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 2008年秋、遅々として進まない大量見聞録に業を煮やした元方泉處館長から、新しい企画が持ち込まれました。
直径のコンテストです。氏、いわく『直径の大きなものは初鋳銭と見て間違いないだろう、だから直径の大きなものの発見者には直径発見者大賞なる賞を設け、さらなる新寛永ファンの啓蒙に努めたら良い』と・・・。
また、手替りの可能性のあるものについてもこのコーナーで発掘し、世間に広めたら良いとも・・・。
てな、わけで投稿コンテストを急遽企画します。
とはいえ無闇やたらに投稿されても困りますので、投稿についていくつかの約束を決めなければなりません。しばらくは試行錯誤の状態になりますがお許し下さい。
すばらしい投稿、発見をした方には、発案者の舎人坊石川氏から豪華記念品をもらえる・・・かもしれません。
皆様ふるってご投稿下さいますようお願い申し上げます。

寛文期亀戸銭繊字背小文大ぶり銭
外径25.6~7㎜ 内径20.40㎜ 重量3.1g
背内径18.4㎜ 肉厚1.10㎜

投稿者談・・・内径は母の母クラス以上の規格で鋳られた通用銭。珍しい存在と思いますが。
(九州のK氏の投稿)

寛文期亀戸銭繊字背小文刮去大様母銭
外径25.6㎜ 内径20.25㎜ 重量4.1g
背内径18.4㎜ 肉厚1.30㎜

投稿者談・・・繊字の刮去銭でこのサイズはまずめったにないと思います。
(九州のK氏の投稿)

※通常の母銭よりかなり巨大です!

1)直径部門(新寛永限定)

こいつはでかい!と思える新寛永通寶を発見したら、ノギスで計測して銭種と大きさをお知らせ下さい。計測は 
①寛永方向と通寶方向を各2回以上計測し、小さい方を優先します。最小単位は0.05㎜までとします。
②母銭の場合はその由を必ず記載して下さい。
③画像はできましたらスキャナーで読み込み、解像度150dps(150%拡大)程度でお送り下さい。
④できましたら面背の内径も計測して下さい。
⑤状態が極端に悪いものは焼け伸びや圧延加工の可能性があるため無効(参考値)になります。
⑥数値についてはHPで公開しますが、画像添付のないものは参考値掲載になります。

2)重量部門(天保通寶限定)

これは私の今の興味から設けてみました。極端に重いもの(厚いもの)、逆に軽いもの(薄いもの)など歓迎です。銭種によってかなりばらつきがありますが、重いものは厚さ3㎜以上で25g超過あたりが、軽いものは厚さ2.2㎜以下で14g以下が投稿の目安になります。とくに本座銭の重量分布が知りたいので、規格外に重いの本座銭とおぼしきものを発見しましたらご投稿頂けたら幸いです。
薩摩広郭も歓迎します。


3)手替り部門(ジャンル問わず)

ちょっとした手替り、変なもの大募集。1品ものであっても投稿はOK。面背の画像を必ず添付し、所見や大きさなどの数値をご記載下さい。ただし、掲載の採否は私の一存となります。(あまりにも目立たないものは採用しません。)
特徴のはっきりしているもの・複数の類品があるものを優先します。

迷惑メール防止のため、投稿にあたっては住所と氏名を明らかにして下さい。(公表はしません。)
また、投稿ネームを必ず記載して下さい。(無い場合はイニシャル公開)

実験企画

寛文期亀戸銭正字背文大様母銭
外径25.75~25.8㎜ 内径20.9㎜ 重量4.0g
背内径19.0㎜ 肉厚1.25㎜

大きさ的には本格的な母銭です。惜しむらくは雨乞い銭に加工されてしまっておりますが、原品は迫力のサイズだと思われます。
(九州のK氏の投稿)

称:鳥越銭高寛(本HPでは明暦駿河銭)の寛上削輪?

九州のK氏からの投稿品です。拡大画像を見る限り、打ち傷ではなさそうでシークレットマーク的な意図的存在に思えます。
これは類品が出てきそうな雰囲気です。

2008年10月の収集に記事掲載された
文銭の
 正字背文 寛上削輪 この銭群は東京都在住の寛永銭研究家の 吉野宏氏 が選りだした品です。

新寛永通寶分類譜
文久永寶の細道
天保銭の小部屋
赤錆の館
古寛永基礎分類譜

寛文期亀戸銭正字背文大破冠寶の入文

九州のK氏からの投稿品です。
正字背文の大破冠寶ですが、背文が仰文気味の入文になっています。いまのところ一品物ですが、大化けする可能性あり。

3)手替り部門

類品募集中!(舎人坊)
以下の品は舎人坊石川氏からの投稿です。類品を募集しています!

破冠寶いろいろ①
享保期仙台石ノ巻銭重揮通無背

大破冠寶として良い品です。類品3品あります。寶冠の点もほぼ失われるほど深くタガネが入っています。

※類品募集中。(舎人坊氏より)

破冠寶いろいろ②
享保期仙台石ノ巻銭コ頭通背仙

寶冠点の直後が切れるもの。

※類品募集中。(舎人坊氏より)
破冠寶いろいろ③
享保期仙台石ノ巻銭異書長通

寶冠点の直前が切れるもの。

※類品募集中。(舎人坊氏より)

破冠寶いろいろ④
寛保期高津銭接郭寶背元

寶冠点の直後が切れるもの。

※類品募集中。(舎人坊氏より)
投稿例:薩摩広郭含白銅質(重量30.7g)

千葉県在住のKさん(私)の投稿画像です。
天保仙人の記録32gには及びませんが、30g超えは銀メダルものです。だから銀色っぽく妖しく輝いています。
異常に厚く、コインアルバムから出っ張ってしまっています。
2)重量部門

寛文期亀戸銭細字背文大様銭

四国在住のKさんからの投稿。(感謝!)
外径25.50㎜ 内径20.6㎜もあるそうです。細字は製作は安定していますが、案外大きいものはなくて25.3㎜を超えるとかなり大ぶりの範疇に入ります。また、内径は20.0~20.2㎜が普通で20.6㎜は完全に母銭サイズです。これが母銭であれば問題ないのですが、画像の風貌は通用銭です。久泉研究資料⑦340番に外径25.6㎜大様銭が掲載されていますが、それに次ぐ大きさであり内径はそれ以上です。このサイズ、母銭としても大きい別格のサイズです。

投稿例:文政小字通用銭(直径29・0㎜)

重量も7.2gもあります。個人の記録ですが、文銭(通用)では直径25.7㎜が私の最大値。でも、この文政小字は大きさ、厚さ、重さのどれをとっても図抜けています。しかも母銭のなりそこないではなく通用銭のでかいだけというのがすごい。
その迫力は手にとって見た人でないと判らないと思います。
 

享保期佐渡銭背広佐大様(25.75㎜)

千葉県在住のKさん(私)の投稿画像です。
この類はもともと大ぶりのものが多いのですが本家の亀戸銭をしのぐ大きさは立派としかいいようがありません。
出来がよければ母銭だったのが格下げになった品なのでしょうか?やや銅質が異なり、雰囲気も風格があるような気がします。文銭や御用銭の類を除き、25.5㎜を超える新寛永は珍しいものです。

※郭内の仕上げ、材質から見てなにか特殊な品のような・・・

寛文期亀戸銭退点文大ぶり銭(白銅質)
外径25.6㎜ 内径20.4㎜ 重量3.7g
背内径18.6㎜ 肉厚1.18㎜

九州のK氏からの投稿品です。白銅質でおみごととしか言えないサイズ。背の濶縁ぶりも見事です。所蔵者は通常の退点文としては九州随一ではないかとのこと。これでも母銭ではなく大ぶり銭だといいますので恐れ入ります。これの母銭は26㎜近いものと思われます。

→ 退点文の超大型銭(廃棄母銭)

寛文期亀戸銭縮字背文深冠寛大様銭
外径25.2㎜ 内径20.2㎜ 重量3.5g
背内径19.1㎜ 肉厚1.15㎜

九州のK氏からの投稿品です。氏は5孔の深冠寛をお持ちだそうですが(すごい!)これが唯一の大様銭だそうです。
大きさは母銭格ですが、通用銭だそうです。

→ 縮字背文(裕文)深冠寛


寛文期亀戸銭細字背文大様母銭
外径25.6㎜ 内径20.6㎜ 重量3.6g
背内径18.5㎜ 肉厚1.18㎜


九州のK氏からの投稿品です。やはり別格の大きさ。久泉研究資料⑦に25.7㎜の母銭の掲載があり、そこには『白味の感じられる密な銅質』とあります。おそらく錫成分が強いのだと思います。
細字の母銭でも25.5㎜を超えるものは少ないようでこのクラスは母の母クラスの大きさに該当するようです。

寛文期亀戸銭中字背文大様銭
外径25.7~8㎜ 内径20.6㎜ 重量4.6g
背内径18.8㎜ 肉厚1.48㎜

九州のK氏からの投稿品です。
銅質や製作から別格の品であることは画像から分かりますでしょうか。中字の母銭でも25.5㎜を超えることは少なく、まして25.7㎜を超えるとなると稀としかいえません。鋳だまりが残るところから母銭としては完全に仕上げられなかったものと思われ、類品は久泉研究資料⑦にも掲載されています。坂井氏はこれを母の母の母クラスと称しています。
非常に良い物をご投稿頂きました。

舎人坊記念 投稿コンテスト

1)直径部門