続・ストラバイト完防には運動第一!(2/2)


運動すれば尿がサッと一過性に酸性化します。ぜひ、ご自分の目で確認してください。
あれこれ食餌のことで迷い悩んできた苦労や努力や出費などがバカバカしくなります。
同様に、肉や魚などを食べさせれば尿pHがスーッと低下しますので確認してください。
無知の鞭もて我が子を追い詰め、膀胱切開・陰茎切除。それでも止めない
茹で野菜
 

 


「流石薬」はあるけれど 「溶石薬」がない

 ストラバイト(尿晶)は、尿がpH6.6以下の酸性になれば溶けてしまう結晶です。だから運動だけでなく、尿を酸性化する食品・薬品も効くんです。でも、ストラバイトが他の尿成分に包まれて結石化してしまったら、もう酸に溶けません。慌てて尿を酸性化したってムダなんです。
 私の知る限り、結石を溶かすことができる食品も薬品もありません。そんなものがあるのなら、とっくの昔に人間の尿路結石の治療に普及しているはずです。
 
 

 


 コーギーの膀胱から摘出された尿結石(Y.M.様:長野ご提供)
 

 アキノキリンソウ・ウラジロガシ・西洋アカネ・ドイツスズランなどの
エキス、甘草・芍薬・猪苓などの粉末、βピネン・カンフェン・ボルネオールなど馴染みのない成分を含むカプセルなど10数種の医薬品が厚生省から認可されています。
 でも、これらは自然排石を促進したり、疼痛を緩和したりする効果があるだけで、尿路結石を溶解する効果は認められていないのです。

 これらの呼称は「流石薬」であり決して「溶石薬」ではありません。
 人間の溶石薬が存在しないのに、犬や猫にだけ特別に効くものがある訳ないじゃないですか!

 膀胱結石など本物の結石を溶かせっこないにもかかわらず、尿の
pHをコントロールするという○○食などを連用し、あげくの果てに蓚酸カルシウム結石を誘発してしまう。
 バカの上塗りなどと片付けてはなりますまい。膀胱切開の憂き目をみた愛犬・愛猫こそ可哀想です。
 
運動励行により、犬も猫も簡単・確実に尿のpHが低下します。

 

 


人間の尿にはストラバイト(尿晶)が出ない、何故か

 ぜひ、飼い主さんたちに目を覚ましていただきたく、重要な事実を申し上げます。それは、医学用語辞典にストラバイト(ストルバイト、ストロバイト)というコトバが載ってないことです。
 辞典に載ってないということは、犬・猫を悩ませるストラバイトが人間には無いということに他なりません。でも、尿の中に燐酸とマグネシウムとアンモニウムが溶けていることがあるのは犬・猫と同じで、尿がアルカリ性になると析出(結晶化)してくるのも犬・猫と同じです。
 アルカリ性の尿を遠心分離し、沈殿物を顕微鏡で覗くと、不定形の結晶が見えます。これらが医学用語辞典では「三重燐酸結晶」と呼ばれていますが、医学辞典を隅々まで丹念に探しても、ストラバイという缶詰用語が医療分野に借用された形跡は見付かりません。
 顕微鏡でなければ見えない微小な三重燐酸結晶が、犬・猫の尿ではキラキラ光る砂粒状のストラバイトとなり、さらに血尿の原因となる膀胱結石に発達する。これに対し、人間ではストラバイトが目撃されず、腎臓全体に広がる「サンゴ状(樹枝状)結石」になるそうです。
 また、人間の尿結石全体の約75%が蓚酸カルシウム結石で、このサンゴ状結石は約15%くらいとされています。いっぽう、皆様ご存知のように、犬や猫の尿結石で一番多いのが、
「ストラバイト由来の結石」で約70%、二番目が蓚酸カルシウム結石で約15%です。

 では、運動できない寝たきり病人でも、ストラバイトと無縁らしいのは何故なんでしょうか?
運動不可の状態だと、尿がアルカリ性のまま持続することも、あり得るはずなんですが…。
 寝たきり病人でもストラバイトが出ない理由について、このページの発行当時、人間の主食が穀類だからだと考えました。米、パン、そば、ラーメン、パスタなど、どれも酸性食品です。これらが野菜や果物などアルカリ性食品を体内で中和するため、たとえ食後の尿がアルカリ性になっても、一過性に終わって長引くことがなく、たちまち弱酸性〜酸性に変化するのではなかろうか…。
 また、敵に襲われる心配のない安全な室内で暮らしている犬や猫と違い、ヒトという動物は家を出れば7人の敵をもつだけでなく、自ら好き嫌いの感情によって敵を作りがちです。
 優しく声をかけてくれた看護婦さんでさえ、相性が合わなければストレスになる。社会生活を円滑に維持するため、相手を嫌いだと思う自分の感情を相手に覚らせられまいとして笑顔を作ったりする。そのため、さらに余計なストレスを溜め込むことになりがちです。

 しかし、人間関係で交感神経が緊張するたんびに尿が酸性化し、そのためにストラバイトが形成されることなく、医学用語に採用されることもなかったのだとしたら、逆に好き嫌いの感情を剥き出しにする幼児や、未熟な幼稚人や、痴呆老人たちの尿は、常にアルカリ性に傾いていて、ストラバイトが出るのでなければおかしい。どうも酸性食品説や交感神経緊張説はシックリせず、説得力に欠けるようです。では、人間と犬・猫との大きな違いは何か?

 人間も犬・猫も尿pHが目まぐるしく変動するし、変動範囲もpH5.0〜8.0の範囲で上昇・下降を繰り返しています(実際にはpH4〜9くらいかも?)。ホメオスタシス(恒常性維持機能)により、血液などの体液が常にpH7.4±0.5の範囲内に保たれているのに対し、尿は不要の老廃物や有害物を体外に捨てるための廃液です。だから。体液のような正常値のあるわけがなく、絶えず目まぐるしく変動するのが正常で健康な証拠です。したがって、いくら尿のpHを研究したって、人間の尿にストラバイトが出ない理由を解き明かせるはずはありません。

 ピカッ! 久しぶりに閃きました。昨冬、徘徊老婆の凍死を防いだ「ユタンポ犬」がテレビで話題になりましたけど、ヒントはそれです。違うのは体温だ!
 正常体温(直腸温)は犬で38.2〜38.8℃、猫で37.0〜39.0℃とされています。人間の体温よりも2〜3℃ほど高く、この体温差は大きい。しからば、体温差がストラバイト形成と如何様に関係しているかと言うと、ハタと困る。思考の回路がストップしました。でも、何かあるはずです。いずれ、立派な屁理屈を思いつくだろう…、と自分に期待しております。
 でも、もしかしたら、不勉強な私が知らないだけで、とっくの昔に誰かが謎を解いているかもしれない。ご存知の方がおられましたら教えてください。あるいは、然るべき理屈を考え付かれましたら、ぜひご一報いただきたく願い上げます(2008/01/05 一部書き換えて追記)。
 

 

 


仮説「♂ライオン」

 ストラバイト由来の結石が多発するのは、室内暮らしの犬と猫です。そして、犬よりも猫の方が3倍ほど多く、しかも大半が♂猫です。
 この現象について、@犬よりも猫の方が室内で飼いやすいので室内暮らしの猫が多い、A猫(先祖はアフリカの砂漠で生まれたという)は余り水を飲まないため尿の成分が濃くなってストラバイトが出来やすい、B♂猫の尿道は細くて長くて曲がりくねっているためストラバイトが詰まりやすい(♀猫だとストラバイトが出来ても尿と一緒に流れ出てしまう)、などと説明されています。ナルホド、ナルホド。どなたにも納得できる説明です。私もそうでした。

 (ちょっと待てよ…、違うんじゃないの…?)。私の頭の中に、従来の常識とは別の視角が展開してきたのは、ストラバイトができやすい「体質」なるものに着目してからです。
 特許pHスティックご利用の猫の飼い主様の中にも、五つ子や六つ子など一緒に生まれた兄弟姉妹を育てておられる方々が少なくありません。その方々にストラバイトの出具合を問い合わせたところ、尿閉を起こすのは、兄妹の中で「ノンビリお兄ちゃん」や「グズの弟」ばかりでした。まだ6人の飼い主様に確かめただけですが、今のところ例外なし!

 テレビの動物番組でよく見るサバンナの光景が頭をかすめました。獲物を狩るのは♀ライオンたちで、♂ライオンは日陰で寝そべっている。ごくたまに、ハーレムに侵入してきた別の♂ライオンと命がけで闘うものの、たいていは食っちゃ寝て喰っちゃ寝る毎日みたい。
 最近では「♂ライオンの子殺し」をテレビで見せています。でも、ハーレムから追い出された老ライオンの悲惨な末路(ハイエナの餌食)や、ハーレムを持てず自力で獲物を追うしかない若い♂ライオンの末路(餓死)について、テレビでの放映はためらわれているらしい。

 室内で暮らす♂猫たちは、サバンナの♂ライオンと全く同じでないにしても、どこか一脈通ずるところがあるのではなかろうか。それ+去勢によるデブ化が運動不足に拍車をかけているのではなかろうか。
 もっと多数の飼い主様たちからデータをいただかないと明言はできぬものの、一般的傾向として、活発で敏捷な♀猫の運動量に比べ、♂猫は寝転んでばかりいて余り動かない。そのため、尿がアルカリ性に上昇したまま停滞しがちになるのではなかろうか。

 もしかしたら、♂猫を活発に動かすには、錆付いた闘争本能を掻き立ててやるのが良いのかもしれません。家の外へ自由に外出できる♂猫なら、よそ様の庭に侵入して凶暴な犬に襲われたり、発情した♀猫を奪い合ってライバルとケンカしたり、カラスの巣立ちにぶつかって親カラスに攻撃されたりして、否応もなく闘争本能を剥き出すことになります。
 すると、そのつど交感神経が緊張して血管が収縮し、腎臓から酸性の尿が出てくる。それ故、ストラバイトが出ていても、スッと溶けて消える…、のではないかしら?

 そうだとしたら、マンション高層階の安全な室内でのんびり暮らしている♂猫には、地上で敵と戦えない代用品として、恐いロボット犬が健康維持に有効なのではなかろうか?
 猫の体温に反応して執拗に追いかけ、吠えたり噛み付いたりするロボット犬を、玩具メーカーさんに試作してもらいたい。♂猫のストラバイト〈完防〉に有効であることが確認されたなら、3万円ぐらいでも飛ぶように売れるのではないかしら。
 頭の中で生まれた「仮説」をバカにするべからず。今まで誰も思いつかなかった奇想は宝の山です。だが、私は開眼するのが遅きに失しました。もはや無理の利かない老人です。
 

 

 


おわりに(老人が死ぬのは善いことです)

 ヨボヨボのジジババだらけの光景を想像してみてください。長寿お目出度うだなんて言ってられますか? 老人があふれかえったら、赤ん坊や幼児、若者たちの居場所がなくなってしまいます。だから、老人が死ぬのは善いことなんです。誰にも否定できない真理です。
 同様に、犬も猫もネズミもヘビも、ミミズ、アリンコ、ハト、スズメ…、動物・植物、生きとし生けるもの全て、必ず死ぬのが定めです。

 核家族化が拡張したデメリットの一つは、若年者に祖父母の老衰し死去する姿を見せられなくなったことだと思います。人間は必ず老いて死ぬ。感受性豊かな子供のとき、それを覚え込まずに成人すると、犬も猫も老いて死ぬもんだという感覚が薄れるらしい。
 癌を切除して元気ですとか、白内障を手術して見えるようになったとか、故障だらけな老残の写真を掲載し、ブログなどでペットの長生き自慢をする。何が楽しいのだろうね?

  一番ひどいのは、肝腎心など重要臓器に欠陥を抱えている病弱個体を、何が何でも自分の努力で治してあげる。それが飼い主である自分の神聖な使命なんだ、と思い込んでいるバカが稀にいます。欠陥個体が淘汰されなければ種は滅ぶ。太古以来、連綿と伝えられてきた絶対真理です。それに逆らおうとする飼い主は、ひょっとして悪魔なのだろうか?

 老犬・老猫や臓器不全の病弱個体は死ぬのが当然。延命できなかった獣医師を無能だ役立たずだと罵るのは、お門違いです。さらに、死んだ我が子と一緒に死にたいなどと、
キチガイじみた極端すぎるペットロス症など、いずれも多分、幼時に祖父母や近親者の臨終を見てこなかったせいなのではなかろうかと思われてなりません。

 これに関連していそうな現象として、クスリ・サプリ・特定保険用食品などへの異様なまでの期待が気になります。頭痛や腹痛、乗り物酔い、抜歯の麻酔などなど、スパッと劇的に効果を発揮する。だからといって、不老不死にも有効なものがあるはずだ、などと期待するのは大間違いです。ビタミン剤やら漢方薬やら、食費以上に金をかけつつ死んでいった祖父母たちの姿を身近に見ていれば、犬や猫だけに効く特殊なクスリやサプリなんかの存在するわけがない、宣伝文句に釣られちゃなるまい、と冷静に判断できるはずです。

  早い話、治病効果を強調した輸入食品が本当に著効を発揮するのであれば、それを常食している現地の住民の平均寿命は、世界一になるはずじゃないですか。たとえば、朝鮮人参しかり。薬効が本当なら、韓国人は日本人よりも長生きしなきゃおかしい。
 国内品も同様。卵黄、ニンニク、ゴマ、桑葉、肝油、養蜂副産物などなど。枚挙の暇なきほど販売されている健康商品が本当に素晴らしいものであるなら、それらの製造・販売に従事している関係者の大半が、病院無縁で目出度く百歳の長寿を迎えているはずです。

 ついでに付言すれば、犬や猫に著効あるというナントカ水もそうですよ。そんなに健康に良いと言うのなら、宣伝者は毎日毎晩、自分で飲み続け、クスリやサプリや病院の世話にならずに120歳まで生き延びてから宣伝してもらいたい。120歳が無理だというなら、せめて平均寿命を超えるまで待ってから宣伝してはどうなのか。ひじや先生を模範とすべし。
 東京の水道水は旨い。幼稚園から帰宅した孫たちが蛇口に口を付けてゴクゴク飲んでいます。幼児が生で飲んでいる水道水を、犬や猫に飲ませちゃイケナイわけがありません。

 生後数ヶ月〜10歳前の元気なペットたちを、尿閉や膀胱結石で死なせては可哀想です。若い♂猫のペニスを切断するのは感心できません。助けられるものなら助けてあげたい。そのために、もっと走らせろ! もっとジャンプさせよ! と私は訴えているのです。

    走れ走れ ランランラン♪ 走れば溶けるストラバイト 〈犬の巻〉
    跳んで跳んで ピョンピョンピョン♪ 跳ねれば溶けるストラバイト
〈猫の巻〉

 でも、老犬・老猫は無理させなくて良いのだと思います。歩くのを嫌がりだしたら、無理に歩かせることはない。そのまま衰弱させ、静かに死なせてあげていただきたいと思います。

 吉永小百合様が老いてなお美しいのは生来の体質なんだろうし、由美かおる様が化け物と言われるほど若々しく見えるのは呼吸法の効果だそうです。クスリやサプリ、ゴマや山芋、何を飲もうが食べようが、加齢に伴い老化は着実に進行し、必ず死ぬ。人間も動物も、そのように出来ています。死から逃れようなんて、ムダな悪あがきはせぬがよろしい。
 故に、ストラバイトの予防には運動第一とお勧めしておりますものの、
病弱個体と10数歳すぎの老犬・老猫は対象外といたしたく、何卒ご理解のほど、お願い申し上げます。

 今、隣家の16歳になったポメラニアンがキュ〜ン、キュ〜ンと泣き続けていてます。早朝から夜中まで泣き通しです。隣家の美人の奥さんは毛虫が大嫌い。せっかく自然豊かなイナカに移住してきたのに、舗装道路しか歩かない。朝夕200メートルくらいのトイレ散歩だけだから運動不足。6歳すぎ頃から肥満し、やがて糖尿病になり、数週間前に白内障で失明。そのときから老ポメラニアンは、こうなりました。目が見えなくなって恐いんだろうな…、ママの姿が見えなくて不安なんだろうな…、いずれオレもああなるのかな…。
(2007年10月下旬、いつのまにか隣家が静かになったと思ったら、老ポメラニアンが死んだよし。チワワでさえ毎日1時間も歩けるのです。ポメラニアンも歩かさなければいけません。詳しくは、犬の飼い主様からのコメントをお読み願います。2007/11/16 追記)

 我が子以上に可愛がって一緒に暮らし、長命を願っての手厚い加療の甲斐なく、悲惨な末路をたどる老犬・老猫が少なくありません。動物は動いてこそ動物です。動物が歩けなくなったら、もはや死ぬしかないのです。怪我や老衰で動けなくなった野生動物は、他の肉食動物や鳥や虫に食われ、糞となって土に帰る。それが自然の摂理です。

 イナカ住まいの外出自由な犬や猫は家人に死体を見せません。死期が迫ると最後の力を振り絞って森に入り、藪の中でひっそりと死にます。それが、犬や猫の本来の死に方です。
 あなたの可愛い愛犬・愛猫が歩かなくなったら、どうぞ無益な加療はせず、好きなものを
好きなだけ食べさせて、静かに死なせてあげましょう(亡き柴犬デンご参照)。
 

 

 


蛇足かもしれませんが…

 人体を構成する約60兆個の体細胞の中の数百個が、毎日、遺伝子を傷つけられて癌化しているそうです。でも、大半が免疫細胞に食われてしまう。たまたま生き残った癌細胞が分裂・増殖してケシの実大に発達するまで、10年以上かかる。そのため、人生50年時代には、癌で死なずに済む日本人が多かったのだという。
 ところが、日本人の平均寿命が延びるに伴い、癌死者が激増してきました。発癌要因として、発癌物質や放射線、遺伝などが知られていますが、このほかに低体温が原因の一つだそうです。体温が低下して常時36℃以下になると、免疫細胞の働きが悪くなるので癌細胞の分裂・増殖が急激に進行するという。
 この学説に基づき、いろいろな体温上昇方法や加熱用医療器具が工夫されているようですが、その一つに「歩け歩け」があります。毎日ひたすら、10時間以上も歩き続ける。歩いている最中は体温が37℃近くにまで上昇している。そのため、歩いているときは癌細胞が分裂せず、分裂して新たに癌細胞が誕生しても片っ端から免疫細胞が食い尽くしてくれる。
 だから、歩け!歩け! 歩きに歩いて体温のボイラーを燃やし、熱い体温によって憎っくき癌細胞どもを焼き尽くさん! 実際に腫瘍が縮小するそうだから、ウソじゃあるまい。

 そこで、私は考えました。室内暮らしの老犬や老猫はどうなのだろうか。庭で寝ている番犬や外出自由の夜遊び猫たちと比べて、発癌率に顕著な差があるのではなかろうか?
 もしも予想通りなら、室内で暮らしている犬・猫が慢性的に運動不足であることの有力な裏づけになります。糖尿病による失明率も比べてみれば、さらに明瞭となりましょう。
 そうなれば、動物愛護団体あたりが注目するかもしれない。室内で犬・猫を飼育することの是々非々が問題化すれば、ストラバイトなんて一遍で吹っ飛ぶんじゃなかろうか。
                                   Dr.中島健次追記(2007/06/11)
 

 

 


蛇足のついでの空想ですが…

 癌を切らずに治したい。必死の願いを込めて歩き続ける一団の人々が、ウォーキングの月刊雑誌で紹介されています。写真を意識しているのか、歩行中の皆さんの笑顔がいやに華やかで、ちょっと気になりました。私が歩くのは「歩禅」であり、他者を遮断し無念無想。となれば良いのですが、実際は次から次に雑念空想が湧き上ってきます。

 もしかして、癌患者たちの尿はアルカリ性なのではなかろうか?
 活発に分裂して増殖しようとするため、癌細胞の栄養要求は正常の体細胞よりも比較にならないほど激しいのではなかろうか?
 そのため、癌組織の周囲にたくさんの血管を新生すると共に、血管を拡張して血流を促進しようとしているのではなかろうか?
 安心・快適・怠惰⇒副交感神経優位⇒血管拡張⇒何故だか尿がアルカリ性になる。これとは別に、癌が栄養を欲しがって血管を拡張する⇒副交感神経を刺激⇒尿がアルカリ性になる、という図式もあるのではなかろうか?

 そうだとしたら、歩く⇒尿が酸性化する⇒交感神経優位となり血管が収縮する⇒血流量が低下し癌組織への栄養供給が減少する⇒癌組織が縮小⇒医者が奇跡だと驚く、のでは?

 発癌の原因の一つが低体温だという学説に、異議を唱えるつもりは毛頭ございません。
でも、一応、念のため、癌患者の尿pHをチェックしていただけないでしょうか。
 もしも、老化しつつある私の脳ミソに閃いた無責任な空想が的中し、癌になるとアルカリ性の尿が出続けるようになるのであれば、歩くことによって癌が縮小するのは当然です。歩けば必ず弱酸性〜酸性の尿が出るようになるからです。

 そういえば、糖尿病で死ぬ家系の私の周囲には、癌で死んだ者が一人もおりません。
年がら年中、いつも酸性の尿を出し続けていると癌細胞が増殖できないのかもしれない。
 あった。もう一つありました。江戸時代、めったに人々が癌で死ぬことがなかった時代、何故か不思議と居職の職人に胃癌や肝癌などが目立ったという話を何かで読んだ記憶があります。居職とは飾り職人や版木職人など、一日んち中、胡坐をかいて座りっぱなしで仕事をする職業です。運動不足で尿がアルカリ性になっていたのではないかしら。

 昔のチャイナ人が言い出したことですが、こういうのを「我田引水」と言うんでしょうね。あるいは、「牽強付会」が正解か…。いずれにせよ、昨日・今日と、久しぶりに脳ミソが回転してくれて、ちょっと嬉しい気分です。でも、ひょっとして、あれか? ほら、ローソクが燃え尽きる前に一瞬、輝くというやつ。まさか、とは思いたいけど…。Dr.中島健次追記(2007/06/12)
 

 

運動第一(前ページ)に戻る  トップへ戻る