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| おいしい光 | |||||||||||||
| 照明器具には様々なデザインの物が有り、選ぶ事は楽しい作業ですが、インテリアの照明計画では光をどう取り扱うかという事が大切です。 食事のために白熱灯を使用すると点光源なので食器に艶を与え、料理をおいしく見せる演色効果が有り、顔の表情を豊かに見せます。蛍光灯は継続的な作業や読書に向いている照明器具で、白熱等はくつろぎの演出に向いている照明器具です。また、使用しているランプの種類によってインテリアの色の見え方に差が有り、そのことによって使用する部屋の向き不向きが有ることは、様々なインテリア雑誌でも語られています。 赤い物が赤く見えたり、青いものが青く見えるためには光源の持っている光の成分が重要で、人工照明はその成分をまんべん無く持っていません。白色蛍光灯は青の成分が多いのでくつろぎの光としては不適当ですが、色順応という視覚の生理作用で青くは見えません。くつろぎは、やはり赤の成分の多い白熱灯が向いていますが、電気代を懸念して敬遠されることもあります。しかし照明の消費電力は家庭で16%と言われていますので、その差は微々たる物です。それよりもサークライン蛍光管が1300円、ツイン蛍光管が1500円で、電球が160円という価格を比較すると、電力だけで維持費を語ることは出来ません。 また、明るくする事だけが目的の照明計画は食事にたとえると、満腹感と栄養価だけを目的にしている食事に似ています。おいしい食事が豊かな生活を形づくるように、照明の光にも「おいしい光」というものが有ります。それは家具の配置や人の振る舞いと大きく関わり、部屋中均一な光量の「一室一灯計画」では得られない、幸福感を演出する光を指します。寝室などに使われる間接照明などはその良い例です。 電気工事は配線が工期の初期に終了していますので、後から変更は出来ません。設計の早い段階で住み手がまずそこで何をしたいか定義し、設計者と綿密な打ち合せをすることで、良質な光の環境を手に入れる事が出来ます。 |
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