血尿やキラキラ光る砂粒、頻尿や排尿困難の呻きなど愛犬・愛猫の挙動不審を見逃さない。
尿路結石やストラバイト(ストルバイト、ストロバイト)の予防は簡単、1に運動、2に肉食です。
我が子(犬・猫)の尿のpH(ペーハー、ピーエッチ)は、飼い主さんがチェックしてあげましょう。
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技術士中島事務所 所長 山水書房発行「小動物臨床」2005年1月号から転載 |
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struvite ストラバイトと読むのか、ストルバイトが正しいのか。語義や発音記号を調べようにも、普通の英和辞典に載ってない。ウソだと思うなら手元の辞書で確かめて欲しい。たぶん載ってないはずである。インターネットのYahoo! Dictionaryにも出ていない。わざわざ図書館へ行き、分厚い大辞典を見ても無いのだから間違いない。ひょっとして、特殊な医学用語かもしれないと思い、そっちの辞書も調べたのだが載ってない。人の尿路結石に関する市販の成書数冊を見たが、どの本も燐酸アンモニウム・マグネシウム結石としてあり、ストラバイトとかストルバイトという言葉は人間の医療に使われていないようである。 ストラバイトは缶詰・下水業界の専門用語 「ストラバイト〔struvite〕魚貝類の缶詰には白色または無色透明な無機質の結晶を生成することがある。その大きさは微視的なものから、長さ1cmあるいはそれ以上に及ぶものもあり、その数も1個から数十個、ときとして無数に生成することがある。このような析出物をストラバイトと称する。その組成はMgNH4PO4・6H2Oで、斜方晶系に属し、比重1.72、100℃で融解することなく分解する。缶詰にみられるものは必ずしも単結晶ではなく、外形も針状、柱状、粒状など種々あり、明確な結晶面を認めがたいものもある。ストラバイトは水にきわめて難溶であるが、胃液には溶解する。生理的に無害であるが、缶詰の商品価値を害する。ストラバイト成分は魚貝類の肉質そのものに由来するものであるが、甲殻類以外は新鮮な原料を使用すれば余り析出しない。L-グルタミン酸によって生成を防止することができる。」(水産百科事典、海文堂出版、1972から転載) 「カニ缶やサケ缶の原料肉の中に自然に含まれている微量のマグネシウム、アンモニウム及び燐酸が結合して、マグネシウム・アンモニウム燐酸塩というガラス状の結晶が生成することがあります。この結晶は無味・無臭の結晶で、ストラバイト又はクリスタルともいわれています。この結晶は胃の中で容易に溶けるので、食品衛生法上の問題はありませんが、大きいものは口腔を怪我させる可能性もあるので、製造方法の改良により結晶の生成を防いだり、結晶をできるだけ小さくするよう努めています。」(社団法人日本缶詰協会ホームページから転載) 「リンは枯渇が懸念されている鉱物資源であり、しかも日本国内で消費するリン鉱石の全量を輸入に頼っております。したがって排水中からのリン資源の回収・再資源化は急務となっております。本技術は、広島大学と叶_鋼環境ソリューションにより発明され、下水処理場で発生する余剰汚泥中のポリリン酸顆粒を加熱により分離し、都市下水に含まれるリンの少なくとも70%を人工リン鉱石として回収します。また、全国の下水処理場で共通した厄介な問題となっているストラバイトによる配管の閉鎖障害を劇的に解決します。」(東和科学株式会社ホームページから転載) 三重燐酸結晶=ガラス状結晶 動物の尿中に現れる燐酸アンモニウム・マグネシウムの粒状の大きな結晶が、欧米の獣医業界でストラバイトと呼ばれ始めたのが何時頃なのか私は知らない。だが、缶詰は200年前に発明されているのだから、それよりずっと後になってのことだろう。缶詰業界の特殊用語を借用したことの是非はともかく、ストラバイトと呼ぶのは間違ってないし、納得もできる。 これほど大事な問題であるにもかかわらず、今まで誰も異を唱えてこなかった。そのため、渋々ながら私もストラバイト尿石という言葉を使わざるを得ないのが現状である(図−1)。 |
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よく知られているように、活性酸素やら発癌物質やらによって、人間の体内には毎日、数十〜数百個の癌細胞が発生しているという。だが、免疫力の低下で癌細胞が増殖しない限り、致命的な癌にまで発達することはない。それと同様、尿沈渣に結晶が出現すること自体は、単なる一過性の正常な生理現象にすぎず、決して病的なものではない。 |