ストラバイト(尿晶)が室内暮らしのペットに多発する理由
(Dr.中島健次著「出てますか?弱酸性尿」のp.160〜164を転載)

ヒトもワンコもニャンコもちゃんと
毎日一度は出しましょう 弱酸性尿を出しましょう♪


 


 自宅の広い庭を駆けまわれるイヌはもちろん、一日中ほとんど鎖につながれたまま夏も冬も庭の犬小屋で寝ているイヌの尿にも、また自由に屋外へ出て地上を走りまわれるネコたちの尿にも、ストラバイト(尿晶)が見つかるのは極めて稀です。
 いっぽう、室内で暮らしているイヌやネコの尿には、頻繁にストラバイトが出現します。それは、なぜなのでしょうか?
 誰でも簡単に使える「pHスティック」を発明し、恐る恐るパソコンで通販を始めたところ、案ずるよりも産むがやすし。とっても便利だ、判定しやすいなど、お世辞とは思えないご好評をいただき、大勢のリピーター様にも恵まれました。その通販で受注した製品を発送するため、封筒に宛名を書いていてフッと気付いたのです。これもマンション、次のもマンション、なんだかpHスティックのお客様はマンションの住人が多いなあ…。
 不思議なこともあるもんだ、と懇意にしている動物病院の院長に話してみたら、なんとまあ、顔の見えない通販では覗き見ることのできない事情を教えてもらいました。
 院長いわく、ストラバイトのイヌやネコを動物病院に連れてくる飼い主さんは、マンション住まいであれ、一戸建ての住人であれ、子供のいない共稼ぎ夫婦や独身のOL、それと一人暮らしの老人が多い、とのこと。
 いずれも事情は同じで、寂しいからペットを飼う。しかし、仕事を持つ社会人は朝から出勤して昼間は不在のため、留守中のペットは室内に閉じ込められっぱなし。
 イヌもネコも室内での排尿・脱糞をしつけられていることが多く、イヌを連れて散歩に出る機会は少ない。たまに外へ出ることがあっても、飼い主さんが仕事から帰ってきたあとなので、真っ暗な夜道を歩くことになる。
 また、ペットを抱いて一緒に寝る老人の中には、まるで代理夫や代理孫かと思わせるほどペットを溺愛する傾向が強い。そのため、足が汚れるだの、他のイヌに吠えられるだの、何だかんだと口実をこしらえて、ペットを部屋の外に出したがらない飼い主さんが多い。
 さらに、ペット禁止の集合住宅で、こっそり飼われているイヌやネコたちは、人目を避けるため、散歩どころかベランダにも出してもらえず、室内に閉じ込められっぱなしにされている場合が多い、とのことでした。
 この話を聞かせてもらったのは2002年の春頃です。pHスティックご利用のお客様の中にも、院長談話に該当する方がおられるのかどうか、私にはわかりません。でも、愛犬を日光の降り注ぐ屋外で全力疾走させたり、自転車などで強制的に引っ張って走らせることをお勧めすれば、反論せず直ちに実行してくださる素直な飼い主さんが大半です。
 最近、テレビコマーシャルで、室内に拘束された子犬の姿が目に飛び込んできました。携帯電話で室内のカメラを作動させ、飼い主さんが留守中の子犬を見ることができる。カメラ内蔵のスピーカーで飼い主さんが子犬に声をかけることもできる、という宣伝です。けれども、室内に閉じ込められた子犬の一生は、これからどうなるのでしょうか?
 

 

 


 日光の紫外線でガンになると脅かされ、最近では日光浴という言葉は死語になったようです。でも、それは皮膚の弱いヒトでのこと。毛皮に包まれた動物には関係ありません。
 イヌやネコは家畜であっても、野生動物と同じように日光をふんだんに浴びる必要があるはずです。何となれば、庭やテラスで日向ぼっこができるイヌや、屋外へ出入り自由のネコたちの尿には、めったにストラバイトなんか出てこないからです。
 いっぽう、仕事を持つ飼い主さんたちは、家具やカーペットが日に焼けるのを嫌い、カーテンを閉めて出勤する。室内に閉じ込められたままベランダにも出してもらえないイヌは、帰宅した飼い主さんに外へ連れていってもらえるのが夜だけ。その結果、直射日光に当たることができないペットたちはビタミンDが欠乏し、クル病(骨の発育不全)に至らないまでも、弱々しく育ちがちです。
 しかも、安全な室内でのんびり寝そべってばかりいるので、肉食動物として敵と戦い、獲物を捕るのに必要だった頑丈な四肢の骨や筋肉の役目がなくなってしまいます。
 すると、「廃用性萎縮の原則」(使われなくなった器官は退化して小さくなる)どおりに骨が痩せ、骨組織の主成分である燐酸塩類が不要の廃棄物質として腎臓から捨てられる。それが尿をアルカリ化させるとともに、尿中の微量成分の結合により燐酸アンモニウムマグネシウムが合成される。そして、尿pH7.0以上になると微小な三重燐酸結晶が析出し、さらにアルカリ性の状態が持続する尿中で肉眼可視大のストラバイト(尿晶)になる、というわけです。
 もちろん骨だけでなく、筋肉や内臓にも多少の燐酸塩類が含まれているはずですが、骨にくらべたら問題にならないほど微量ではないかと思われます。骨組織には燐酸カルシウムや燐酸マグネシウムなどの燐酸塩類が豊富に含まれているからこそ、「骨粉」が燐酸肥料の代表になっているわけです。
 また、雨の夜、昔の土葬の墓地で燐光が出るのも、死体の骨に含まれている燐が水と反応して燃えるからだと言われています。これらのことからうかがえるように、ストラバイトの元である燐酸塩類は、主に骨組織に由来すると見て間違いありません。

 

尿の酸性化は超簡単、1に運動、2に肉食です。
それと電磁波遮断、もしかして ストレス付加も?

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