四肢の薬指の爪もみで尿が酸性化するか?

ワンコやニャンコの飼い主様たちに 実験ご協力お願いします


  
 


 
中指(middle, long)と小指(little)の間の指を何で薬指と呼んでいるのでしょうか。英語だとthird finger(左手はring)で、クスリとの関係は窺われません。〈後註〉

 前から何となく気になっていたのですが、答えの一つかもしれないと思われる説明が見付かりました。
 日本自律神経免疫治療研究会編『奇跡が起こる爪もみ療法』(福田稔・安保徹監修、マキノ出版、平成14年発行)の118ページに、「左図の7・8(薬指)は、
交感神経を刺激してしまうので、特別な場合意外は使いません」、とある。

 薬指以外の4指の爪の生え際の両側の角を、反対の手の親指と人差し指でつまんでもんだり、爪楊枝の尻やボールペンの先を少し痛いくらいの強さで押し付けると、副交感神経優位となり、脳梗塞、ボケ、頻尿など様々な病患を治すことができるという(実践者が多いらしい)。

 

 


 拙著『出てますか?弱酸性尿』の第5章「尿のpHに影響を与える3大要因の3(自律神経)」の中の「副交感神経の作用で尿pHがアップする?」(p96〜99)に、私はこう書いておきました。

 「何でも平気で言える自由医師とは申せ、ものには限度というものがあります。まさか、自律神経の働きで尿pHが変化するなんて大それたことは、容易に公言できるものではございません。
でも、勇気を出して申します。ただし、あくまでも私の直感的仮説にすぎませんので、専門書に書いてないからウソだ、デタラメだ、などと切り捨てないでください。将来、ちゃんと学術的に立証されるかもしれないのですから。では、申します。
〔仮説A〕交感神経の作用で酸性尿が膀胱に入り、副交感神経の作用でアルカリ性尿が
 膀胱に入る。そして、膀胱内で酸性尿とアルカリ性尿が混ざり合って弱酸性尿になる。」 

 もちろん、無責任な思い付きによる仮説にすぎません。でも、2007年10月現在、ますます仮説Aの正しさが感じられております。少なくとも、アルカリ性食品を食べていないにもかかわらず、何かの拍子にパッと尿pHが急上昇することがあるのは紛れもない事実です。それが昼寝や整体、足裏マッサージなどの後、孫たちと遊んでいるとき、大笑いした後、ウォーキング中に足元から♂雉が飛び出したりして驚いたときなどに起こる生理現象であることは間違いありません。
 ということは、A型ニンゲン(血液型ではなく生き方がアグレッシブ=攻撃的)に共通の病根である交感神経の常時緊張(そのため常に酸性の尿が出る)がゆるみ、錆付いた副交感神経が働き出してくれたからなのではないかしら…、と私には感じられました。

 そんな体験が私自身にあったものだから、最近になって、遅ればせながら本屋で「爪もみ療法」を見付けたとき、良書に巡り会えたと嬉しく思った次第です。そして、夜中に必ず一度はトイレに行かねばならない状況を解消せんと願い、小指の爪もみを励行したら、とんでもない逆効果。
尿がアルカリ性になったまま低下せず(=副交感神経活動)、40・50分おきに一晩で7回もの夜間頻尿に悩まされる破目になってしまいました(別サイト「過食性頻尿」)。

 小指の爪の生え際を刺激すると、尿がアルカリ性になります。だったら、禁断の薬指の爪をもめば交感神経が作動してアドレナリンなど脳内ホルモンが分泌されるのかもしれない。私の想像ですが、昔、麻酔薬がなかった時代、戦場で負傷した武士たちなど怪我人の痛みを和らげるのに第4指を揉んでいたのかもしれない。それで「クスリ指」と呼ばれるようになったのでは…?
 それはともかく、薬指の爪の生え際を刺激することで交感神経が作動するのであれば、尿が一過性に酸性化するはずです。でも、歩けば尿が酸性化し、歩かなくても尿pH5.6前後に低下してしまう老体の私には、自分で薬指の効果を実験することができません。

 本来なら、ニンゲンで効果を確認してから、犬や猫の飼い主様にお勧めすべきとは重々承知しております。でも、たまには抜け駆けで先行してもよろしいのじゃなかろうか。
 

 


『ペットの医学』、時事通信社1979発行より引用

 

 
 爪に触ると嫌がる猫が多いので、犬の飼い主様にお願い申し上げます。特に、外で走ったりして運動できる犬ではなく、室内で暮らし、夜は一緒にフトンの中で寝ている犬の飼い主様に実験のご協力をお願い申し上げます(もちろん、どなたか猫にも試していただければ幸いです)。

 ヒトの薬指に相当する部位は何処か? とりあえず、上図を信用してみましょう。
 上図の矢印の先の肉球あたりを薬指と見立て、そこの鈎爪の根本あたりをあなたの手の指の爪先で押してみてください。痛がらなければ、フトンの中などで眠くなるまで愛犬の爪もみを続けてみてください。ガン患者たちがガンよ消えよと強く念じながら揉み続けているように、何卒、我が子(犬・猫)の尿が酸性になりますように、と。翌朝、尿pH6.0前後に低下していれば大成功です。

 爪もみだけで尿が酸性化してくれるなら、こんな楽なことはありません。外に出て恐い犬や猫に脅えながら散歩しないで済むし、生肉のエサで家計を圧迫させることもなく、愛犬をストラバイトの恐怖から逃げ切らせてあげることができます(猫の室内閉じ込めも今よりは楽になる?)。

 果たして爪もみの効果ありや否や。効果の有無にかかわらず、実験結果をリポートしていただけますれば誠に幸甚に存じます。実験に協力してくれた愛犬・愛猫の写真も電送してください。
ささやかな御礼の印しとして、R型かL型スティックの詰替1袋を進呈させていただきます。
                                         2007/10/19 Dr.中島健次拝
 

 

 

(皆様からのリポートお待ちしております)
 

 

 

〈後註〉 正月の特別番組で古代ローマのことが放映され(1月3日の夜、TBSテレビ)、クスリ指の由来が説明されていました。古代ローマ人は左手の第4指が心臓とつながっていると考えていて、婚約指輪を嵌めたり、クスリの調合(お椀の中の薬種を指一本で混合)に使っていたという。それで、第4指(third finger)をクスリ指と呼ぶようになったんだそうです。では、「質問!」
 和英辞典でクスリ指を調べましても、medicine,drug,remedy,pill,powder,tablet,tonic,chemical などクスリとの関係を示す痕跡が見付かりません。もしや、ラテン語にでも語源があるのですか?
もしも根拠がないなら、上記した私の仮説(交感神経刺激)の方が正しいのかもしれません。
                                      2007/01/05 追記 Dr.中島健次

 

 

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