【評価 7】
栗林広穿(母銭)
水戸藩の広穿の鋳写母銭から生まれたもので、書体は同一であるが薄肉小様になるもの。内跳寛、進寶であり、永字の打ち込みが強く独特である。
(オークションネットの古銭入札誌6より)
潜イ
未収品


長尾寛背ト(母銭)
(平成17年銀座コインオークションカタログより)
無背
未収品
大字背ア小字
未収品


小字
未収品


マ頭通虎の尾寛(母銭)
もともとは鋳だまりだったのだろうが、それが珍品を生み出す結果になった。
(平成17年銀座コインオークションカタログより)




仰寶磨輪(母銭)
普通は古銭は大型のものの方が希少の場合が多いのだが、当品に限っては磨輪されたものの方が少ないようだ。
(平成17年銀座コインオークションカタログより)


背盛刮去(母銭)
背盛が刮去されているもの。旧譜では背盛無背とされているが、画像を見る限り明らかな刮去痕が見られる。試作品であり、通用銭はないとされている。
(大和文庫ホームページより)
背盛大様(母銭)
直径30.8㎜の大様銭。ここまで大きいものは滅多に出てこない。
(平成17年銀座コインオークションカタログより)


背山(母銭)
仰寶の背に山の字を入れたもの。郭左角にある波の接合部に鋳だまりが必ずある。これの特徴を持った無背銭をを背山手とすることがある。元々は尾去沢銅山の通用銭として大迫銭座でつくられたという説が有力で、本来は銅母銭だけの存在だと思われるのだが、市場でも鉄銭をよく見かける。あるいは鉄銭も鋳造したのかもしれないが・・・。
(平成17年銀座コインオークションカタログより)




【評価 4】


【評価 9】
深字
がっちりとした作ながら文字がこじんまりまとまっている。通頭が小さく、通辵の頭の位置は用画の上辺近く。
狭永
濶字背トなどに書体が似るが、やや小字。とくに永フ画の横引きが短いのが特徴。またやや長尾寛、昂通でもある。
※新寛永泉志では銅銭が存在するとの記述があります。はたして銅銭を鋳造する意義がどこにあるのかは判りかねますが、興味ある事実です。
広穿
名前の通り広穿である。永字などの打ち込みや頭の爪が長い。寛尾は内跳寛である。
深字降辵(母銭)
本銭は明治期になって鋳造されたとされるもの。厚肉広穿で深字で、文字全体はこじんまりしている。降辵は通のしんにょうの頭の位置が通用画より下がるもの。永フ画はやや直線的に流れる。評価は母銭としてのもの。
(平成16年銀座コインオークションカタログから)


仰永(母銭)
深字に非常に近似しているが浅字で、寛前足が長く方折するのが特徴。深字本体との差異は本当に微差である。降辵に比べ辵頭の位置が高く、辵頭角が用画に接する差がある。
(平成16年銀座コインオークションカタログから)


小字背ト
背に波がなければ一文銭と見間違う大きさ。通用、寶貝の短さが目立つ。
(平成16年銀座コインオークションカタログから)


濶字背ト刮去
前銭の背刮去銭。
濶字背ト
仰寶に似た書体で背にト字を置くもの。マ頭大きく仰ぐが、寶足はほぼ水平である。
長尾寛背ト刮去
逆トの書体に似ているが寛尾が長く伸びる。通字のしんにょうの末尾が跳ねるのは同じ。
背逆ト刮去
俯永に似ているが文字が小さく幅広の感がある。通頭の上辺が短く少し仰ぐ。通字のしんにょうの末尾が跳ねる。
縮字母銭
津縮字は打製の母銭で、この製法は背アに共通のものを見る。この銭が津藩だという確証はないようなので、あるいはこれは安芸藩のものなのかもしれない。
この画像は平成16年の銀座コインオークション出品のものからの借用で、非常に精緻なつくりであることが判ります。鉄銭や母銭に興味のあまりない私も惚れてしまいました。


縮字
勢いのない独特な書体。母銭は打製である。背波は太く、比較的銭径も大きい。銭径の大きさといい、打製母銭の存在といい広島藩銭とのつながりを感じる。(本当に津藩で良いの?)
狭波背イ
波の形が全く違う。狭波と言うが配置的にはむしろゆったりした感じ。狭いのはあくまでも波の長さのこと。
降波背イ
会津藩銭に似るが銭径小さく寛に爪がある。背波が横に伸びきった感じ。背左の一番上の波が郭角のわずかに下から出る。左側の背波はやや直線的である。郭角から波の出る広波(珍品)とは波形が違う。背にイ字を置く。
5.慶応期 伊勢津藩銭 慶応2年(1866年) 江戸深川西町(津藩邸) 鋳造
4.慶応期 会津藩銭 慶応2年(1866年) 江戸深川八右衛門新田(会津藩邸) 鋳造
背細ノ
やや浅字小様になり、背ノ字が細い。
背太ノ断辵
通のしんにょうの折部分が削られているもの。有名品である。
背太ノ
寛、寶に爪がない素朴な書体である。私がはじめて意識して買った鉄4文銭である。背にノ字があり、アイヅのア字の略字という。
仰寶大字米字刻印(母銭)
刻印の意味は廃棄に代わり通用銭に混入して利用するにあたって母銭として再利用されないようにするため・・・という説がある。普通の仰寶の米字刻印はたくさんあるが、仰寶大字のものとなるとちょっと見つからない。
(平成17年銀座コインオークションカタログより)


背盛
背に盛の字を置く。コ頭通である。
背盛濶縁
輪幅が広いもの。
仰寶大字
面文が大きく独特。堂々とした書体である。
削頭千広千(原母銭)
原母銭(母銭の母銭)なので大きさは通常銭よりはるかに大きなもの。貴重なものであることはいうまでもない。
(平成17年銀座コインオークションカタログより)


万延巨字背小郭通用銭
堂々とした書体、その風貌は鉄銭の王者。母銭の存在も少ないのですが鉄通用銭はさらに貴重な品物で、試作的なものと思われる。本銭は通用銭だが面背に砥石仕上げが行われている。なお、穴銭入門には通用銭の存在は掲載されていない。
(平成17年銀座コインオークションカタログより)


マ頭通
背盛に書体は酷似しているが、マ頭通で無背のもの。虎の尾寛になる珍品があるという。
3.慶応期 盛岡藩銭 慶応2年(1866年) 陸奥国稗貫郡大迫通外川目村鋳造
2.慶応期 仙台藩銭 慶応2年(1866年) 陸奥国牡鹿郡石ノ巻鋳造
1.万延期 精鉄銭 万延元年(1860年)江戸深川海辺新田(東大工町)鋳造 (浅草橋場町鋳造説もあり)
鉄四文銭の部
浩泉丸編
寛永通寶の分類譜・・・と銘打っているのになぜ鉄銭のコーナーがなかったのか・・・。それは私が熱心な鉄銭コレクターではないからです。見栄えがしないし、汚いし、保存も難しいし・・・。あるオークションで鉄一文銭に数十万円のお金をつぎ込んだ有名コレクターには畏敬の念さえ感じてしまいます。私は銅の通用銭に絞った収集をしていて、鉄銭と母銭についてはあまりお金を費やす対象にはしていません。(予算がありません。)したがって所蔵品は安くて状態がいいから雑銭コーナーで遊びに買ったものがほとんどで、中にはおまけにもらったとか、解体現場で拾ったなんてものもあります。希少品はほとんどありませんし、これからもあまり増えないでしょう。
と、言うわけでこのコーナーは私の数少ない所蔵品を参考画像紹介するだけのコーナーの予定でしたが、銀座コインさん オークションネットさん 大和文庫さんなどのご了承を得て、オークションに出品された母銭類などの画像をも紹介できるようになりました。(多謝!)
赤錆の館