ヘッダーイメージ 本文へジャンプ


 今月の精油 フランキンセンス (乳香)
 

 フランキンセンス Boswellia carterii Birdw

今月は12月。 街のあちらこちらからクリスマスの様々な音楽が流れて来ます。 

クリスチャンでなくてもプレゼントを交換したり、パーティを開いたり、本来は神聖なものでしょうが、この時期は何か華やぎますね。 

今月は、イエスが誕生した時に東方の三賢人からイエスに贈られたと言われる、黄金、没薬、乳香の内から、乳香(フランキンセンス)をご紹介します。フランキンセンスには心を元気にし、和ませる効果かあると言われています。

<主な成分> αピネン、 カジネン、 ジペンテン、 ファルネソールなど

 

<作用> 強壮、 鎮静、 瘢痕形成促進、 細胞成長促進、 傷治癒促進、 子宮強壮、 収斂

 

<利用法> 素敵なアロマライトやポットで芳香浴をお勧めします。 

クリスマスのキャンドルに数滴落として素敵な夜を演出しても良いですね。

 豆知識

フランキンセンスは肌を引き締める効果あることから、若返りのオイルに加えたり、スキンケアに良く使われます。 ブレンドはパチュリー屋マージョラムが良く合います。



 11月 ゼラニウム

 ゼラニウム Pelargonium graveolens

ジャケット無しでは外出できないくらい 秋風が次第に冷たさを増しています。

こんな季節にはなると、『手足が冷え辛いわ』とおっしゃる女性が多くなります。

熱めに入れたお湯で、フットバスやハンドバスを手軽に楽しんで冷えた手足をゆっくり温めてあげるのも一案です。 今月はお湯にゼラニウムを数滴落としてみましょう。 ほのかにローズを思わせるハーブ調の香りが立ち上り心を明るくし、体をじっくり温めてくれます

ゼラニウムは心身のバランスを取り戻し、ストレスを減少させてくれるばかりでなく、ホルモン系に働きかけ女性特有の悩みを改善してくれると言われています。 また皮脂バランスを整えてくれることからスキンケアにもよく使用されます。 

<主な成分>

ゲラニール、シトロネロール、リナロール、イソメントン、蟻酸ゲラニル、など

 

<利用法> 足浴(1回分)  深めの洗面器などに湯を6~7分目まで入れます。

             

天然塩(岩塩、デッドシーソルトなど)――― 大さじ 8分目  

  ゼラニウム ――――――――――  3

              上記の材料をよく混ぜて、熱めの湯(42度くらい)によく溶か 

              します。 湯が冷めるので、出来れば途中で一度差し湯をし、

10分くらいは温まりましょう。 

 豆知識

女性ホルモンに働きかける等の作用があるので、月経前の不快な症状を和らげてくれたり、更年期の辛さを軽減してくれるものと期待できるでしょう。 但し妊娠中の方は使用を避けましょう。
芳香浴などでお部屋に香らせると、思わず深呼吸したくなります。



 10月  ベルガモット

 ベルガモット Citrus bergamie

秋、感傷的な気分浸りたくなる季節になりましたね。 誰かの肩にそっと頭を置いてみたくなりませんか?

 

ベルガモットは柑橘系の植物です。 ダイダイとマンダリンオレンジの交配種と考えられるそうです。 イタリアの小都市ベルガモで初めて栽培されたのが名前の由来と言われています。

女性ならアールグレー(紅茶)の香りづけに使われていると言えばお分かりになるでしょう。

沈んだ心でもフワっと包んでくれる様な穏やかな深い香りです。
この包容力のある香りはオーデコロンにも広く使われています。

ベルガモットは不安症、抑うつ症、神経系の緊張に非常に効果的だそうです。 また、消化器系にも働きかけ胃腸の不調を調えてくれると思われます。

 

<主な成分>

リモネン、 リナロール、 ネロール、 酢酸リナリル、 ベルガブテンなど

 

<利用法>

アロマキャンドルで秋の夜長をロマンチックに楽しみましょう。 

 

 材料 ミツロウ  50~70g

    太めのタコ糸 10cm  

 割りばし 1膳

    精油ベルガモット 5滴

    厚手のガラスの器

 

 作り方 ミツロウを湯煎に掛け溶かす。 ミツロウは60度で溶けます。

     タコ糸は割りばしの中央に挟んでおく。 

ミツロウが溶けたら器に入れ、タコ糸を挟んだ割り箸を器の上に載せる。

タコ糸がきちんとミツロウの中央にまっすぐに来るように注意する。

固まればキャンドルの出来上がり。 

精油はキャンドルに火を付け、芯の周りがある程度溶けたら、溶けたロウの中に

5滴落とし入れる。


 豆知識
 
  ベルガモット精油にはブルガブテンという光感作を起こす可能性のある成分を含んでいます。
  この精油を肌に使用した場合、7、8時間は直  射日光を避けてください。



9月 ローズマリー

ローズマリー Rosmarinus officinalis



ナガタビルの花壇で

この夏は8月中旬まで非常に厳しい猛暑が続いていましたが、下旬に入ると
一気に秋を思わせるように涼しく、大雨の日が多くなりました。
しかしやはり夏はこのまま去っては行かず、このところまた数日かなり暑い日が戻って来ましたね。

今年は夏ばてせずに乗り切れそうですか? この暑さのため、水分の摂り過ぎにより胃腸が弱っていませんか? 夜しっかり眠れてますか? 

今月は夏に疲れた体をしっかり強壮してくれるローズマリーをご紹介しましょう。 

ローズマリーには消化器官の機能低下を助け、血液循環の滞りによる肩こり
や腰痛などを緩和する作用があると言われています。精神的疲労した脳に活力を入れてくれるとも言われています。


<主な成分> αーピネン、 カンフェン、 1・8シネオール、 カンファーなど

<利用法>
筋肉痛などの緩和のために、マッサージオイルとしてホホバ油などの植物油60ccにローズマリーを6滴、ラベンダー4滴、レモングラス2滴をボトルに入れ、シェイクして作ります。
入浴後にお試しください。

豆知識

ローズマリーを主体とした「ハンガリアンウォーター」はハンガリー王妃エルジュビェタ(Elżbieta, 1305~1380年)のためにもともとは痛み止めとして作られた薬です。 それをフェイスウォッシュとして使用した王妃が70歳を過ぎ、隣国ポーランドの王から求婚されたのは非常に有名な話。 別名「若返りの水」ともいわれています。。
                                                                      

8月 イランイラン
イランイラン Cananga odorata

東京・小平市の東京都薬用植物園にて

那波 孝江さん撮影、一部をお借りしました。
 

主成分>

 
 ゲルマクレンD, βカリオフィレン、 αファネッセン、
 酢酸リナリル、 安息香ベンジル、 酢酸ベンジル、 リナロール

「暑いですね~!!」 つい口に出てしまいます。今年の夏は特に厳しいと感じるのは私だけでしょうか? この猛暑に、体の調子が乱れがちになる方が非常に多いです。 

暑さの為体は冷やそうと沢山の水分を欲します。 ところが吹き出るはずの汗が、即座に冷房によって体が冷やされる為にうまく体外に排出されずに滞ってしまいます。

食欲もいま一つですね。そんな繰り返しの中で、足のむくみをひどく感じたり、体全体がだるくやる気が出なかったりされる方がサロンによくいらっしゃいます。

今月はそんな夏の猛暑を楽しく乗り切れるような精油をご紹介しましょう。

イランイランです。

 

<イランイランの特徴>

甘美な人を陶酔させえるような濃厚な南国を思わせるオリエンタル調の香りです。

イライラやストレスを落ち着かせ、おおらかな気持ちにしてくれると言われています。また、女性には嬉しいホルモン系に働きかけバランスを整えてくれるそうです。

紫外線でダメージを受けた髪には、ココナツ油やツバキ油に混ぜケアに役立ちます。

 
<芳香浴>
寝苦しい夜はちょっとロマンチックになって眠れるように、就寝30分くらい前に、電気のアロマライトに直接4,5滴落として香らせておきましょう。 素敵な夢を見られますように。

 

  豆知識
 イランイランの名の由来は マレー語のアランイラン。 「花の中の花」の意。
 古くから催淫作用があるといわれ、インドネシアでは新婚のカップルのベッドにこのイランイランの花を撒いておくそうです。



7月 ペパーミント

ペパーミント Mentha piperita

ペパーミントは、葉を1人7~8枚をティーポットに入れ、熱湯を注ぐと清清しい、スッキリとしたお茶を楽しめます。
ジメジメとした梅雨の季節が間もなく終わろうとしています。 やってくるのは
ジリジリト照り付ける太陽の季節ですね。 
こうした季節の変わり目には、多くの方が自律神経を乱し、不調になりやすいです。 そんな時期には、ペパーミントのスッキリと爽やか香りが効果的です。
頭が重く痛む方、胃がムカムカして食欲の落ちている方など一滴をティッシュに落とし嗅いでみるとスッキリします。一度お試しください。

<主成分> メントール、 メントン、1.8シネオール、イソメントン

<利用法> ルームフレッシュナー

100ccのボトルに エタノールを10cc入れ、ペパーミントの精油を
15滴から20滴入れよく振ります。 そこに精製水を90cc入れもう一度振り、良く混ぜます。

足が疲れた時に、シュッとふくらはぎにスプレーしても気持ちが良いです。
肌刺激があることが考えられます。 皮膚の皮膚の弱い方は使用を避けましょう。

豆知識

種名の piperita はラテン語で「胡椒の様な」の意味。葉を噛むと刺激的な清涼感が口の中に広がることから名づけられたと言われています。
ペパーミントはスペアミントとウォーターミントとの交配種。 この香りは、ガムや歯磨きペーストなどでお馴染みの香りです。
ミントには栽培種だけでも20種以上あり、ミント同士は非常に交配しやすいので、プランターで育てる時には、数種を一緒に植え込まないようにしましょう。




  ローズ (6月)

 ローズオットー (ローズダマスク) Rosa damascena


5月末に深大寺植物園で撮影しました。 美しく咲く姿を
ご覧になりたいなら、是非5月中旬に訪問することをお勧めします。 そっと近づいて、深く香りを吸い込んでみて下さい。幸せにしてくれるでしょう。
この時期お家の庭や塀を美しく彩っているのが薔薇です。 華やかの姿の堂々とした大輪の花から、古典的な一重のものまで種類や色、香りは数えられないくらい沢山あります。 
ここにご紹介する薔薇は、ローズダマスクと言われるオールドローズで、その香りは誰にもきっと至福の喜びをもたらしてくれるでしょう。 あのクレオパトラも好んで、毎日の入浴に薔薇の花びらを沢山浮かべ楽しんだと言われています。

水蒸気蒸留法で抽出したローズをローズオットーといいます。 ローズは花びらから抽出できる量が非常に少なく、50本以上の薔薇からたった一滴しか抽出できません。 そのため、とても高価なオイルの一つとなっています。
当サロンで使用しているローズオットーは1ml(15から16滴)で1万円以上となります。

<主な成分>
シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、酢酸ゲラニル、ダマスコン

<利用法> フェイスマッサージオイル

ローズヒップ油、カレンデュラ油、イーブニング゙プライムローズ油
マカダミアナッツ各5ml、ローズオットー2滴、カモミールローマン2滴

毎晩フェイスマッサージオイルとしてお使いください。 クレオパトラのような美が手に入るかも。
知識

ローズオットーの精油を抽出する方法は、この水蒸気蒸留法によるローズオットーの他に、溶剤を用いて抽出する
ローズアブソリュートと言われるやローズオットーよりやや安価な精油があります。 こちらは溶剤を用いる為、多少黄色味がかったオイルとなります。
お肌に使用する場合は、是非ローズオットーをお使いくださるようお勧めします。

                                  
          
   レモン (5月)

レモン Citrus limon


<主成分>
リモネン、、βーピネン、γーテルピネン、
αーピネン、サビネン、ゲラにオールなど

5月はゴールデンウィークで始まり、4月に頑張りすぎた緊張感がちょっと緩み、やる気が今ひとつ盛り上がりにくい月ですね。一般的に、五月病と言われる時期です。

今月はやや下向きになりかけた心に元気を与えてくれる精油をご紹介します。
それが“レモン”です。 

レモンは、お料理や添え物としてお馴染みのビタミンCが豊富な果物ですが、精油における効用範囲は非常に広いと言われています。

レモンの精油は体を感染から守る白血球を刺激すると言われ、免疫力を高め、傷や感染症に対し効果的と考えられます。香りはクリアな清涼感があり、疲れた頭と心に活力を与えてくれるでしょう。 食欲の無い時には、このすっきりとした香りが胃液の分泌を助けてくれます。

<<利用法>
レモンには、古くなった角質を除去する効果があると言われています。
今回は、爪のためのケアクリームの作り方をご紹介します。ちょっと固めに作ってみました。

材料(ネイルクリーム30gあたり)
レモンの精油     5滴
ローズウッド精油  2滴
ミツロウ        6g                                         ホホバ油       18ml
                      カレンデュラ油    2ml

精油以外の材料を湯せんにかけます。 ミツロウは融点が60度。 全て解けたら湯せんからはずし、荒熱を取り、容器に流しいれます。 その中へ精油を混ぜながらクリーム色になるまでしっかりとかき混ぜます。冷めたら出来上がり。

レモンの精油には光に反応を起こす(光感作)恐れがあるため、使用後は直射日光を避けましょう。
豆知識

レモンは本来インド原産と言われていますが、12世紀頃に十字軍の遠征と共にヨーロッパに持ち込まれたそうです。現在は南米、米国、スペインなど外国で盛んに生産されていますが、国内の和歌山、高知、宮崎などでも生産されています。果皮にはビタミンB1, ビタミンC,、カルシウム、カリウムなども含まれているそうです。
                                                               
 
 
ラベンダー (4月)

ラベンダー(真正)Lavandurla augustifolia


サロンのベランダで育てているラベンダー。
 
ラバンジンもまだまだ小さいですが、ご紹介の出番を待っています。
桜咲き、日本では学校や職場などで全てが新しく始まる4月。
新しいことは楽しいことばかりではなく、不慣れから不安を抱くことなども多いですね。 ついつい頑張りすぎて気がついたらうっかりため息をついたり、なんだか眠りが浅くなっていませんか?
 
そんな時には ラベンダーの優しく包んでくれるような明るい香り
が深いリラックス感を与えて心を落ち着けてくれます。女性にも男性にも違和感無く受け入れられやすく御家庭でも安心してお使いいただけるでしょう。 ラベンダーには精神的な作用に加え、ストレスによる肩こりや高い血圧を下げるなどの作用もあると言われています。

ラベンダーには幾つか種類がありますが、今月お勧めするラベンダーは、ラベンダー アングスティフォリア、 一般的にラベンダー(真正) と言われています。

 <主成分>
 リナロール、酢酸リナリル、オシメン、カリオフィレン

 <利用法>
眠る前にベッドルームにルームスプレーしましょう。 ティッシュに原液で1~2滴落として枕のピロケースの中に入れてみてくだ さい。
目を閉じるとまるで7月の北海道に一面に咲くラベンダー畑にいるかのようです。 きっと深い眠りを導きすっきりとした朝を迎えられるでしょう。
豆知識
 
この他に ラベンダーには以下の種類もあります。
 
スパイクラベンダ刺激の強いかなりくっきりとしたした香り。 ラベンダー真正よりも背が高く、低地に生育。
               呼吸を楽にさせ 頭をすっきりさせてくれます。筋肉の疲労や筋肉痛やリウマチ痛の緩和にも  
               効果的と言われています。
 
ラバンジン真正とスパイクラベンダーとの交雑種。
         樟脳を思わせるカンファー臭を伴っていますが、スパイクラベンダーほど鼻につんとくる
         ような刺激臭ではあ りません。むしろリフレッシュさせてくれます。作用としては筋肉の  
         強張りや様々な痛みに効果的と言われています。     


     ユーカリ (3月)

ユーカリ グロブルス Eucalyptus globulus
この時期は花粉症の方にとって辛い季節ですね。
スギ花粉の飛散は2月頃から始まり4月頃まで、その後5月までヒノキ科花粉の飛散が続くそうです。
また鼻水、くしゃみ、鼻水といった症状はこの花粉の飛散量と大きく関係しているそうです。今年の花粉の飛散量は昨年並みとか。

そこでお奨めするのが、ユーカリ グロブリスと言う精油。
フトモモ科の木の葉から抽出したものです。

香りは清清しい、クリアです。

<主成分>
1.8シネオール、d-アルファフィネン、テルピネオールグロブロールなど

<利用法>
*乾燥しているこの時期に、朝起きたら先ずお部屋に手作りエアフレッシュナーでシューシューとスプレー。
レシピ:精製水80cc、無水アルコール20cc、精油ユーカリ
5滴、ティートリー3滴 ペパーミント3滴 レモン4滴を全て容器に入れ、カシャカシャ。出来上がり。


*マスクのガーゼの中に、ユーカリグロブルスを1滴浸みこませたティッシュを入れておくと、鼻も喉もすっきりとしてくれます。
*

豆知識

オーストラリアでは、ユーカリをガムトリーと一般的に呼んでいます。 初めて聞いたときはゴムの木かと思いましたが、関係は無いようです。 オーストラリアでは、 公園や街路樹、庭などどこでも見られます。 郊外に行くと100mくらいの天まで貫きそうな高さのものも多く、その種類は数百種とも言われています。 オーストラリア・メルボルンで私たちが借りていた家のフロントヤード(前庭)にも3mくらいの低く横に広がるガムトリーがありました。 葉は日本でお馴染みの丸いものよりも、海賊が持つ大きな刀のようなものが多かったです。

                                                                           
フッターイメージ