから県道75号を北上すると、千座の岩屋の案内あり)
備考:浜田海水浴場の鳥居の先にある太平洋の波が造った海食洞窟で、1000人もの人が座れる広さがあるという意味で名付けられた。干潮時には3か所ある入口から洞窟中に入る事が出来、全て中で繋がっていると云われる。また、洞窟手前にある鳥居の笠木には石を載せると願いが叶うと云われ、多数の石が乗っている。
千座の岩屋
千座の岩屋内部1
千座の岩屋内部2
千座の岩屋・鳥居
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◇
広田遺跡
場所:南種子町平山広田(種子島宇宙センターから県道75号を北上、平山郵便局から右折、平山小学校から海側に入った先の道路沿い)
備考:この遺跡は、広田海岸に流れ込む広田川の砂丘上にある弥生時代後期後半~古墳時代(約1700年前)にかけての墓地である。1957(昭和32)年~1959(昭和34)年の発掘調査では、90基の墓と157体の埋蔵人骨のほか、人骨にともなう副葬品として44、000点以上の貝製品などが発見された。その中の、「山」の字の貝符は日本最古の文字とも云われている。
ただし、現場は草に覆われ、見るべきものは無いので、歴史的事実としての参考にしてもらいたい。
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◇
南種子町郷土館
(宇宙ヶ丘公園)
場所:鹿児島県熊毛郡南種子町中之下(南種子町中心部国道58号上中交差点より約2.2km南)
開館時間:9時~17時
休館日:月曜
料金:無料
連絡先:電話0997-26-1030
備考:南種子町の名勝8景の一つ「宇宙ヶ丘公園」にあり、館内では農具や生活用具、丸木舟等考古・民俗などの資料を展示している。
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◇
宝満神社・宝満の池・赤米館
場所:南種子町茎永(宇宙センターから県道75号を門倉岬方面に左折、約1kmの左側に神社と池、右側に赤米館がある)
備考:宝満神社の祭神・玉依姫(たまよりひめ=神武天皇の母)は夫である鵜葺屋葺不合命(うがやふきあえずのみこと)と共に種子島・北端の浦田で農耕を始められ、その後、茎永に遷(うつ)り、米の原種の赤米を栽培されたと云われ、茎永の地名は赤米の茎が高い(約1.7m)ところに由来するらしい。また、宝満神社で毎年4月3日にその年の豊作を祈願して行う赤米のお田植祭・お田植神楽は、鹿児島県の無形民族文化財に指定されている。
宝満の池は、宝満神社の西側にある種子島最大の淡水池で、森に囲まれた池にはコイ、フナなどが生息し熱帯植物のハス、ヒシが自生。冬には数百羽のマガモが渡来し、年間を通じて数十種類の野鳥を観察できる場所である。
赤米館は宝満神社の向かい側にある資料館(入館無料)で、赤米と赤米に関わる民族行事等をテーマに、実物の標本や模型、映像等で展示・紹介している。
宝満神社
宝満の池
赤米館
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◇
前之浜海浜公園・七色坂観望所
場所:南種子町西之字東浜ノ山(県道75号を西進すると、直進・門倉岬3km、左折・前之浜海浜公園1kmの標識あり)
備考:前之浜海浜公園は、種子島の南端の門倉岬から宇宙センターのある竹崎まで約8kmにわたって白砂の砂丘が続く前之浜海岸の一角にあり、公園内には、草スキー用の高台や、ドラム・エルタン号漂着の記念碑がある。ドラム・エルタン号はイギリスの帆船で、1894(明治27)年4月25日夜半、前之浜に漂着。村人は29人の乗組員を救助し2ヶ月間に渡って手堅くもてなしたところ、そのお礼にと船中で飼っていた鶏を贈られた。村の人達はこの鶏をイギリス人からもらった鶏だということで、インギー鶏(種子島弁でイギリス=インギー)と名付け、大切に保存してきている。
七色坂観望所は、前之浜海浜公園から門倉岬に行く手前の高台にあり、白く延々と続く前之浜や緑の保安林帯、黄金色に染まる広大な水田等の景色が虹のように七帯の色をもち、一日に七度変わり、季節毎に七度変わることから七色坂と名付けられ種子島随一の景勝地と云われている。七色坂観望所には、土地を寄贈した元南種子町長・浜田藤太郎氏の遺志で作られた10個の碑がある。
前之浜海岸
草スキー用高台の東屋
ドラム・エルタン号碑
七色坂観望所
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◇
門倉岬
場所:南種子町西之門倉岬(種子島の最南端に断崖状に突き出した岬)
備考:門倉岬は鉄砲伝来の地。1543(天文12)年、門倉岬の海岸に南蛮船が漂着し、この船に乗っていたポルトガル人が鉄砲を所持していたことから、日本に鉄砲が伝わった。門倉岬入口の御崎神社の鳥居の横には、鉄砲撃ちの像と門倉岬の礎があり、岬に至る一帯は公園として整備され、鉄砲伝来記功碑と種子島最南端の地の碑等の記念碑に加え、南蛮船を模した造りの展望台や、大国主之命を祭神とする御崎神社がある。
門倉岬入口
展望台
展望台からの景色
御崎神社
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■キャンプ場
◇
宇宙が丘公園キャンプ場
場所:南種子町中之下(南種子町中心部国道58号上中交差点より約2.2km南)
期間:通年
料金:無料
設備:トイレ、東屋、炊事棟、駐車場あり
連絡先:南種子町建設課 電話0997-26-1111。公園入口にある南種子町郷土館でも可
備考:宇宙ヶ丘公園の広い敷地内でのキャンプ可だが、入口側の東屋付近が最適。トイレは、公園入口側は不潔なので、遊技施設側のトイレ使用を。炊事棟はゴーカート側の奥まった場所にある。
キャンプ場入口
キャンプ場1
キャンプ場2
キャンプ場3
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◇
熊野自然レクリエーション村
場所:中種子町坂井塩屋(種子島宇宙センターから県道75号を北上、千座の岩屋の先にある)
期間:7月1日~8月31日
料金:¥210(テント持ち込み)
貸しテント:6人用(¥840円~)
設備:水場、炊事棟、トイレ、シャワー有り、駐車場あり
連絡先:シーズン中は電話0997-27-8785。期間外は中種子町役場。電話0997-27-1111
備考:徒歩3分の場所に中種子町温泉保養センターあり(入浴料¥300。営業時間11時~21時まで)買い物はアイショップ(北方約1.5km 酒有)
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◇
浦田キャンプ場
場所:西之表市国上浦田(市街地の北約12km、西之表港からバスで40分)
期間:5月1日~8月31日
料金:¥1000(テント持ち込み)
貸しテント:4人用(¥600)6人用(¥800)
設備:水場、炊事棟、休憩室、シャワー(1回¥100)、身障者用トイレあり、駐車場あり
連絡先:西之表市役所経済観光課。電話0997-28-1187
備考:キャンプ場前の浦田海水浴場は日本の海水浴場88選に選ばれている。
浦田海岸・キャンプ場
キャンプサイト
浦田海岸
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◇
天女ヶ倉(あまめがくら)キャンプ場
場所:西之表市安納(西之表市中部の高台にある、西之表港から車で20分)
期間:通年
料金:無料
設備:水場、トイレ、東屋、駐車場あり、ハングライダーの基地
備考:種子島で一番高い場所(237.9m)にある公園で、キャンプサイトから東海岸(太平洋)と西海岸(東シナ海)を360度見渡せる。
キャンプサイト
展望台
西海岸(東シナ海)
東海岸(太平洋)
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◇
住吉キャンプ場
場所:西之表市住吉(西之表港から国道58号を南へ約12km)
料金:¥310
備考:住吉岬の住吉漁港公園内にあるキャンプ場で、管理人が常駐すると聞くが詳細不詳。
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◇
南種子町自然の家
(キャンプ場)
場所:南種子町島間
期間:通年
料金:幼・小・中・高校生(1人¥315)、一般(1人¥420)
連絡先:南種子町教育委員 電話0997-26-1111
備考:小・中・高の5人以上の引率者がいる団体の場合に使用可。南種子町教育委員会社会教育課に直接又は電話で使用予約が必要。
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◇
その他
①前之浜海浜公園(キャンプサイトがあるが詳細は不詳)
②浜田海水浴場(千座の岩屋入口の海の家・ビーチ付近)
③女淵・男淵の滝(駐車場、東屋)
以上キャンプ地として絶好地と思うが、可否の有無は未確認。
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■温泉
◇
河内温泉センター
場所:南種子町中之上(宇宙が丘公園北側交差点を右折、約2.3kmの長い下りの突き当たり三叉路を左折、約2.3km先にある。北500mに県道586号)
泉質:アルカリ性単純温泉
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛
時間:10時~21時
休業:月曜(確認のこと)、12/31、1/1
料金:大人¥300
電話:0997-26-2510
備考:古くから湯治場として地元の人に知られていた温泉で、広い休憩室で横になることが出来、簡単な食事の注文可。
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◇
温泉保養センター
場所:中種子町坂井(熊野海水浴場のキャンプ場・熊野自然レクリエーション村から徒歩3分)
時間:11時~20時(4~9月は~21時)
休業:木曜日
料金:大人¥300
電話:0997-27-9211
備考:熊野海水浴場に面しており、美しい海を眺めながら入浴することができ、夏は熊野海岸での海水浴客で賑わう。
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◇
平山温泉
(浜田温泉)
場所:南種子町平山(宇宙センター方面から、県道75号を北進。浜田漁港に隣接する)
泉質:含鉄冷鉱泉
効能:皮膚病・胃腸病・きり傷等
料金:¥400(町外)、¥300(町内)
時間:10時~18時
休業:第1・3日曜日(確認の事)
電話:0997-26-7866
備考:浜田漁港に隣接する事から浜田温泉と呼ばれる入浴施設で、4人程入れる小さな浴槽と休憩室、駐車場がある。
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◇
大和(だいわ)温泉センター
場所:南種子町中之上(南種子中心街・国道58号上中交差点を約1km先右側)
料金:大人¥350
時間:10時~22時
休業:年中無休
電話:0997-26-1888(大和温泉ホテル)
備考:結婚式場、土産品店、レストランもある。※2007年オープン
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◇
わかさ温泉センター
(民宿)
場所:西之表市西之表(国道58号から県道76号の約1.2km先、南日本放送熊毛通信所の隣)
料金:¥300
時間:15時~19時
休業:土・日のみ営業
電話:0997-22-0780
備考:鉄分を含み神経痛やリウマチに効果があると云われ、硫黄湯・薬草風呂がある。
敷地内にはゴルフ練習場もございます。 (入浴日は要連絡)
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■ロケット関連
◇
種子島宇宙センター・宇宙科学技術館
発射場1
宇宙航空研究開発機構(JAXA・ジャクサ)HPより
宇宙センター見取図
宇宙航空研究開発機構(JAXA・ジャクサ)HPより
場所
:南種子町茎永字麻津
開館時間
:9時30分~17時(7~8月は17時30分)
休館日
:月曜日(月曜日が祝祭日の場合は火曜日。8月は原則無休)、12/29~1/1その他ロケットの打上げなどで休館する場合がある。
注意事項
:弁当の持込は館外休憩スペースのみ可、ペットの入場不可
施設案内ツアー見学
(無料):①11:00、②13:30、③15:30の3回。種子島宇宙センター内の打ち上げ関連施設をバスで移動し、専任のガイドによる解説付きで案内してくれる(所要時間は約1時間15分)。原則事前予約制だが、空席があれば当日の30分前までに宇宙科学技術館受付に申し出れば参加できる。
概要
:1969(昭和44)年に設立された種子島宇宙センターは、総面積約970万平方メートルにもおよぶ日本最大のロケット発射場で、種子島東南端の竹崎海岸に面しており、世界一美しいロケット発射場と云われている。センター内には、小型ロケット打上げる「竹崎射場」、とH-2Aロケット打上げを中心とする「大崎射場」がある。射場は、打上げやエンジン燃焼試験の当日以外は、無料で自由に見学する事ができる。
また、宇宙科学技術館の館内では、ロケットや人工衛星の模型などを展示しており、スペースシャトルと宇宙ステーションのドッキングゲームや月体重計などのシュミレーションゲームもあり、楽しみながら学べることが出来る。この様な見学施設のほかに、次の様な射場の様子を一望できる、展望所もある。
①ロケットの丘展望所:大型ロケット発射場や中型ロケット発射場が展望できる。
②竹崎展望台:ロケット打上げ時の新聞・テレビなどの報道関係取材用施設。
③カーモリの峯展望所:H-2Aの射点や竹崎展望台のほか、門倉岬や遠くに屋久島も望むことができる。「カーモリ」とは種子島方言で「家に帰ったか」の意味。
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ロケット打上基地の条件
発射場2
宇宙航空研究開発機構(JAXA・ジャクサ)HPより
ロケットを打上げる射場は、世界11カ国に計22カ所ある。日本では、種子島宇宙センターと、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所の2カ所で、ロケットは、九州の南端から発射されている。
なぜ、鹿児島県なのか。
ロケットが地球周回軌道に入る為には、秒速7.9km以上の猛烈なスピードが必要(地球重力圏離脱の軌道速度は秒速11.2km以上が必要)なので、ロケットを打上げる時に、西から東へ自転している地球の速度を利用する。自転の速度は、赤道に近い場所ほど速くなるので、赤道に近い射場から自転方向と同じ東向きに飛ばした方が、エネルギーを節約できる。日本国内で赤道に近いのは沖縄だが、射場建設時は米国の統治下にあった為、日本国内で、赤道に近い鹿児島が選ばれた。
このほかの射場の条件としては、①人口が少なく障害物が無いこと(万一事故が発生しても被害が最小に抑えられる)、②気候が安定していること、③航空機や船舶等の要所でないこと、④近くに良好な漁場がないこと等が挙げられている。
内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)は、種子島よりも早い1962(昭和37)年に起工されたが、周辺海域が良好な漁場である為、打上げ期間が限定されることから、条件的には種子島の方がロケット打上げに適した場所と云える。ただし、種子島でも、周辺海域で操業する漁協との間で協定を結び、打上げ実施の期間が決められている。通常、冬期は1月1日~2月28日の59日間、夏期は7月22日~9月30日の71日間と、打上げ期間の限られる惑星探査機等の為に、5月~6月と11月~12月の間に別枠として60日間の期間を設定することができ、年間で最大190日間が打上げ可能な期間となっている。
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ロケット打上見学場所
地図
打上げ時の安全確保のため、宇宙センター内全域と射点から半径3km以内は関係者以外の立入が制限される為、一般向け打ち上げ見学場所として、宇宙ヶ丘公園、前之峯グランド、長谷展望公園の3か所が適した場所として紹介している。同所では、打上げ時のカウントダウンが中継されるので臨場感があるが射点からはやや距離があるのが難点である。
(1)宇宙ヶ丘公園
一般向け見学場所として1番早く整備されていた場所で、射点からの距離は約8km。駐車場脇の展望台とその周辺の芝地が見学場所で、直ぐ近くにロケットを追尾するためのレーダ施設・宇宙ヶ丘追跡所があるので、ロケットを追尾し、首を振るパラボラアンテナも見られる(そんな余裕はないと思う)。※キャンプ場の項参照
展望台
展望台から公園入口
発射場
レーダ施設
(2)前之峯グランド
南種子町の中心部にある図書館と南種子高の間にあり、射点からの距離は宇宙ヶ丘公園と同じく約8kmだが、射点との間に山がありので、ロケットが見えるのは発射後と云う条件の悪い場所で、出来れば避けた場所である。
(3)長谷展望公園
南種子町の中心部の国道58号上中交差点から北に約4km先にある、南種子町公立種子島病院のすぐ東に位置する公園で、射点からの距離は約7kmと3か所の中で一番近い。射点を真正面に捉えることができるが、真正面過ぎて第1射点上のロケットが大型ロケット組立棟(白い箱のような建物)の影に隠れてしまうのが難点だが、3か所の中では1番のお勧めポイントである。
(4)その他の見学場所(隠れスポット)
地元の人達やロケット通の間で知られる、射点がよく見え比較的近い場所の隠れスポットは次の通り。
①ご視察所
長谷展望公園から県道75号へと下る道路沿いにある関係者が視察に利用すると云われる展望所で、射点からの距離は約5.7km。
同所は視察用の場所なので、雛壇状に整備された場所には来賓用の椅子が設けられ、一般人は後方の空いた場所からの見学になるが、ロケットの紹介パネルや中継用のモニタがある。モニタからはロケットに搭載されたビデオカメラの映像が映し出され、実況中継のアナウンス中継もあるので、臨場感は最高の場所である。同所が満員の場合は、その先の路上に射点をよく見通せる場所が何ヶ所かある。
②恵美の湯(えびのゆ)
宇宙センター方面から、県道75号を北進。平山郵便局から右折し集落に入り、約1.4km先の三叉路から海側に右折した先にあり、元旅館(恵美の湯旅館)があった跡とのこと。
射点から約3.4kmで、宇宙センターに内にある報道関係者用の竹崎展望台とほぼ同じ距離の立入規制(射点から半径3km)ぎりぎりセーフの場所で、ロケット発射見学場所としては、迫力感満点の超穴場であるが、打上げ時のカウントダウン中継が無いことが難点。ただし、打ち上げ時に封鎖された事もあるので要確認。
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ロケット打上見学情報
①大型ロケット組立棟VAB(白い箱のような建物)で組み立てられたH-2Aロケットは、打上げ12時間前に射点に据え付けられるが、射点まで約500mの距離を、移動発射台ごと専用の台車に載せて運ばれる。この作業を機体移動と呼び、一般見学者は宇宙センター内のロケットの丘展望所(射点からの距離約1.8km)から見学できる。
この機体移動を見るには、機体移動に要する時間約30分を考慮し打上げの約13時間前には現地に入る必要がある。なお、打上げ予定時刻の9時間半前になると、射点を中心に半径3km以内は立入規制が敷かれるので、それまでに規制区域外に退去するようにすること。
②打上げ30分前になると、上空には消火用のヘリが飛びまわる。
③打上げ4分30秒前からカウントダウンが開始される。約5秒前にメインエンジンに点火され、噴煙があがる。
④カウントダウンゼロで炎が噴き出ると共に、ゆっくりと機体が上昇を始める。見学者に轟音が届くのは約10秒後、打上げ1分40~50秒後に固体ロケットブースターの分離が見られる(雲が無ければ)。
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増田宇宙通信所
場所:中種子町増田(宇宙センターの北約18kmの県道75号沿い)
開館時間:10時~17時
休館日:年中無休
入館料:無料
備考:種子島宇宙センターから打ち上げた人工衛星の電波を受信し、人工衛星を正しい軌道に投入する業務を、軌道投入後は筑波宇宙センターの元で、沖縄宇宙通信所や勝浦宇宙通信所と共に管制業務を行っている。施設内で、大きなパラボラアンテナを動かす体験ができる。
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H-2Aロケット
宇宙航空研究開発機構(JAXA・ジャクサ)が開発し、三菱重工が製造および打ち上げを行う、人工衛星打ち上げ用ロケットで、JAXA(ジャクサ)内での表記は「H-IIAロケット」で、発音は「エイチ・ツー・エー・ロケット」であるが、新聞やテレビなどの報道では、「H2Aロケット」と表記され、「エイチ・に・エー・ロケット」と発音される場合が多い。
開発費は約1200億円であり、元になったH2ロケットの開発費の2700億円とあわせると約3900億円である。打ち上げ費用は、構成によって異なるが、約85億円~120億円。打ち上げ能力は3.8~5.8t。2001年夏に試験機1号機が打ち上げられて以来、15回中14回の打ち上げに成功しており、成功率は約93.3%である。
【特徴】
機体は、液体水素と液体酸素を推進剤とする1段目・2段目を組み合わせた、2段式ロケットとなっている。打ち上げ時に十分な推力を得るために左右2基の固体ロケットブースターを有し、搭載する衛星・探査機等の質量に応じてさらに固体ロケットブースターや固体補助ロケットを追加して柔軟に対応する事ができる。複数の衛星を同時に打ち上げて、個別の軌道に投入する事もできる。量の異なる衛星に合わせて、4形態(H2A204・H2A2024・H2A2022・H2A202)の標準型ロケットから選択できる。
【H-2Aロケット10号機】
型式H2A202のロケットで、今回打上げられた情報収集衛星光学2号機(次項参照)は、2003年11月29日にH-2Aロケット6号機で打上げに失敗した情報収集衛星(IGS-2B)の代替機。衛星開発費は290億円。打上げ費用は96億円で、安全保障上の理由で、詳しい情報はは公開されていない。
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情報収集衛星
1998(平成10)年に起こった、北朝鮮のテポドン発射事件を契機に、日本の国土安全保障上、偵察衛星(スパイ衛星)の保有が必要との声が上がったが、偵察衛星(スパイ衛星)では、平和の目的に限るとした内閣決議にそぐわないので、名称を情報収集衛星(IGS:Information Gathering Satellite)として事実上の偵察衛星の保有を決定。総予算2538億円を投入し、2003(平成15)年3月28日にH-2Aロケット5号機で、光学衛星1号機とレーダ衛星1号機を同時に打ち上げ、情報収集衛星(IGS)の運用を開始した。
情報収集衛星は、高性能の望遠カメラや雲があっても撮影できる赤外線を装備した「光学衛星」と、夜間や悪天候時でも地上を観測できる「レーダ衛星」の2種類からなり、これを組み合わせて運用し、高度490kmの軌道を周回しながら、北朝鮮のミサイル発射基地や日本周辺海域で違法操業する漁船などの情報を収集する。
この情報収集衛星を4基態勢で運用することで、地上のどの地点でも一日に1回監視できる事ができ、その能力(解像度)は、光学衛星1号機、2号機(今回打ち上げられる)共に、1m。レーダ衛星1号機は1~3m。
解像度(分解能)とは、識別できる物体の大きさではなく、画素サイズのことで、その識別は情報を受信した地上の解析チームが行うので、そのチームの経験・能力によるところが大きいと云われる。普通、解像度(分解能)1mの衛星がもたらす情報(地上にある1メートルの大きさの画素物体)を解析すれば、観測対象が自動車の場合、トラックなのか乗用車なのかを見分けることができる。解析度(分解能)40cmで人を点として認識することができる。
日本の最新の情報収集衛星・光学3号機(2009年11月28日、H-2Aロケット16号機で打ち上げ)の解像度(分解能)は60cm級で、2011(平成22)年度打上げ予定の光学4号機が40cm級。最先端を行く米国は10cm以下と云われている。
【情報収集衛星の打上げ実績と今後の予定】
打上げ日時
衛星名
号機
その他
2003年3月28日
光学1号機
レーダ1号機
5号機
運用中
2007年3月25日に運用障害
2003年11月29日
光学2号機
レーダ2号機
6号機
打上げ失敗により喪失
2006年9月11日
光学2号機
10号機
運用中
2007年2月24日
レーダ2号機
光学3号機
12号機
運用中
分解能60cm級の実証
2009年11月28日
光学3号機
16号機
分解能60cm級
2011年度打上げ予定
光学4号機
ー
ー
2011年度打上げ予定
レーダ3号機
ー
ー
2012年度打上げ予定
光学5号
ー
機実証衛星分解能40cm級の実証機
2012年度打上げ予定
レーダ4号機
ー
ー
2014年度打上げ予定
光学5号機
ー
分解能40cm級
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ロケット全打上げ実績
号機
型式
打上日
備考
1号機
H2A202
2001/08/29
試験機
2号機
H2A2024
2002/02/04
試験機
3号機
H2A2024
2002/09/10
データ中継技術衛星・こだま
4号機
H2A202
2002/12/14
環境観測技術衛星・みどりII
5号機
H2A2024
2003/03/28
情報収集衛星
6号機
H2A2024
2003/11/29
情報収集衛星打上失敗
7号機
H2A2022
2005/02/26
運輸多目的衛星・ひまわり6号
8号機
H2A2022
2006/01/24
陸域観測技術衛星・だいち
9号機
H2A202
2006/02/18
運輸多目的衛星・ひまわり7号
10号機
H2A202
2006/09/11
情報収集衛星
11号機
H2A204
2006/12/18
技術試験衛星・きく8号
12号機
H2A2024
2007/02/24
情報収集衛星
13号機
H2A2022
2007/09/14
月周回衛星・かぐや
14号機
H2A2024
2008/02/23
超高速インターネット衛星・きずな
15号機
H2A202
2009/01/23
温室効果ガス観測技術衛星・いぶき
16号機
H2A202
2009/11/28
情報収集衛星
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