長門銭勁文 と 水戸銭広永
私は両銭のルーツは同じだと思っています。勁文の方がごつごつした書体で寛字、寶字に癖が強いのですが、文字の配置バランスは近似しています。
古寛永収集に慣れてしまっている人はかえって気づきにくいポイントです。
※両銭とも平永気味ながら永字の洽水点がやや高く、わずかに仰寶、俯用通です。その結果、永字のすその広がりが強調されます。ただし、長門銭は削字が激しいので必ずしもこの特徴が残っている訳ではありません。
意外なそっくりさんに注意しましょう。
文字の細かい特徴を調べる前に、もう一度文字全体の配置バランス(郭や輪と文字の位置関係)を確認して下さい。
じっくり見ていると離郭系のものと寄郭系のものが見えてきます。実はこの感覚が古寛永分類には欠かせません。どちらかが見えたら銭種の系統が絞り込めるはずです。
たとえば水戸銭力永、勇文、正字、仙台正字類は郭に近く、水戸星文手類は離郭します。練習で上の銭譜を見て下さい。実力がつくこと間違いなしです。
← 星文手(離郭)と正字(寄郭)・・・違いが判りますか?
古寛永の山があったら長崎銭、沓谷銭、鳥越銭がおおよそ半分を占めているそうです。中には長崎長足寛や鳥越濶縁のように少ないものもありますが、それらは稀でほとんどは低価値のものばかり。一部の見落とし(濶縁)に気をつけて残りは雑銭箱に入れちゃいます。ただし、判らなかったり、気になったら除外しないのが古寛永分類の基本。大きくてきれいなものも残しておきましょう。
長崎銭 特徴的な文字なので、すぐ覚えられます。長足寛は少し少ない。
鳥越銭(明暦駿河銭) 通頭が棒状に薄く低くなるのでこれも簡単!ただし濶縁小字になるものは貴重です。
沓谷銭(明暦浅草銭) ちょっと難しいけど整った書体なので慣れるとすぐ分かります。これも濶縁小字は貴重。
これらの品々と水戸星文手系の品を私は本能的に見分けています。どこが違うかというとうまく文章に記述ができません。強いて言えば寶足と寶珎の形状と文字配置(水戸系は離郭印象)、永字の払いなのかもしれません。
これは私独特の感覚なのかもしれませんが、古寛永の書体の潮流のひとつに私が大字濶永系とする一群があります。上の15鋳造地分類による掲示では青い破線で区切った下側の書体には、どこかに共通点があるように思えます。寛永の文字は郭の横幅一杯を使い、通寶の文字は郭の縦幅を超えるほど大きく長い、寶珎が大きく頭でっかち・・・そんな感じです。この書体を感覚的に選出しておくことで後の分類がしやすくなるのです。
この銭種を選んだあとで・・・
①ノ画の角度がきつく永字が笹手になる。通字が前のめりになる。 → 高田銭
②永フ画横引きが短い。 → 吉田銭狭永
③永字が洽水で濶縁小字になる。 → 吉田狭永小字
④永尾のはじまり位置が高く、波行する。寛字が小さい。 → 井之宮銭類
⑤通点、永点が草点になる。 → 芝銭
⑥俯寶気味になる。 → 芝銭
⑦寶前足が長く伸びる。 → 水戸銭湾柱永 坂本銭高頭通 芝銭細字類 不知銭長尾永
⑧永柱が長い。 水戸銭長永類 吉田銭狭永類
おおよその特徴を見つけて分類してゆきます。
癖のある書体。
※これはその人の感性でしょうね。
→ 松本銭(太細銭歪永)
→ 不知銭降寶
通字が特徴的。(縮通で下すぼみ。)
→ 高田銭(縮通)
→ 岡山銭(縮字)
※以下は削字による変化
→ 水戸銭(力永縮通)
→ 長門銭(俯永縮通)
素朴な文字。文字の太さが一定せず勢いがない。
→ 初期不知銭
→ 御蔵銭
→ 高田銭(肥永類)
※背郭の特長にも注意しましょう。
特徴的な背を持つ古寛永
高田銭
御蔵銭
井之宮銭
長門銭
御蔵銭や坂本銭の跋永など見た目で分かりやすいものを除外してゆきます。難しい問題は分かるところから解いてゆく・・・これって試験を受けるときの基本でしょう?もちろん、分かりやすさはひとそれぞれです。自分の習熟度に合わせて選別してください。
※沓谷銭の区別は初心者には難しいかもしれません。判らなければとりあえず除外せずそのまま進行して行って下さい。
この作業はその2の作業と平行して行って下さい。私は古寛永の場合はまず背を見ます。この癖は私の白銅銭好きに根源があります。そう、長門銭を探すためです。長門銭は白銅銭が多いとはいえ、純白のものはほとんどなく、変色して黒っぽくなっているものが多く、撰り出しをする場合は背郭を見て探すのが早いのです。もちろん例外もたくさんありますのでこの作業はあくまでも選別の補助作業とお考え下さい。もし、番号が入っているものを見つけたら大騒ぎです。(番銭という大珍品)また、妙に背濶縁なものにも一応気を配っておいて下さい。
背に特徴のある古寛永はいくつかあります。以下に代表的なものを挙げます。
長門銭 背郭が丸く歪むものが多く、立ち上がりの形成が独特です。銅色は黄白色~青白色のものが多いと思います。
井之宮銭 背郭が反郭気味に反り返るものが多い。背反郭なら面を見て確認します。
高田銭 肥永の類は背郭がこじんまりと細いものがほとんどです。背地が滑らかになっているものも多い。
御蔵銭 一部例外はありますが背郭が小さく穿にへばりつくように細くなります。
水戸銭 背の上部に星があるものがあります。
背大濶縁のもの 松本銭や仙台銭に珍品があります。
古寛永はとにかく類似書体が多くあります。同じ系統の書体を並べてみるとわずかな違いが見えてくるかもしれません。
大雑把な鋳造地のイメージが把握できたところで分類にとりかかってみましょうか。ただし分類には銭譜の存在が不可欠だと思います。できれば古寛永泉志は入手しておきたいところです。なお、以下の文章は雑銭の中から古寛永だけを抜き出したもの・・・ということを前提に記述します。古寛永と新寛永の区別がつかない方や、書体変化について全く分からない方、専門用語を知らない方のための記述にはなっておりませんがご了解下さい。
基準は25㎜です。古寛永は大きいというイメージがなぜか私にはあるのですが、粒ぞろいの割りに、外径が25㎜を超えるのは稀なのですよね。と、なると掘り出し物のチャンスです。
新寛永の文銭はほとんど25㎜を超えているので、これを基準にするとよいでしょう。信濃松本銭(旧竹田銭)のように比較的大型のものが多いのもあるのですが、それにしても普通の古寛永より高い評価となります。26㎜を超えていたら大珍品です。
なお、この作業は銭の種類を特定するために行うのではなく、雑銭中の珍品を見落とさないためのもの。母銭や大様銭が混じっているかもしれません。
← 高田銭の笹手永の大型銭 25.3㎜ 文銭に混じると目立たないのですが貴重な品です。
※比較的大型のものが多い銭座
竹田銭 長崎銭 水戸銭の一部(湾柱永・無星文) 高田銭(笹手永)など
【私流その1 大きいものを探す】
水戸銭(水戸鋳造で確定か?)
浩泉丸銭譜 常陸水戸銭
長永は発掘調査の結果鋳造地確定したもの。永字の洽水点が高く、永柱が長く見えます。類似書体が多いので分類にはある程度の熟練が必要ですがこの書体が古寛永のあるタイプの基準書体になります。
15鋳造地分類にしたがって代表銭を集めてみました。分類に困ったら、この銭譜のうちの似ている拓本をクリックして下さい。分類のためのヒントに出会えるかもしれません。黄色文字名称は古寛永泉志の名称で、もっともポピュラーな名称です。配列は書体の系統を比べるため敢えて旧譜には従わず年代順にもしていません。
よく古銭商などで古寛永15鋳造地などという名前をつけられて売られています。私も古寛永収集はここからはじまりました。一般的には水戸(1-1、1-2、5番をひとまとめにして、大阪、長崎をはずして15鋳造地とするようです。ただし、実際の銭種割り当てと鋳造地推定に根拠のないものが多いのが実情です。
●水戸
古寛永銭の分類に際して、まず最初に聞かされるのが15鋳造地名だと思います。この15鋳造地名は古寛永の大分類名に使用されてはいるのですが、実はすべてが仮分類名であって根拠はないようなのです。また、一般に言われているように15ヶ所の鋳造地だけでもなかったようです。可能性のある鋳造地について以下に記述します。
1-1.常陸水戸田町銭座 寛永3年(1626年)
水戸の商人、佐藤新助が藩と幕府の許可を受けて鋳銭事業をはじめました。名を寛永通寶とし背に三の文字を入れたとされています。これは公鋳ではありませんが、古寛永の始まりであることには間違いないようです。
1-2.常陸水戸煙草町銭座 寛永13年(1636年)
佐藤新助が病死し、田町銭座が休業を余儀なくされた10年後、息子の庄兵衛と三久保屋甚右衛門の共同経営で銭座が再開されています。(このとき鋳造されたのは背十三とも言われていますが定かではありません。)これを契機に全国に公的銭座が作られてゆきます。幕府の思惑で寛永13年6月に私的銭座の運営の禁止が通達されたため、佐藤庄兵衛と三久保屋甚右衛門は事業停止を余儀なくされたようですが、すぐに公的銭座の頭として登用されたようです。
以上を水戸銭として二水永銭が充てられています。これについては異論のないところでしょう。
逆引き古寛永事典(私流)
はじめに・・・
逆引き新寛永事典をリリースして久しく時が経ちましたが、古寛永は難しいという声を相変わらず聞きます。かく言う私も未だ古寛永は苦手でして、一見して判別できるほどの域には達していないと思います。
古寛永基礎分類譜を作ったのは私なりの分類方法を確立するための実験的なものでした。ここでは私なりの基礎分類について改めて考察することで、皆様の分類の一助になることを狙いました。と、まぁえらそうなことを書いてしまいましたが早く言えば自分流の公開です。
私流ですので分かりづらかったり、役に立たないこともたくさんあると思いますがお許し下さい。

その6は岡山・松本系 と 水戸・仙台・長門系を分類するもの。例外はありますが
岡山・松本系は文字が小さく寶珎がこじんまりとしてバランスが良く
水戸・仙台・長門系は文字がやや大きいものが多く、寶珎の自己主張が強い傾向にあります。
ただし、これはあくまでも私の感覚です。
この判定で岡山銭あるいは松本(太細)銭と判定されたものを銭譜で確認して言って下さい。
その7は極意と言っても過言でないスキルです。古寛永の銭譜を見る上で意識して行っていることですが、迷ったときにとても役に立つ観察手法です。
高田銭笹手永手細字削尾永
基本銭は大字濶永系なのですが削字によって似ても似つかない風貌です。こんなものもあるのが古寛永・・・だから難しい。どちらかといえば珍銭です。
次の作業工程はほぼ同時に行うものです。これは水戸銭と仙台銭系を選び出すためのスキルです。
古寛永は加刀変化が多く、決定的な書体差が見出しづらいのが本当のところ。やはり銭譜を普段から眺めて、鋳造地別書体の印象を植え付けておきましょう。
濶縁縮字になったものは特に難しい。縮字で書体の崩れが著しいものは水戸銭(宏足寛など)系と岡山銭(婉文・短尾寛)系に良く見られます。縮字にはなっていてもどこかにその銭の特性は残されています。
ここまで読んでこの程度の結論・・・と思われた方はごめんなさい。古寛永は本当に難しいのです。やはり普段から銭譜を眺め、古銭に慣れ親しむこと以外の近道はやはりないと思います。
2006年末に面白いサイトがオープンしていました。古寛永分類には良い資料に発展すると思います。
→ 古寛永のアナ
書体をじっくり見ます。例えば・・・
①寛末画を見ます。後ろ足部分が短いものは水戸狭足寛、末尾の跳ねが短いのは岡山短尾寛です。
②まとまっていて文字が大きめなのは仙台の正永、寛字類です。長門銭の麗書や裕字も大きめです。
③文字が大きくきれいなのは水戸星文類、正字類、仙台正字手類、寛字類です。
※おおよその判断がついたら銭譜と照合します。上の拓本群の中から似ているものを選ぶのも良し。あるいは下の分類表のポイントを参考にするのも良いでしょう。水戸、岡山、仙台の区分がここで完了できればすばらしい。
古寛永は変化が激しいので、分からなかったら一旦保留しておくことをお勧めします。じっくり考えましょう。
試作 古寛永 基礎分類表
| 掲載番号 | 新分類名 | 旧分類名 | 主な銭種 | 分類のポイント | |
| 0 | 初期不知銭(私鋳銭) |
開元手 太平手 永楽手 二水大寶 | 鐚銭や島銭の風貌を持つ珍銭群 | ||
| 1 | 初期不知銭 | 志津磨大字 狭穿 寶連輪 二水永マ頭通 | 制作年代が特に古いと推定されるもの | ||
| 2 | 二水永銭 | 背三 背十三 背星 背刮去 濶縁 短寶 長字 | 二水永になるもの | ||
| 3 | 御蔵銭 | 大字 正字 大永 長尾寛 大寛 小永 小字 | 加刀による素朴な制作 | ||
| 4 | 信濃松本銭 | 竹田銭 | 斜寶大様 斜寶細縁 斜寶失点尓 斜寶高寛 | 仰寶、平永のもの | |
| 5 | 高田銭 | 肥永 肥永小字 肥永降寶 縮通 | 永字ノ画打ち込みなどに特徴 | ||
| 6 | 坂本銭 | 坂本銭 | 跳永 不跳永 | 大字濶永 爪頭永 爪辵になるもの | |
| 7 | 仙台銭 | 仙台銭 | 大永 跛寶 | 退永、仰寶 直線的な書体 | |
| 8 | 仙台濶字銭 | 濶字 濶字手 | 大字濶永 | 同系統の書体 | |
| 濶字刔輪 濶字手刔輪 | 文字寄郭 | ||||
| 9 | 仙台正字手 | 寛字 五大点 | 大字濶永 | 文字が正しく配置される | |
| 正字手 三大点 | 文字が寄郭 | ||||
| 10 | 岡山小字銭 | 岡山銭 | 小字 小字刔輪 | ||
| 11 | 岡山縮字銭 | 縮字 縮字広穿 | 独自書体 | ほぼ書体変化なし | |
| 12 | 長崎銭 | 大字 小字 | |||
| 13 | 長門銭 | 異永 奇永 麗書 裕字 勁文 | 白銅質で制作に一致点 | ||
| 星文様 正字様 俯永様 太細様 広永様 | 他座書体 | ||||
| 14 | 長門様参考銭 | 仰永様 流永様 浮永様 ほか | |||
| 15 | 水戸背星文銭 | 水戸銭 | 背星文 背星刮去 | 水戸銭 グループ |
文字が離郭 |
| 16 | 水戸星文手類 | 星文手 無星文 | |||
| 17 | 水戸広永銭 | 広永 広永背異 | 文字寄郭 | ||
| 18 | 水戸力永銭 | 力永 勇文 | 永字に特徴 文字寄郭 | ||
| 19 | 水戸正字銭 | 正字 正字広永 | 文字寄郭 | ||
| 20 | 水戸宏足寛手類 | 宏足寛 勁永手 勁永 短足寶 狭足寛 大目寛 | 退足寛のものが多い (寄せ集めのグループ) |
||
| 21 | 岡山短尾寛銭 | 岡山銭 | 短尾寛 | 文字離郭 (寄せ集めのグループ) |
|
| 水戸銭 | 正字縮字 | ||||
| 松本銭 | 太細短尾寛 | ||||
| 22 | 常陸水戸銭 | 水戸銭 | 長永 | 大字濶永 | 書風に類似性 |
| 長永手 仰永 浮永 流永 | |||||
| 23 | 吉田銭 | 吉田銭 | 狭永 狭永削頭尓 狭永小字 | ||
| 広永 | |||||
| 不知銭 | 降寶 | ||||
| 24 | 不草点類 | 坂本銭 | 高頭通 不跳永 正永 | 書体に類似性 (寄せ集めのグループ) |
|
| 不知銭 | 長尾永(坂本銭に転籍) | ||||
| 水戸銭 | 湾柱永 | ||||
| 芝銭 | 細字 不草点 | ||||
| 高田銭 | 笹手永手(芝銭に転籍) | ||||
| 笹手永 仰頭通 退寛 長寶 | |||||
| 25 | 芝銭 | 二草点 二草点手 四草点 | 草点になる | ||
| 細字 接郭 | 跛寶になる | ||||
| 26 | 明暦浅草銭(旧沓谷銭) | 大字 小字 大字俯頭辵 萎足寶 | 長通 狭用通 | ||
| 27 | 井之宮銭 | 縮寛 長通 | 寛字以外が大きい | ||
| 28 | 明暦駿河銭(旧鳥越銭) | 高寛 低寛 | ニ頭通類 | ||
| 29 | 水戸放永銭 | 水戸銭 | 放永 放永平永 放永手 | 中字平永 | 平永仰フ永 |
| 30 | 仙台長尾永銭 | 仙台銭 | 正永 長尾永 長尾永小字 | 特徴少ない | |
| 31 | 岡山長尾永銭 | 岡山銭 | 長尾永 跪寛 | 長尾永 跛寶になる | |
| 32 | 岡山俯永銭 | 俯永 俯永抬頭永 | 永頭、フ画が俯すものが多いが例外あり | ||
| 俯永伸寛 俯永小永 俯永短尾永 俯永手 | |||||
| 33 | 岡山長嘯子銭 | 長嘯子 長嘯子小字 長嘯子肥字 濶縁小字 | 永頭永尾が長い | ||
| 34 | 岡山良恕銭 | 良恕 良恕小字 良恕手 | 王と尓が連なる | ||
| 35 | 岡山婉文銭 | 婉文 婉文濶縁 | 弱々しい書体 | ||
| 36 | 岡山進永銭 | 進永 進永小字降通 進永小字縮通 | 進永、文字離郭、細字 | ||
| 37 | 太細銭 | 松本銭 | 太細 太細小字 短爪寛 | 永頭細く永柱太い | |
| 幺永 歪永 | 極端な平永 | ||||
長門銭麗書 と 仙台銭寛字
これまた文字バランスはそっくりです。ただし寛字のほうが文字が大きく、とくに寛目が大きいのが目立ちます。仙台銭にも白銅色のものが散見されるので気をつけましょう。なお、この書体は水戸背星文を手本としているようです。材質の差、永字の払いのカーブ差(星文類が緩やかなカーブを描くのに対し、麗書や寛字は直線的になること)にご注意下さい。
→ 岡山進永銭 も同じ系統の書体だと思います。
※さらに長門銭には広永様、水戸銭には広永背異というものがあってややこしい。