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このようにお勧めする理由は、単純明快。健康なヒトや犬・猫たちの尿が、おおよそpH5〜8の範囲内で絶えず目まぐるしく変動しているからです。 そこで、とりあえず、せめて弱酸性の尿くらいは出るようにして欲しいというのが私の本旨でありまして、尿を弱酸性に維持することが正しいだなんて、一言も申しておりません。 |
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尿のpHの正常値はpH6付近とか、pH6.2〜6.4くらいとか、いろんな説があるようです。 いっぽう、尿は体内の不要物や有害物を体外へ捨てるためのものであって、体液ではありません。捨てる廃液に恒常性の維持はムダなこと。だから、尿はホメオスタシスに管理されることなく、pH5〜8くらいの広い範囲内で常に上昇・下降を繰り返しているのです。 |
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Dr.中島健次著「出てますか?弱酸性尿」p.32〜35より転載
第2章 尿のpHは目まぐるしく変動するのが正常です
第1節 尿pHのいわゆる「正常値」
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「ヒトの正常尿は弱酸性(pH6付近)を呈し、肉類を多くとれば酸性に傾き、果物や野菜を多食すれば酸性が弱くなり、中性ないし弱アルカリ性になる。正常尿では不快でない特異臭を有するが、微生物の作用で尿素が分解すればアンモニア臭を発し、腐敗した尿はアルカリ性を呈する」(平凡社『世界大百科事典』、1964) 「健康な人の尿pHは弱酸性(pH6.0〜6.5)が正常ですが、体内の環境をできるだけいつも定まった状態に保つように、腎臓が体内の過剰な酸またはアルカリを排泄して調節しているので、pH4.5〜7.5付近を変動します」(保健同人社『国民医学大事典』、1980) 「尿路に感染が生じるとpHがアルカリに傾くため、日頃pHの変化は尿路系への感染の有無の判断の材料になる。しかし、尿pHに関する要素は多く、あまり単純ではない。尿中に異常物質が出現したときは、その性状によってpHが規定されることがある。例えば糖尿の場合では、尿は異常物質である糖によって酸性を示すことになる。一方、腎臓での物質の再吸収・分泌もpHに与える影響は大きい(中略)。また、尿pHは食餌に依存している。犬、猫のような肉食動物では尿pHは動物性蛋白の摂取量によって変動するが、一般に犬や猫ではpH5〜7の変動はあるがpH6.2〜6.4程度が常態と考えられる。しかし、食餌が一定していなければ、当然ながらかなりアルカリ性まで変動する。尿の酸性度は飢餓、発熱、アシドーシス、酸性化合物投与で上昇するが生体の恒常性維持機能により、それほど大きくは動かない。アルカリ度も同様に大きく動くことはないが、細菌性膀胱炎では膀胱粘膜に対する影響が大きい」(学窓社『獣医学臨床シリーズ17 尿検査』、1999) 〔拙著には書かなかったのですが、この獣医師用教科書には怪しいと思われる記述も少なくないようです。たとえば、 以上ざっと書き抜いてみたのですが、pH値が粗めの1.0や0.5刻みで示されている例が多く、pH試験紙による比色判定の難しさがうかがわれます。この点、私の発明した特許pHスティックでしたら0.2段階ずつ測ることができますので(第8章参照)、もう少し中身の濃いデータがとれるかもしれない。そう考えて一念発起。本来なら自分自身の尿で済ませたいところですが、あいにく私の尿は病的な酸性尿なため(2006年3月現在、すっかり改善されて毎日必ず数回は弱酸性〜弱アルカリ性の尿が出るようになりました)、参考程度の価値しかなさそうです。 しからば、上記成書に書かれている「尿pHの正常値」とは何か? 〔追記〕 菜食オンリーのベジタリアンも結構だけど、ヒトが草食動物のはずはありません。もしも、牛や馬みたいに草だけで生きていけるなら、飢饉で餓死者が出ることもなかったでしょう。それと同様、犬も猫も草食動物ではありません。山中などで見かける捨て犬や捨て猫たちが、雑草、木の葉、ドングリなどを食べて生きられない事実を思い知るべし。犬も猫も肉食動物なんです。肉だけで生きられるのだから、野菜や果物を食べさせる必要なし! どうぞ変な迷信に惑わされませんように! |
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