もしやこれが膀胱炎? 否、膀胱炎モドキだッ!


 


 最近、ウェブ検索で「膀胱炎」を勉強していて、遅ればせながら次の2点に気付きました。

<1> 抗生物質が効かず細菌感染を伴わない間質性膀胱炎(膀胱上皮と筋肉の間の慢性炎症)は、膀胱炎みたいに痛みがあるけれど、歩けば治ったり、尿pHを低下させれば治るということはないらしい。ちょっと調べただけですが、どこにも書いてありません。ということは、
@細菌感染性膀胱炎、A間質性膀胱炎、B歩けば治る膀胱炎モドキの区別が必要となる。

<2> 膀胱炎が辛いと訴える若い(?)ご婦人の何と多いことよ。しかも、クランベリージュースが効くの、効かないのというグロブが散見されることに驚かされました。と申しますのも、ずっと前からストラバイト対策に悩む犬や猫の飼い主さんたちから、尿を酸性化するためにクランベリージュースが有効かどうかの質問をいただいていたからです。
 この製品に限らないのですが、製造・販売に携わる人々の立場を配慮し、私はよそ様の製品について論評するのを控えております。質問者の皆さんには、「愛犬・愛猫の尿pHをご自分でチェックし、肉やウドンなど酸性食品の効果と比べてほしい」、とお願いして参りました。

 痛みは身体の異常を知らせるため、体内から発せられたシグナルだそうです。しからば 膀胱や尿路の痛みは、何をどうして欲しいという合図なんだろうか。膀胱炎モドキの場合、それはたぶん、尿がアルカリ性に上昇したまま低下せず、このままでは尿路結石ができてしまう。だから、急いで尿を酸性にしてくれッ!という悲鳴なのではなかろうか。私にはそう思われてなりません。
 

 

 


親切な「人助け」のつもりなんですが…

 前置きが長くなりましたけど、尿のpHを低下させると言われているクランベリージュースを飲んだだけで、本当に膀胱や尿道の痛みが消えたのであれば、それは上記B膀胱炎モドキだったのではなかろうか?
 もしも、そうだとしたら、膀胱炎モドキに苦しむご婦人たちに教えてあげたい。

血尿が出ているとき、野菜・果物・牛乳などのアルカリ性食品を食べちゃイケナイよ!

ラーメンや豚カツなどの酸性食品を食べるだけで、尿のpHがスーッと低下するんですよ!

一番安上がりなのが歩くこと。走ると膀胱に響いて痛いから30分ほど早足で歩くのよ!

電磁波に要注意! 携帯電話やパソコンをやりすぎない。作動中のレンジから離れる!

 ダメで元々、騙されたと思って試してみてはどうかしら。効いて治れば儲けもの。
 ただし、獣医師の私が人体の医療に関与することは許されません。実践なされるときは、くれぐれも自己判断・自己責任でお願いしますね。

       Dr.中島健次拝 2007/05/29 追記
 

 

 


室内暮らしの犬や猫の飼い主様へ

 「犬や猫が膀胱炎になると、細菌増殖によって尿がアルカリ性になる」、というのが従来の定説でした。でも、細菌感染が原因の膀胱炎ならば、必ず抗生物質が奏功して2〜5日以内に完治するはずです。
 ところが、なかなか抗生物質が効かず1ヶ月経っても血尿が続く症例が少なくありません。
 ということは、もしかしたら、膀胱や尿道内で細菌が繁殖したから尿がアルカリ性になったのではなく、別の原因で尿がアルカリ性になり、その状態が長引いたまま尿pHが低下しない。
 その結果、膀胱炎モドキの症状が現れる、というのが真相じゃなかろうか。

 室内で暮らしている犬や猫たちは、
@
運動不足になりがちな上に、
A
野菜・果物・牛乳・煮干など尿をアルカリ性にするアルカリ性食品を食べさせられたり、
B飼い主さんと一緒に
電気毛布の中で寝たり、ホットカーペットやクーラーの電磁波を浴びたり、
C狩猟犬・牧羊犬・警察犬・番犬などをチワワ並に
可愛がりすぎたりして、尿がアルカリ性になったまま長時間、膀胱に停滞しがちです。

 我が子(犬・猫)の治り難い血尿や頻尿の原因は、多分それらですよ。思い当たる飼い主さんは、ぜひ私の体験記を読んでみてください。

 

 

 


 「がんばって30分ほど歩いたのに、膀胱のシクシク感が消えませんでした。歩けば膀胱炎が治るなんて、ウソじゃないですか。効果の無い間違った治療法を広めるのは止めてください!」

 若い(?)ご婦人から大変テキビシイお叱りをこうむり、困惑しました。
だから、ちゃんと初めに断っているじゃないの。自己判断・自己責任で実践するようにと…。
 そもそも、本当に抗生物質が効かない膀胱炎モドキだったのかどうか、尿pHのチェックは…?
尿がアルカリ性でないのに歩いたってしょうがない。尿pHをチェックした上で文句を言ってほしい。
 また、他人(歩きなれた中島)が速歩約2Kmで不快なシクシク感の消失を自覚できたからといって、自分もそうだと思うのは幼稚じゃなかろうか。30分で消えなかったら、1時間でも2時間でも歩き続けてみる。途中で尿意を催したら尿pHをチェックし、酸性化しているか否か確かめてみる。
書いてなくても、言われなくても、そのくらいの努力や工夫をしてみるのが大人というものです。

 ちなみに、爪もみを奨励する医師の一人が、私と同じ趣意のことを自著に書いておられました。
 
「爪もみだけで末期ガンが治ったという人がいます。その人たちは、ほぼ一日中、ずっと爪をもんでいるのです。『治らない、効果が上がらない』というのは、たいてい一日1〜2分ほどしかやっていない人が多いのです。短時間しかやらないのならば、その時間に見合った効果しか上がらないのは当然です。長時間、根気よく続けることでガンさえも治る例があるのです。本当に効果を上げようと思ったら、体にとってよいことをする時間をふやす努力をすべきです」
      (斑目健夫著『体の「冷え」をとって病気を治す』、大和書房、2006発行、P100から引用)

 同じような愚かな詰問を、犬の飼い主さんからも突き付けられたことがあります。
「朝、いつもの散歩を止め、自転車に乗ってG.レトリーバーを初めて10分間ほど走らせてみた。
朝食後、自動車で動物病院に連れて行き、獣医師に頼んで尿の採取とpH検査をしてもらったら、中性(pH7.0)という結果だった。走らせれば尿が酸性化するなんて、ウソじゃないですか!」

 バカだねえ。ゴールデンレトリーバーのような大型犬にとって、自転車伴走のスピードなんて早歩きみたいなもの。それも10分程度だなんて運動になりゃしない。しかも、自分で我が子の運動後の尿pHをチェックせず、動物病院でやってもらうとは…。その上、運動後に野菜混じりかもしれない朝食を与え、そんな尿の検査結果を基に運動療法をウソだのインチキだのと貶すとは言語道断。
 そもそも、尿のpHは絶えず目まぐるしく変化しています。それが健康で正常な証拠です。運動によって尿が一過性に酸性化することは、運動中や運動後に、排尿中の新鮮な尿をチェックしなければ分からない。呆れ返って返信する気にもなりません。(2007/08/04 Dr.中島健次追記)。
 

 

 

 
 
Dr.中島健次の膀胱炎(?)体験記
@2006/08/01初発、 A2006/10/13再発、以後再発なし

 私も膀胱炎かと疑われる不快な症状を2回ほど経験しました。もっとたくさん体験例を重ねてから公表しよう。そう考えて待機しているうち、3例目が途絶えたまま時が過ぎ、忘れるともなく忘れておりました。せっかく思い出したのを機会に、僅か2例にすぎませんが自覚症状や尿pHなどについて自分なりに考察し、所見をまとめておきたいと思います。
 なお、私の
ホームページや拙著『出てますか?弱酸性尿』に書いておきましたように、私は3年前から、排尿のたびに自分で自分の尿pHを測定し、記録に残しております。そのため、下表のとおり、2回の不快な体験(初発2006/08/01、再発2006/10/13)と尿pHのデータとを照らし合わせて考察することができました。

 〔自覚症状〕2006/08/01の夜、生まれて初めて陰茎と膀胱あたりにシクシクと沁みるような不快な違和感に襲われる。排尿するとき焼けるほどではないものの嫌な痛みを感じ、それが21:50(pH6.8)〜翌朝05:28(pH6.4)まで排尿6回にわたって続きました。

 〔経過〕私は虫垂炎で入院して以来、歯科は別として30数年間も病院に行っておらず、身体の異常⇒病院という習慣がありません。そのため、膀胱炎かどうか定かではないものの、とにかく抗生物質を飲まねばならない…、今度ばかりは病院に行かねばなるまい…(獣医師は動物用抗生物質しか入手できない)。
 そんな不安を抱えつつ、日課の早朝ウォーキングに出発したところ、2Kmを過ぎたあたりでフッと気付いたのです。いつのまにやら、下腹部のシクシク感が消えていたのです。帰宅後、08:26(pH5.6)、トイレで排尿したところ全く痛みがありませんでした。
 ああ良かった、助かった。 当初の感想は、そんな程度のものでした。ところが2ヶ月後の10/13、またもや下腹部のシクシク感と排尿痛が再発したのです。下表に示すとおり、21:19(pH7.2)〜翌朝05:14(pH6.2)まで排尿5回も痛みが続きました。
 そこで、下腹部の不快な違和感や排尿痛が歩くだけで本当に消えるのかどうか?
今度は意識して歩きました。そして確認できました。見事に消えてくれたのです。初回同様、歩き始めて約20分、距離にして2Kmほどで下腹部の不快感がなくなりました。帰宅後、07:31(pH5.6)、やっぱり排尿痛も消えていることが確認されました。

 〔考察〕下表に示した初発・再発の尿pHデータに注目すると、両方に共通する異常な現象が一目瞭然。就寝前から尿pHが上昇したまま睡眠中にも余り低下せず、朝一番尿が弱酸性にとどまっています(pH6以下に低下するのが望ましい。表下の〈註6〉ご参照)。
 尿pHが中性〜アルカリ性になると、排尿間隔が縮まって頻尿になりがちです。長年pH5.6以下の酸性尿を出し続けていた私にとって、アルカリ性の尿は唐辛子みたいなもの。膀胱粘膜や尿道粘膜をピリピリと刺激したのではなかろうか。それで、尿を早く体外に排出しようと身体が求めた結果、ときには20数分間ごとの激しい頻尿になったのではなかろうか。
 もしも、この推察が正しいとしたら、夜間、尿pHがアルカリ性のまま持続し、明け方になっても弱酸性にしか低下しない状態は、身体にとって何らかの異常事態なんだと思われます。それを私に気付かせるために、下腹部の不快な違和感と排尿痛というシグナルを私に送ってきたのだと考えられます。
 しからば、そうまでして私に気付かせたかった異常事態とは何か?
 2回の体験で共通しているのは、不精して毎朝の日課のウォーキングを怠ったこと。でも、埋め合わせに昼間ちゃんと歩いているのだから、どうも正直なところ私にも釈然としません。
 それともう一つ、食いすぎがいけなかった。消化能力の衰弱しつつある老体にとって飽食・満腹が耐え切れず、そんなに食ってはダメだと警告してくれたのかもしれない。少なくとも夕食に、スイカやら里芋やらのアルカリ性食品を食べ過ぎるのはイケナイようです。
 そこんところは例数が少なくてアイマイなものの、とにかく歩けば尿pHが低下し、下腹部の違和感も嫌な排尿痛もピタッと治る。僅か2回の経験で断言するのは間違いかもしれませんが、私は運動による尿pH低下が奏功したんだと確信しております。

 〔結論〕歩けば治ったのだから、私が体験した下腹部の不快な違和感や排尿痛は、細菌に起因する膀胱炎や尿道炎などの尿路感染症ではなかった。もしかしたら、膀胱炎などは、必ずしもすべてが細菌感染による炎症ではないのではなかろうか? ことによると、尿pHが上昇したまま低下しないことが原因の炎症も、一部にあるのではかろうか?
 健康なヒトもイヌもネコも、尿pHは絶えず目まぐるしく変化するのが正常です(上記HPまたは拙著ご参照)。故に、アルカリ性の尿が長時間滞留することによって膀胱粘膜や尿道粘膜が刺激され、炎症らしき症状を呈する可能性もあるのではないかと私は考えます。
 もしも抗生物質が奏功しないときは、試しに運動を心掛け、尿を酸性化してみられましては如何でしょうか(ただし、手遅れになっては大変。何卒、自己責任でお願い申し上げます)。
 それにつけても、100歳まで生きられるとの囃子文句に釣られ、寝たきり病人や車椅子生活者などが毎日大量のクエン酸を飲み続け、四六時中、アルカリ性の尿を出し続けているとしたら、はたして無事でいられるのかどうか。憂慮されてなりません。

膀胱炎モドキ⇒ストラバイト(尿晶)出現⇒尿道閉鎖or尿路結石・・・

 室内で暮らす犬や猫の場合、オシッコ・ウンコを屋外でするようにしつけられていると、飼い主さんが帰宅して窓を開けたり散歩に出るまで我慢ガマン。尿がアルカリ性になって早く排出しなければいけないというのに、我慢ガマンでストラバイト(尿晶)が出来てしまう。
 粒々状のストラバイトがジャリジャリと膀胱粘膜を擦って傷つける。粘膜が腫れて、ただれて、出血して、血尿が出て、慌てて動物病院に駆け込む。もの言わぬ動物の悲しさ。人間だったら、そうなる前に下腹部の違和感や排尿痛を訴えられるだろうに…。
 「お母さん痛いよう」、と訴えることができない動物たちはどうしましょう。我が子(犬・猫)の肉体の痛みに素早く気付いてやってこそ、本物の飼い主さんなんだと思います。たとえ痛みを見逃しても、尿の色の異常には気付いてあげられるはずです。尿の色がおかしい。これは血尿だ膀胱炎だ、急いで動物病院だ。 
否(ノー)! 運動させてみましょう!

ストラバイトは走れば溶ける!走れ走れランランラン♪〈犬の巻〉
ストラバイトはジャンプで溶ける!跳んで跳んでピョンピョンピョン♪〈猫の巻〉

 

 

 


 


初発  2006/08/01(火)  ⇒   08/02(水)
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排尿 時 分(pH) 備 考     時 分(pH) 備 考
―― ――――――――――   ―――――――――――
 
00 23:53(6.2)前夜就寝前   23:37(7.0)排尿痛(前夜)
 01  02:57(5.8)睡眠中     
01:40(7.0)睡眠中 排尿痛4
 02  06:27(5.4)寝坊・不歩    
03:35(6.8)睡眠中  〃 5
 03  07:42(5.4)朝食なし      
05:28(6.4)歩前    〃 6
 04  08:25(5.4)フロ前      08:26(5.6)歩後(10962歩)
 05  12:14(5.2)昼食中       11:10(5.4)フロ後70.6Kg
 06  13:37(5.2)              12:16(5.4)昼食中
 07  14:05(5.6)        14:35(6.2)昼食後に昼寝
 08  14:47(5.2)歩前        15:49(6.8)フロ前
 09  15:01(6.8)歩後(5323歩)  17:44(6.4)夕食中
 10  16:09(5.8)フロ前      20:46(
7.4)食後にスイカ
 11  17:50(6.2)夕食後      22:22(
7.8)排尿痛なし
 12  18:35(6.2)              23:42(
8.0) 〃 就寝前
 13  19:49(5.6)              03:05(5.8) 〃 睡眠中
 14  20:51(5.6)              06:32(5.6) 〃 歩前
 15 
21:50(6.8)排尿痛1       08:30(6.0)歩後(11761歩)
 16 
22:39(7.2)   2       09:48(5.4)朝食なし
 17 
23:37(7.0)就寝前 〃3    12:38(5.4)昼食後

再発  2006/10/13(金) ⇒   10/14(土)
―――――――――――――――――――――――――
排尿 時 分(pH) 備 考     時 分(pH) 備 考
―― ――――――――――    ―――――――――――
 
00  23:03(6.4)前夜就寝前   22:40(7.6)排尿痛(前夜)
 01  01:18(6.2)睡眠中     
00:26(7.2)睡眠中 排尿痛3
 02  04:53(5.6)眠くて不歩    
03:42(6.8)睡眠中  〃 4
 03  07:37(6.8)朝食なし    
 05:14(6.2)歩前    〃 5
 04  08:50(6.8)歩前       07:31(5.6)歩後(11643歩)
 05  10:54(5.8)歩中        08:35(6.0)フロ前    
 06  12:05(5.4)  〃          11:50(6.0)
 07  14:07(5.8)歩後(17216歩) 12:46(5.6)昼食中
 08  15:24(6.4)昼寝後        14:58(
7.4)昼寝後
 09  16:15(5.8)フロ前      15:42(8.0)歩前
 10  18:17(6.4)夕食後      16:34(6.4)歩後(4650歩)
 11  20:05
(7.4)里芋効果?   18:42(6.2)フロ・夕食後
 12 
21:19(7.2)排尿痛1       20:48(6.0)排尿痛なし
 13 
22:40(7.6)就寝前 〃2    22:52(6.4) 〃
 14         ―              23:55(6.0) 〃 就寝前
 15         ―          02:39(6.0) 〃 睡眠中
 16         ―               05:20(5.6) 〃 歩前
 17         ―               07:52(5.4)歩後(13112歩)
 

 


〈註1〉健康な老人の正常な排尿回数は夜間睡眠中1回ないし2回、昼間6〜8回とされています。したがって、上表8月1日の排尿回数が17回というのは、明らかに異常な頻尿です(夕食にアルカリ性食品を大量に食べないようにした現在は、排尿回数が減少し9〜12回/日)。

〈註2〉私の頻尿の原因は老化+糖尿病(?)のせいかと思われますが、それだけではない。尿意を覚えるや数秒以内に噴出してしまう切迫性なんとか(いわゆるオモラシ)を警戒するあまり、ウォーキングや買い物などで外出する前、入浴する前、就寝前には必ずトイレに行く習慣が身に付いているためでもあります。

〈註3〉因みに、「尿意を感じて直ちに排尿すると、膀胱内の許容尿量がどんどん減ってしまい、ますます頻尿になる。だから、尿意が兆しても排尿をできるだけガマンせよ」、と頻尿関係の本やテレビなどで盛んに奨励されています。でも、提唱者の多くは頻尿未体験なのではないかしら。急いでトイレに駆け込もうとしても、数歩で尿が噴出してしまう老人たちにとって、排尿ガマンをしたくても出来やしません。やるなら失敗に備えてオムツが不可欠です。しかしながら、プライド高き老人にとってオムツ装着は人生終焉の一線を跨ぐような気がして、おいそれとは踏み切れないものです。勲章欲しさに名誉職にしがみついてる老人が少なくないけれど、ある獣医師会長みたいにオムツを履いて壇上に上がる姿は老醜そのもの。オムツ着用即、いさぎよく引退すべし。

〈註4〉食事中や食後(特に食後の歯磨き中)に、突然、尿意を感じる場合が多い。原因が塩のせいであることに気付いたのはラーメンです。ツケメンだと大丈夫なのに、ラーメンだと店を出て数分くらいで猛烈な尿意に襲われる。ラーメンのスープを残すのがもったいなく、半ライスを入れて完食してしまう。それがツケメンに比べて塩分過剰摂取になることを思い知らされました。
ちょっと前までは何でもなかったのに、どんどん腎臓機能が衰弱していることの証拠だと思います。これに気付いて以来、ラーメンもソバもウドンも、うまい汁を飲み干さないように心掛けております。また、過剰なNa(ナトリウム)を排出するため、Ka(カリウム)が多く含まれる食品(リンゴ、プルーンなど)を食後に食べるように心掛けております。歯磨き中に尿意を覚えがちなのは、蛇口から流れる水が排尿を連想させるからだと思います(フロ場でのシャワーも同じ?)。

〈註5〉歩いたり走ったりすれば筋肉中に乳酸などの疲労物質が産生され、腎臓で濾過されて尿に出て来る。だから、運動後の尿pHは必ず低下します(たまに上昇することもあるが…)。
いっぽう、10数分〜1時間ほど昼寝をすると、アルカリ性食品を摂取していない空腹状態であっても必ず尿pHが上昇します。たぶん、交感神経が弛緩し、副交感神経が作動して血管が拡がる(=血流順調)ためではないかと推察されます。

〈註6〉同じ睡眠でも、昼寝と違って夜間、睡眠中に尿pHが低下するのは何故か? かの有名な納豆事件で廃絶した『あるある大事典』に、ナルホドと納得できる回答が出されています。すなわち、「昼間の労働や運動によって体内に溜まった不要の老廃物(乳酸、ケトン体、燐酸、尿酸など)が寝ている間に腎臓で順調に濾過される結果、朝一番の尿がpH5.8前後の酸性になる」とのこと(2002/02/09フジテレビ放映)。私は起床後、排尿・脱糞・洗面を済ませてから数分以内にウォーキング(往復約8Km)へ出かけますので、上表の歩前=朝一番尿ということになります。以上

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